どうやら「ヘーゲルからカントへ、そして再びヘーゲルへの回帰」みたいな単純な往復史観は時代遅れ。今や多様で多態的な「事象の地平線としての絶対他者との接近遭遇(Close encounter)」が問題なのです。
*これまで無造作に「事象の地平線」なる言葉を用いてきたが、どうやら「後期ウィトゲンシュタインいうところの言語ゲーム(Sprachspiel)にとっての事象の地平線」と認識するのが正しいらしい。前期ウィトゲンシュタインは形而上学を否定する為に「語り得ないものについては沈黙せざるを得ない」としたが、実際の言語ゲームは「それでも語らざるを得ない何か」について語り続ける事を強要されるのである。
【雑想】機械学習は「炎上の火元」を特定し「予報」を可能とする?
redditの全コミュニティーのうち、わずか1%(赤い点)のコミュニティーが74%の争いのキッカケを作ってる。このパターンをLSTMで深層学習して争いを予測するモデルを作ったので、モデレーターに対して注意喚起する空襲警報のようなシステムを作れるかもって。おもしろーいhttps://t.co/NEPBz0TIU8 pic.twitter.com/jD1tzU1UDf
— Ken Nishimura / 西村賢 (@knsmr) 2018年3月13日
既存のフィクションにもなかった大胆な発想ですね。以下続報…
グレイテスト・ショウマン観てきました⑤ これは「プロパガンダの基本」バーナム効果の実践映画?
18世紀後半,イギリスに誕生した近代サーカスは,19世紀半ばになるとアメリカにおいても盛んになってくる。その中心人物は,アメリカの歴史上最大の興行師といわれるP.T.バーナムである。しかし,舞踊史上最大の興行師であるディアギレフについて語られるのとはちがい,バーナムに対しては舞台芸術オーガナイザーとしてある種のリスペクトをもって語られることがない。
(なにしろ)バーナムが大成功するきっかけとなったのは,いわゆる「奇形」見世物なのである。つまりその時代に人体の「奇形」とされるものを見世物にするという,現在から見ればきわめて差別的な意図が根底にある。人権という意識が国際的にも広く流布している現在,この種の慣習はほとんど見ることができない。ただしこれは姿形を変えて「フリークショー」とかサイドショーと呼ばれるものとして数こそ少ないが残存している。1870年代バーナムはこのような「奇形」見世物と動物芸,それに加えて人間のアクロバットを統合し,他の小さなサーカス団吸収して自分のサーカスと合体させ,これが文字通りの「地上最大のショー」(The Greatest Show on Earth)に発展してゆく。
こうして全体像を俯瞰してみると「グレイテスト・ショウマン(The Greatest Showman、1017年)」は「サーカスの創始者」P.T. バーナムの伝記が原作というより、「バーナム効果をサーカスを支える精神として採用した場合の展開例」として捉えるべきなのかもしれません。
バーナム効果(Barnum effect) - Wikipedia
続きを読む誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象。
1956年にアメリカ合衆国の心理学者、ポール・ミール(P.E.Meehl)が、興行師 P・T・バーナムの "we've got something for everyone"(誰にでも当てはまる要点というものがある)という言葉に因んで名付けた。アメリカの心理学者バートラム・フォア(Bertram Forer)の名をとってフォアラー効果(Forer effect)ともいう。
被験者に何らかの心理検査を実施し、その検査結果を無視して事前に被験者とは無関係に用意した「あなたはロマンチストな面を持っています」「あなたは快活に振舞っていても心の中で不安を抱えている事があります」といった診断を被験者に与えた場合、被験者の多くが自分の診断は適切なものだと感じてしまうが、この現象を「バーナム効果」と呼んでいる。
グレイテスト・ショウマン観てきました④ 「奇形への差別に対する取り組み」の先例としてのディズニー映画
さてミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン(The Greatest Showman)」冒頭の主題歌「The Greatest Show」を聞いて「これは純度が高過ぎるFascism!!」と直感した人がどれくらいいたでしょうか?
*この曲、劇中では「(おそらく主人公たる「アイディアマン」P.T.ボーナムの内面世界を表している)物語冒頭」と「(実際の出演者と観客を得てアイディアが現実に変わった結果、P.T.ボーナム自身がそこに居場所をなくす)物語掉尾」に切り離されて流れ、その間に「The Other Side」が挟まる形式。この感じがまた村上龍「愛と幻想のファシズム(1984年〜1986年)」っぽい。もちろん現実のFascismは、実際のサーカスの歴史と同じくらい後ろ暗い側面を山ほど持ち合わせている訳だが「純度が高い」とは、これをトリミングによって完全に消し去る事に成功しているという事でもある訳だ…
続きを読む【雑想】ドイツ語は何か怖い?
ドイツ語は何か怖い…
今使ってるドイツ語の参考書が、なんかなんか怖い。 pic.twitter.com/cVJncx6cFr
— らいと #春から熊本大学 (@nomarai0215) 2018年3月20日
これはその、「ほかのお店では真似できない」魅惑のドイツ文化風味との相性が試される、一次予選のようなものだとお考えいただければ…(^^;https://t.co/PkAdy0mpn7
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) 2018年3月20日
「アジテーションに向いている」という辺りで漢字文化に近いイメージも…
【雑想】本当は恐ろしい「タケコプターの正体」?
息子「タケコプターってなんであんなに激しい動きなのに頭から取れないんだよwww」
— よく眠りたまに色々考える主婦 (@toppinpararin) 2018年3月2日
8歳娘「くい込む…あたまの骨と…脳みそに…」
私「こわいよ」
息子「そして空を飛ぶ幻覚を見せる…」
私「やめろよ」
あ、これあれだ…永井豪「デビルマン(1972年〜1973年)」原作冒頭に登場する「デーモン族の歴史が刻まれた被り物」。確かバージョンによっては「ハルマゲドンまで全て被り物が見せた幻覚だった」という展開もあった筈。
さらにはこんなネタも。
行く国がなくなったらいよいよヴァーチャルワールドでキノの旅だな・・・。「旅人さん、頭にこれを付けて下さい」「はい」「そして”リンクスタート”と言うのです」「リンクスタート。――お? うわああああ、すごい、これはすごい」「でしょ?」「なんでいるのエルメス!?」#キノの旅
— 時雨沢ガンゲイルオンラインアニメ化! (@sigsawa) 2018年3月17日
本題に戻ると…
タケコプターは一見プロペラに見えますが、もちろんあのサイズの羽根で人ひとりを浮かせるだけの推力を得られるはずがありません。回転しているのは「飛行中」を示すインジケータです。実際は、地下にある重力波発生アレイの干渉域を指定するための座標送信プローブです。(てきとー) https://t.co/WGdMaFe0Rj
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2018年3月4日
現代の科学では実現不可能と言われている。プロペラで飛ぶならば体重に対しての巨大な羽を必要とするし、人間は首の骨だけで体重を支えることは不可能なので首吊り自殺と同じ原理になるし、回転による遠心力によって首がもげ落ちることも想定される。とりあえず俺たちが生きているうちは開発されることはないアイテムだと言えよう。
飛行原理はプロペラではなくて反重力フィールドを使っているという説もある。現在では、この説が一般的でドラえもんファンの間では常識となっているらしい。
本作の中で設定が修正されたり、具体的な原理の説明が行なわれているわけではないので、どちらも仮説にしか過ぎないようだ。
どちらの考え方の方がロマンが広がる?