諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【20世紀と21世紀の狭間】「悲観的ガイア仮説」や「セカイ系レッテル貼り」の起源について。

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世界的にカリスマ的人気を誇る「漫画家」荒川宏画伯には「原稿執筆スケジュール調整により出産/育児休載を回避した」物凄いエピソードがあります。これで女性作家と認識されるのが遅れたという側面も。その一方…

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逆に女性(というより妊娠経験者?)でないと絶対に描けないと誰もが確信したSF漫画が白井弓子WOMBS(2009年〜2016年、2010年第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作、2017年第37回日本SF大賞受賞作)」…何しろ主人公が転送兵異生物の子を孕んで空間跳躍力を備えた妊婦兵士)。「腰を落とせ…まずは安定感。大地に根を下ろせ。絶対に転ぶな。次に腹を守る。一にも二にも腹を守る。貴様らの汚いツラを守ろうとするな。腹なくして転送兵なし。さもなくば死である。そいつを体に叩きこめ」ですよ…「軍曹、こんなんじゃ生理が止まってしまいます」「貴様らはここで生理を迎える予定はないはずだが?」「月経じゃなく、卵胞期から排卵を経て黄体期に至る周期の事です。移植が出来なくなりますよ」「ほぉ、一丁前に私を恫喝するか。ここは母親学級ではない。貴様らはこのウェイトベストより重い体を引き摺り、銃弾の雨の中を転送ポイント求めて這いずり回る存在だ。母性保護は産科でやれ!!」ですよ…まさかロバート・ハインライン宇宙の戦士Starship Troopers,1960年)」やジョー・ホールドマン終りなき戦いThe Forever War,1972年〜1974年)」から、こんな亜種が発想し得るだなんて(涙目)…しかもそこから「座標空間へのアクセス」の話に…そう「青は藍より出でて藍より青し」。この作品はちゃんと21世紀にも通用する本物のハードSF作品でもあるのです…

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【熱科学方程式】「中高生までの代替学問」としての受験学科の弊害?

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以前から抱えてきた「どうして中高生向け数学はオイラーの公式(Euler's formula)e^θi=Cos(θ)+Sin(θ)iすなわち三角関数と指数・対数関数の連続性)」なる疑問…

科学分野では「熱科学方程式」がこの範疇に入る模様? ただし全く逆ベクトルで…

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【雑想】遂には「HDDの時代」まで終わる?

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過去に「(2007年頃に始まり、2012年以降加速した)インターネット大量情報転送時代の前風景」としてのi-modeCDーROMの全盛期の歴史についてまとめた事があります。

何故か「エロゲー全盛期」や「MMORPG全盛期」とも重なってくるのが興味深いところ…

ソーシャルゲーム全盛期」なんてのもありました。

そして激動の2010年代に突入…スマートフォンFirst Screenとして定着していく展開。

遂には…「HDDの時代」が終わる?

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【雑想】「世界文化のバックアップ用外付HDD」としての日本?

実は日本にも「自主規制」に邁進して「子供向け漫画」の枠内に留まり続けた「少年向け月刊誌」が、冒険を恐れなかった「少年向け漫画週刊誌」に淘汰されていた歴史があったりして。

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【雑想】どうすれば「群盲撫象」状態は回避されるのか?

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進歩主義(Progressivism)」の起源は「科学実証主義(Scientific Positivism)」で、そのさらなる大源流をルネサンス期イタリアのアリストテレス主義Neo Aristotelianism)まで遡ります。古代ギリシャ時代の古典が(主にそれへの注釈と言う形で展開した)アラビア哲学経由で近世以降の欧州に伝わって派生したものの…

実践知識の累積は必ずといって良いほど認識領域のパラダイムシフトを引き起こすので、短期的には伝統的認識に立脚する信仰や道徳観と衝突を引き起こす。逆を言えば実践知識の累積が引き起こすパラダイムシフトも、長期的には伝統的な信仰や道徳の世界が有する適応能力に吸収されていく」。それがイタリア・ルネサンス期にパドヴァ大学ボローニャ大学の解剖学部で流行した新アリストテレス主義の骨子であったが、やがて天文学の世界における天動説と地動説の衝突を招いてしまう。当時パドヴァ大学教授だったガリレオ・ガリレイGalileo Galilei、1564年〜1642年)が異端審問に掛けられ、「合理主義哲学の祖ルネ・デカルトRené Descartes、1596年〜1650年)が「世界論Le Monde、1633年執筆)」発表を断念し(デカルト死後の1664年に公刊)、今日では「リヴァイアサン(Leviathan, 1651年)」の著者として知られる「法実定主義(Legal Positivism)の父トマス・ホッブズThomas Hobbes, 1588年〜1679年)が政治哲学分野への転身を余儀なくされていく時代…

そして最終的には科学哲学者ポパーの「反証可能性Falsifiability)」の世界へ。

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【時代証言の重要性】「未来に生き延び続ける」困難性について。

今は全てが大変な時期だからこそ「その環境で暮した人々が実際には何を考えていたか」後世になってから問われる展開を迎えそうです。例えば坂口安吾日本文化私観(1942年)」みたいに…

記録は少しでも多く残した方がいいです。内容はなんでもよろしい。はてなブログを2010年代後半から続けて来た立場から言わせれば「後世の人間が今の時代の何に興味を持つかなど現時点でどんなに熟考したって判らない(そもそも後世の自分がその時点で何をどう感じるかすら不明)」というのが正直なところ。まぁ大雑把にまとめると「来年の事を言うと鬼が笑う」って話ですね。これまでの投稿で繰り返し触れて来た「人類の認識可能範囲外を跋扈する絶対他者」の絶対他者性は、まさにそんな「予測の絶対不可能性」によって担保されているのです。

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