諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

2016-04-27から1日間の記事一覧

資本主義の起源はプロテスタント?それともカソリック?

ochimusha01.hatenablog.com 実はどっちと考えてもさほど大きな問題は起こらない。そもそも「ユダヤ教徒でした」とか「イスラム教徒でした」といったどちらでもない回答も存在する。

マックス・ウェーバーの「鋼鉄の檻理論」

人間は自己分析の結果、何が悪か認識するとまず真っ先にそれを対立陣営に投影しようとする。まさしくカール・シュミットの「友敵理論」そのもの。

実際の歴史上における本当の悲劇

そもそも「世界史とは海の国と陸の国の対決の歴史であったとする世界観」とか「帝国主義そのものを悪とみなし、非武装中立の即時実践を正義と掲げる世界観」みたいな粗雑な歴史観は死角が多い。 例えば以下の様な歴史的悲劇を見逃してしまう。 Relish in Rus…

ドラマ性に欠ける自由交易圏側の歴史

ハプスブルグ帝国に組み込まれる事を拒絶して独立したスイスの文化史学者ブルクハルト(Carl Jacob Christoph Burckhardt,1818年~1897年)は、シスマ(Schisma、教会分裂)期(1378年~1417年)に領主化した教皇とその背後でのボルジア家やメディチ家の暗躍…

江戸幕藩体制下での価格革命がもたらしたもの。

欧州には伝統的に「権力は悪」とする立場と「経済は悪」とする立場の対立がある。その背景として、貨幣経済浸透に伴う価格革命(インフレ進行に伴うランティエ(rentier、地税生活者)階層の没落)の皺寄せが庶民にいった事が挙げられる。 一方、江戸幕藩体…

「歴史における危機」と経済的破局

ハプスブルグ帝国に組み込まれる事を拒絶して独立したスイスの文化史学者ブルクハルト(Carl Jacob Christoph Burckhardt,1818年~1897年)は、シスマ(Schisma、教会分裂)期(1378年~1417年)に領主化した教皇とその背後でのボルジア家やメディチ家の暗躍…