諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

2016-12-07から1日間の記事一覧

【ソードアート・オンライン】【人工知能】【MMORPG】【年表】「TV系サイバーパンク」は次段階に進化出来たのか?

今回は以下に関する話。 重度のMMORPG中毒でもあった河原礫は、仮想空間の概念の専有権を主張する「中年危機に陥った元ヒッピー層」から引き剥がすべく「ソードアート・オンライン(2002年〜)」の構想に着手する。 「ソードアート・オンライン」には「トッ…

【この世界の片隅で】【サザエさん】丁寧に排除された父権主義の痕跡。そもそもそれは当時の庶民の生活の中に根付いていたの?

「この世界の片隅で」という作品には原作にも長編アニメにも20世紀に絶滅した「家父長的な父親や夫」が一切登場しません。まぁこの点は新海誠監督作品「君の名は」もそうなんですが。 そこが聞きたい「君の名は。」大ヒット 新海誠氏 新海 私の作品に父性主…

【この世界の片隅に】【ブギーポップ】この作品が絶対に流行しない確固たる理由?

最近こういうの流行してるの? 「この世界の片隅に」見てからしばらく考えたけど、これやっぱ"映画インテリ"的な人向けに作られてて自分のようなアニメ素人はロクに楽しめないんじゃないか。なんか上から"かみしめろ、結論するな、感動が逃げてく"みたいなこ…

【ブギーポップ】「ヒッピー文化」と「グランドホテル方式パニック映画」の思わぬ落とし子。

1990年代をあれほど席巻したマルチメディアCD-ROMタイトルは、どうして後世に爪跡一つ残す事なく消え去っていったのでしょうか? ヒストリー| INFOCITY 1992年 、マルチメディアCD-ROMタイトル「L・ZONE」が、㈶マルチメディアソフト振興協会主催マルチメデ…

現実的なコンピューター解析技術が物語展開に決定的な役割を果たした最初のSF小説「アンドロメダ病原体(The Andromeda Strain、1969年)」

テクノロジー小説の嚆矢とされるマイケル・クライトンのSF小説「アンドロメダ病原体(The Andromeda Strain、原作1969年、映画化1971年)」。実はその日本語題名には大きな問題があります。 「strain」は直訳すると「病原体」ではなく「菌株」。そして「アン…

リスボン大地震(1755年11月1日)なる近代哲学の原風景

ところで近代哲学の大源流はエドモンド・バークの「崇高(Sublime)」やカント哲学の「物自体(独Ding an sich、英Thing-in-itself)」といった発想。 ここまで遡ると、当時の欧州人全員なら一斉に思い浮かべた「原型」に辿り着かざるを得なかったりします。…