諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

古代史

神殿宗教の興亡と啓典の民の誕生

ochimusha01.hatenablog.com 中世イスラム世界を代表する歴史哲学者イブン・ハルドゥーン(1332年~1406年)のアサビーヤ(عصبية 'aṣabīyah)論 「田舎や砂漠(بدو badw、バトウ)」の集団は質実剛健で団結力が強く「都市(حضر ḥaḍar、ハダル)」の住人を服…

政治も経済も社会(宗教)に埋め込まれていた時代の日本(倭国)

人類が新社会を構想し実現するには、ある種の存在不安の共有が不可欠らしい。 王権誕生 日本の歴史02 (講談社学術文庫) posted with ヨメレバ 寺沢 薫 講談社 2008-12-10 Amazon Kindle ochimusha01.hatenablog.com 日本の場合、一番最初にはこんなのもあっ…

アフリカ北岸最後の黄金期(14世紀)

中央アジアにエフタル(英語:Hephthalite、パシュトー語:هپتالیان、インドのフーナ(Hūna)/シュヴェータ・フーナ (白いフン)、サーサーン朝のスペード・フヨーン(白いフン)/ヘテル(Hetel)/ヘプタル(Heptal)、東ローマ帝国のエフタリテス(Ephtalites)、…

4世紀から5世紀にかけて流行した「剣と法の天秤」信仰

4世紀~5世紀にかけて中央アジア近隣を極めて相似性の高い思考様式が席巻した。そこにある種の時代精神を見出す立場もあれば、3世紀ペルシャで発祥し西はイベリア半島、東は中国まで広がったマニ教(やはり4世紀から5世紀にかけてが最盛期)が媒介となっ…

「悪」すら存在しない世界

スイスの文化史学者ブルクハルト(Carl Jacob Christoph Burckhardt,1818年~1897年)は、ルネサンス期イタリアを分析して「権力は、何者がそれを行使するにしても、それ自体においては悪である」という結論に到達した。ここで断罪されているのは概ね「(領…

悪とは「時代遅れの正義」の事?

“All bad precedents begin as justifiable measures(どんな悪しき前例も、最初は正当な方法として始まったのだ)” - Gaius Julius Caesar Faoi móidh bheith saor - ‘’Nymphs of the sword’’, painting by Gordon... 構造主義社会学成立に強い影響を与えた…