金色夜叉
作品内容そのものについての考察は次回(未視聴者厳禁の激しいネタバレあり)。 とりあえず前回までで「セカイ系大戦を巡る動き」の大半は振り切りました。残るのは「ディズニー作品やジブリ作品をLovestoryとして楽しんできたのに、梯子を外されてご機嫌斜…
作品内容そのものについての考察は次回以降(未視聴者厳禁の激しいネタバレあり)。日本の評論家がサボり過ぎてるせいで、その前に語っておかないといけない事があまりに多過ぎる(責任転嫁)。まぁサボってるのは日本の評論家だけじゃないとも。 そもそも私…
作品内容そのものについての考察は次回以降(未視聴者厳禁の激しいネタバレあり)。とりあえず伝えておかないといけないのは … 【悲報】ジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』は一切セリフがないことが判明!! 売れるのこれ? | やらおん! 評論家は…
現実社会はより冷酷です。「文武両道」というけれど、そもそも「文」の原義は「装飾」。軍隊を支える交通網と人材供給網と兵站網こそが基本インフラで、これを民政レベルで支える官僚制やその全てを正当化する宗教儀礼(政教分離後の「国家行事」)は全て上…
いよいよ「高慢と偏見とゾンビ(Pride and Prejudice and Zombies)」封切りですね。 日本国内には「原作に対する冒涜だ」という声もある様ですが、さにもあらず。 そもそも原作者のジェーン・オースティン(Jane Austen 1775年〜1817年)が自ら小説を書き始…
椎名橙「それでも世界は美しい(原作2009年〜、アニメ化2014年)」が「リミッターが外れて雨降らしから雷呼びに進化した妖術使い」の正室と「片目眼帯魔女(ケミカル系)」の側室の全面戦争に突入? ラノベじゃよくありがちな展開だけど、実はこうした展開の…
マルクス史観においては完全に黒歴史とされていますが、19世紀末から20世紀初頭にかけてマルクス主義を奉じて有意味な足跡を残したのはあくまで共産主義政党ではなく社会民主主義政党。 *「(国防軍が総本山の)王党派は皆殺し」「(漁夫の利を得てどんどん…
日本アニメ業界の重鎮たる大塚英志は「萌えアニメはソフトポルノ」と断言したそうです。その事自体については是非に及ばず。この解釈を喜んで全面肯定しよう・現在の「萌え」とは「ポルノ」である! 【▲→川俣晶の縁側→辛口甘口雑記】 でも、そももも「女子が…
尾崎紅葉「金色夜叉(1897年〜1902年)」のメインヒロインが(前半以外はほとんど活躍しない)お宮というより(後半ただひたすら貫一へのアタックを敢行しては玉砕し続ける)赤樫満枝だという話… そういう意味において「金色夜叉」は以下の起源でもあるので…
Wikipediaには、その独特の「反商業主義的スタンス」同様、所々完全に崩壊し尽くしたページがあります。以下などはその典型例。 合理主義 - Wikipedia 合理主義とは感覚・経験ではなく理性・論理(辻褄)・合理性に依拠する態度である。理性主義(Rationalis…
時代の変遷は時として残酷である。 最近の若者は「手塚治虫や大友克洋のどこが斬新なんですか? ありきたりの表現ばっかりじゃないですか。」と指摘する。 まさしく「誰がカレー粉を調合したかなんて、誰が覚えてる? カレーの味は最初からああだったんじゃ…
アイルランド人の観点すればアメリカ人や日本人はとんでもない「文化侵略者」と映っても不思議はありません。なしろ「Celtic Exploitation Contents」のオンパレード。 Tuatha Dé Danann marvel - Google 検索 しかも単なるExploitationより問題は深刻。どう…
私の中で「フェリーニのカサノバ(Casanova Di Federico Fellini、1976年)」は「Clockpunkの代表作」という位置付けの作品です。 何が壮絶って「いかがわしさや馬鹿らしさと紙一重の若さ」を剥き出しの状態で提示する一方で「いかなる雄弁にも派手な装飾に…
伝説の老舗SM雑誌として名高い「奇譚倶楽部(1947年〜1983年)」の編集者がこんな事を書いてました。 「奇譚クラブ」の絵師たち (河出文庫) posted with ヨメレバ 濡木 痴夢男 河出書房新社 2004-07-02 Amazon Kindle 「エロティズムこそ不変なんてとんで…
日本では「鹿鳴館」が建設された明治16年(1883年)から、それが民間に払い下げられた明治22年(1889年)にかけてを「鹿鳴館時代」と言ったりします。その間は日本の風俗習慣の欧化を目指して明治政府の要人や日本の華族や外国大使などがしばしば集って夜会…
一般に「恋愛とロマンス(俗語で執筆される読物)を最初に結びつけたのはルソー」とされる事が多いです。「世界初のラブロマンス」として名高い「ジュリまたは新エロイーズ( Julie ou la Nouvelle Héloïse、1761年)」を発表したせいですね。*ただしその内…