諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】Sword Art Online 18巻でひとまず完結?

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とりあえず原作18巻でやっとWEB掲載分は完了。「こんなとこさ…いたのけ」の一言に全部持って行かれた感あり。そしてまさかの「今度の敵は宇宙獣」エンド…

ハリウッドでSAO実写化を手掛けるのは「ミッション・インポシブル/ローグ・ネーション」を手掛けた「スカイダンス・メディア」なのか…

やべぇ、もう「クライン」と「エギル」いるじゃん。しかし、まさかキリトをトム・クルーズが演じるわけじゃないよね?


このブログでこの投稿はちょっとイレギュラーに見えるかもしれませんが、1990年代から2000年代への時代精神の推移を語るにあたって「死のゲーム(Death Game)」流行への言及は欠かせません。要するに、いずれは以下の作品と併せ言及は避けられないと考えてました。

既に文化史上における歴史区分では「2000年代後半から顕著となる新たな時流によって所謂セカイ系の時代が終わった」という流れまでは想定済み。

問題はその後で「東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)の影響を色濃く受けた部分とそうでない部分があり、これを契機に歴史区分を分けるかどうかさえ現段階では定かでありません。そういう時代にあって複数の歴史区分を生き延びてきた「生還者(survivor)」の証言は極めて貴重なものとなります。

河原礫「ソードアートオンライン(以下SAO)18巻あとがき」

 このSAOというお話は、2001年の秋頃から、第9回の電撃小説大賞に応募する為に書き始めたものです。2002年春の〆切までには初稿が完成したものの、当時の規定枚数を大幅にオーバーしてしまい、どこをどう削って良いか解らずに応募を諦めてしまいました。


SAOを書き始めた時に私の頭にあったのは、所謂「アインクラッド編」だけ。もっと言えば75層でデスゲームがクリアされる直前の、ほんの数週間のストーリーだけだったのです。しかしその後ホームページを開設し、SAOをネット小説として掲載した結果、幸運にも多くの読者の皆さんから「続編を」という声を聞くことが出来ました。間に外伝を挟みながら第二部「フェアリー・ダンス」第三部「ファントム・バレット編(掲載当時は「デス・ガン編」)」と連載を続け、第四部「アリシゼーション編」の連載を開始したのは2005年の1月だったと記憶しています。当時の私がどうしてそれまで書いてきたVRMMOものという枠を離れて、ボトムアップAIや無人兵器、量子脳理論やシュミレーテッド・リアリティといった大掛かりなテーマに挑んでいったのか今となっては思い出すことが出来ません。覚えているのは、何度も壁に突き当たりながら夢中で書き続けた事だけです。アリシゼーション編のネット連載が終了したのは2008年の7月でした。

ほぼ同時期、私は「超絶加速バーストリンカー」という作品をとある小説投稿サイトに連載し、それを6年越しの再挑戦で第15回電撃小説大賞に応募、幸運いも受賞して「バーストリンカー」を改題した「アクセル・ワールド」で商業デビューする事になります。そしてそのお知らせを自サイトに掲載したところ、担当編集者の三木一馬氏から「SAO」を読んでみたいというメールが送られてきたのです。

約8年かけて書き溜めたSAOシリーズの原稿データをまとめて送信し、それを三木さんが編集業務の合間を縫って1週間で読破して「これを電撃文庫から出版しましょう」と言ってくれた時のことは今でも覚えています。

そろそろ誰かが担当編集が同じ三木一馬佐島勤魔法科高校の劣等生(WEB連載2008年〜2013年、アニメ化2014年)」、2ch掲示板「魔王『この我のものとなれ、勇者よ』勇者『断る!』」スレ投稿を初出とする「まおゆう魔王勇者(WEB投稿2009年9月〜11月、書籍化2010年〜2012年、アニメ化 2013年)」「GATE自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第一部WEB掲載2006年〜2009年、第一部単行本化2010年)」などについてまとめて語る頃合いなのかもしれません。それもケータイ小説Deep Loveシリーズ(WEB掲載2000年〜2003年、コミック化2004年〜2006年)」を前史とする形で。
Yoshi - Wikipedia

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 ただでさえ「インターネットの時代」の展開は目まぐるしいのです。

そこで現時点で気になってるのは「2000年代のWEB小説は何を残したか」よりむしろ「(CD-ROMタイトルを手掛けた)ハイパーメディアクリエーター達はどうして次世代に継承されるべきものを何も残せなかったか」だったりして。

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【追伸】SAO19巻出ました。まさかのベビーラッシュ状態!! アリシゼーション編の「後日譚」その1の前編という扱いで20巻に続く…