諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【オルタナ右翼】【オルタナ左翼】「やがて両者は合流する」という中道派アメリカ人の冷徹な見解

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Metalentes podem significar o fim das máquinas DSLR - Tecnologia

最初に断っておきますが、米国SNS上では「回覧数4桁」が「そういうの流行してるのか」と俎上に上る最小単位、ましてや政治的話題に至っては「回覧数5桁以上」でないと「影響力ある意見」にカウントされる事はありません。

そういう意味では以下はあくまで「水面下の展開」に過ぎません。ただ、この世界では「前日の3桁が今日の6桁」なんて展開が十分に起こり得ます。そういう意味で「要注意」って次元の動き…

毎週末恒例の抗議集会。簡単に説明すると、ソウル中心部の市庁前広場や光化門交差点のデモで注目を浴びる“おいしい場所”は、まず、左派系労組や市民団体が陣取り、自主的に集まった市民がそれを取り囲む。

群衆の外には屋台が出て、市民は結構、集会を楽しんでおり、軽い雰囲気もある。子供連れも目立つ。火炎瓶が飛び交い、デモ隊に催涙弾が撃ち込まれるといった一昔前の過激さはない。ただ人数がすごい。

暴動にもならず、平和的な集会だ。以前と比べて市民の意識が成熟した証拠だろうが、韓国メディアはそんな自国での集会を「先進国化」「一流市民」などと称賛している。韓国人はこの「先進国だ!」「われわれは一流だ!」という言葉が好きだ。特に、メディアの間でこの風潮が目立ち、今回も韓国メディアによく登場した表現だった。

集会が終われば酒盛り。飲食店では深夜近くまで子供まで連れてワイワイ、ガヤガヤ。ついさっきまで、大統領退陣を叫んでいたのが信じられないほどの陽気さだ。集団で気勢を上げた後は、妙な安心感に集団で浸っている。

【ソウル=桜井紀雄】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求め毎週末にソウルなどで行われている大規模集会は、過激なデモで知られる労働組合組織や「親北反日」団体が中核を占める。そこに崔順実(チェ・スンシル)被告の事件に反発した多数の市民が合流した形で、「民意」の後ろ盾を得て反政府左派勢力が勢いづく可能性が高い。

集会を主催した「朴槿恵政権退陣非常国民行動」は、約1500の市民団体で構成されている。その中心を担うのは、全国民主労働組合総連盟(民主労総)など、過激な反政府活動を展開してきた労組団体だ。

もともと、労組側がデモを計画していたところに崔被告をめぐる疑惑が拡大。「反朴政権」でその他の市民団体が相乗りし、ソフト路線に切り替わった。

慰安婦問題で反日姿勢を鮮明にしてきた「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」も加わり、集会で慰安婦問題の日韓合意の破棄などを訴えてきた。これまでの集会では、日本の複数の労組など左派団体の参加も確認されている。

北朝鮮とのつながりから当局が利敵団体とみなす組織も中核に位置する。「ハヤ(下野)、ハヤ、ハヤ~」の歌詞で韓国でブームとなった集会の主題曲を作詞した尹(ユン)ミンソク氏自身が、北朝鮮金日成(キム・イルソン)主席をたたえる歌を作るなどして逮捕された経歴を持つ。

北朝鮮は一連の事件に便乗し、朴氏を誹謗(ひぼう)する報道を連日行っており、当局は、韓国の親北勢力を通じた北朝鮮による反政府世論の拡散を警戒している。

まず中国がこの動きを政治利用。

日本が来年夏までに終末高高度防衛ミサイル(THAAD)導入に向けた政府方針を固めるとしていることに関連し、中国メディアが「安倍首相も朴槿恵(パク・クンヘ)大統領のように弾劾の危機を迎えたいのか」と警告した。

中国網(チャイナネット)は29日、時事評論家の毛開雲氏の寄稿を掲載し、「THAADという単語は四面楚歌の朴大統領を連想させる」と指摘。安倍政権が国民の反対を押し切り、THAAD配備を強行すればどれだけ支持率が高くても必ず「弾劾」に直面する可能性もあるとの指摘だ。(編注・日本では内閣不信任決議はあるが、首相に対する弾劾制度はない)

29日付中国紙・環球時報も韓国と日本によるTHAAD配備推進について、「中国軍は米国のミサイル防衛(MD)システムを突破(無力化)する能力の強化に取り組むことになる」と指摘。中国は大して力を入れなくても、THAADなどMDシステムを無力化できると主張した。

そもそも韓国左派は海外において積極的に「今韓国で行われてるのは平和デモなんかじゃない」なるプロパガンダを展開し、確実に成功を収めつつあります(回覧数4桁を普通に叩き出せるくらいにはなってきた)。

This is south korea right now. S.korean...

S.korean Government and police are killing the protesters with spraying capsaicin mixed water.

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We need international help to stop this mess.

問題は、こうした回覧にアメリカで暴力デモを展開した「反トランプ陣営(ヒラリー支持者というより、サンダースを見限った無政府主義者f連合)」が喜んで参加してるという事。トルコとかスペインとかギリシャとか「遠国の大規模デモ」には、容易な事ではファクトチェックも及びませんからね。一緒に以下の様な画像が届きます。スローガンは「トランプに投票した隠れナチスを炙り出して、一人残らず撲殺しろ!!」。煽るだけ煽って自分は匿名の世界に隠れて傍観してる悪質さは「本物のオルタナ右翼Alt-Right)」と大差なし。
*ちなみに韓国左派自体はその後、保守派に逆に追い詰められる展開に。しかしながら、むしろそれ故に「反日」を軸とする極左と極右の連携姿勢が鮮明に打ち出される展開に発展しつつあるとも。

【取材日記】偽ニュースは麻薬だ=韓国| Joongang Ilbo | 中央日報

*たとえ事実ではなくとも「日本人が戦時下で虐殺した慰安婦の数は2000万人を下回る事は有りえ得ず、その寿命は2週間に満たなかった。その事実を認めるまで、いやその事実を素直に求めたとしても日本人を同じ人間として認める事は、障害者や黒人や東南アジア人を同じ人間として認めるのと同様にレイシズムなのである。だから日本人から何を奪っても、強姦しても、殺しても罪にならないばかりか国際社会から賞賛を受けて英雄視される」なる韓国左派の「魂の叫び」は人間的真実なのである。ギリシャ神話においてオレステスが勝ち取った「例外者」特権。パゾリーニ監督が遺作で到達した「究極の自由主義は専制の徹底によってのみ達成される」真理。これこそがまさに「極左と極右の紐帯」を顕現させる鍵なのである。
オレステース - Wikipedia

Zombies, Coat Hangers, and Liquorice

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Aspiring Polylgot 

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Do What Thou Wilt. — Give a rose to those with compassion and love, and...

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両者を分けるのは皮肉にも「Facebook保守派」の動員力。実は「父権主義」やら「白人優先主義」の復権志向はそもそも彼ら「1950年代回帰派」の主張。4chanや8chanやReggiに匿名で潜むオルタナ右翼Alt-Right)は、彼らが簡単な扇動であっけなく実際の行動に出るので、それを楽しんでるだけとすらいわれています。

http://identitymap.tumblr.com/post/153862150713/わからないことをわからないままにしたくないが勉強も調べ物も一切したくない自分の漠然とした感情は

identitymap.tumblr.com

ちなみにマスメディアは日米ともに懸命に箝口令を敷いてますが、英語圏にはオルタナ右翼Alt-Right)の対語としてオルタナ左翼(Alt-Left)という言葉があって、中道派アメリカ人からは同じくらい忌避されてたりします。

creative destruction

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Fuck Yeah Alternative Left! — NAZI PUNKS FUCK OFF

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/pol/IDF

*これ有名な共産主義圏のプロパガンダの一つだけれど、偶然にも(宗教右派が好む)新約聖書の章句「汝等、偽りの預言者を警戒せよ。 彼等は羊の衣を着て汝等汝等に至れども、内は荒き狼なり(マタイ7.15)」と内容が重なっているのでインターネットMemeとして広まった。日本で1930年代(アメリカにおけるフランク・キャプラ監督のスクリュー・コメディ映画流行に感化された)小市民映画に対して軍国主義者と社会主義者が合同で「この御時世に不謹慎である」と弾劾したエピソードを思い出す。

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*「小市民映画」弾圧…調べてみたら実態はされに複雑だった。

*どどのつまり共産主義軍国主義も最後は「最終戦争論」に到達してしまう。

 

日本国内でも「オルタナ右翼がいるなら、オルタナ左翼もいるのでは?」なんて議論が盛んに行われてますが、アメリカ人のイメージする「オルタナ左翼」はリベラルでも共産主義者でもなく「マルエー(無政府主義者」そのもの。2013年頃、KKKが「いずれにせよアジア人同士が殺し合ってその数を減らす事は世界平和に貢献する」と宣言して慰安婦運動を応援する情景も十分ヤバかったけど、今度はそれ以上。そして「サンダースは所詮はユダヤ人だからやり方が生温い」なる失望感が広がるうちに「オルタナ右翼」との境界線がどんどん曖昧になってきています。

Fuck Yeah Black Bloc

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既に欧州においては古くから「極右テロリストと極左テロリストが共闘し合う伝統」がしっかりと築かれてきました。両者を一緒くたに「既存秩序懐疑派」とみなす分析すら存在する有様。そして「オルト右翼は無条件に叩き、オルト左翼は無条件に擁護する」現在のマスコミの報道姿勢ではこの展開に確実についていけなくなりつつあります。

右翼と左翼は紙一重

ニューズウィーク日本語版2016年11月22日発売号「この男にアメリカを引き裂かせるな(What We've Learned from the Trump Victory)」

私が懸念するのは、トランプが火をつけた社会の亀裂が一段と広がり、共和党民主党のアメリカに引き裂かれ、互いに理解も共感も出来なくなる事態だ。肌が白くて大学に行かず、地方に暮らす愛国的で信心深い人々のアメリカと、民族的に多様で大卒、コスモポリタンで世俗的な人々のアメリカ…まるで北アイルランドだ。そこでも信仰や民族の違いが住民を引き裂き、長く武力闘争が続いた。

国際SNS上の関心空間から俯瞰する限りアメリカの分断って「共和党民主党のアメリカ」なんて単位じゃなくて「(対話意思を完全に放棄した極右と極左を切り捨てて)米国再統合を図ろうとする中道派(現状維持派)」と「(とにかく今のアメリカを一旦完全にぶち壊さずには気がすまない極右と極左を一緒くたにした)米国懐疑派」なる単位に収束していくとしか思えないのですね。まさしく19世紀に大陸側欧州を迷走させた混乱を思い出させます。

実際、展開次第では、割と至近に実現する可能性が出てきた?

そしてマスコミも次第にこうした時流に巻き込まれていく展開に。

ハンナ・アーレントは「人間の平等を最優先課題に掲げた政権はすべからく最終的には自壊した」と述べています。(ジャコバン派独裁が革命戦争が苛烈だった時期のみ存続可能だった様に)軍国主義者と共産主義者にとって「人間が平等に貧しくなっていく状況」は、ドサクサに紛れて全権を握る最大のチャンスにして、(北朝鮮の様に)その後も権力を握り続ける上で必要不可欠な国体でもある訳です。「この景色が美しく見えて仕方がない人達」が最終的に合流を果たすのは、もはや歴史的必然?