諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【はてなブログの偏差値】一年以上更新を続け、かつ読者を100人以上獲得すれば15%圏内?

最近はこういう指標も存在するのですね。

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大体

  • 3ヶ月続くブログは70%
  • 1年間続くブログは30%
  • 2年間続くブログは10%

くらいとなってます。しかもこの条件、3ヶ月に一回書けばとりあえず継続とみなすという激アマ条件ですからね。 いかに継続だけでも困難かが分かります。

  • 100人以上 : 15%
  • 200人以上 : 5.6%
  • 300人以上 : 3%
  • 1000人以上 : 0.4%

ナルホドナルホド…自分がどのくらいの位置にいるか気になる方は、是非調べてみてください。

私のブログは一応一年以上「平均するとほぼ毎日更新」を続けてきて(それだけで全体の30%枠内)、読者が100人を超えてます。次に目指すべきは「更新2年以上(10%圏内)」とか「読者200人以上(5.6%圏内)」の壁あたり? 何だかかえって果てしなく遠い道のりに思えてきました。

こうした一喜一憂もまた「全てが数値化され、相対化されていく世界」の一側面。まさしく日本固有の「偏差値の世界」そのもの。それ自体は「国家間の競争が全てだった」総力戦体制期(1910年代後半〜1970年代)から「国民総動員の観念が民間企業に継承された」産業至上主義時代(1960年代〜1990年代)を特徴付ける日本固有の「受験地獄」の副産物という次第。

偏差値のお話し

学力偏差値という概念、海外では一般的ではありません。ハーバード大学の偏差値を調べる日本人が多いようですが、そんな指標は存在しません(ちなみに合格率はあって、ハーバードの場合、約5%ほどです)。

そんな日本特有の偏差値が使われだしたのは、いつ頃からなのか?

調べてみますと、導入自体は1960年代後半に行われており、一般にも浸透したのは共通1次試験がはじまった頃すなわち80年代以降だとされます。この80年代というのは、大学進学で公立校が衰退し私立校が軌道に乗りだした時期です。また私立大学を中心に、科目数を減らし偏差値を上げる(いわゆる釣り上げ)が始まった時期とも重なります。

「偏差値○○の勉強法」といったタイトルの本も目を引きますが、これも真に受けすぎてはいけません。偏差値というのはその性質上、100を超えることもあるし、逆にマイナスになることもあるからです。

100を超えるには、100人中99人が0点で1人だけ100点を取れば、偏差値149という数値が出ます。マイナスになるのは、この逆で100人中99人が100点で残り1人が0点だったら、その人の偏差値は−49となります。

偏差値は便利な道具ですが、絶対視してしまうと振り回され、本質を見失いがちです。また、なんでもかんでも数値で判断してしまうイヤな人間になってしまいかねません。

*ここで決して忘れてはならないのは「学歴偏重社会」が当初は前近代的な「身分偏重社会」の解体を目指して構想されたという事。しかも実際にそれが「国民平等社会」を目指す制度として本領を発揮したのは(GHQの指導も入った)戦後だったという事。

そして「多様化の時代(1990年代〜)」には多様化に対応した相応の数値化技術が必要となる理屈ですが、現時点においてはまだまだその役割を完全に担える様な新概念は登場していません。「(ノイズ除去による)デジタル通信の精度向上」を主導してきた情報エントロピー論においては「(判断基準の単一指標化を妨げる)符号化/復号化手順の多様化(Diversification)/多態化(Polymorphism)」が「ノイズ」と認識される問題もあり、この壁を乗り越えるには相応のパラダイムシフトも必要となってくる様です。
*「多様化=例えばコンビニは小売業の拠点であるだけでなく、ATMを導入し宅配業などにも参入」、「多態化=それまでは(数値化そのもの、およびその処理高速化が最優先課題だったので、集計効率化などを優先するあまり)関数(判断手続き)がデータ型(パラメーター・セットのタイプ)ごとに用意され、データ収集(入力)方法もそれに合わせて強引にまとめられてきたが、近年では(コンピューターの処理速度が向上した事もあり)より複雑な状況に対応する為に柔軟な符号化/復号化手続きが叫ばれる様になった」。その一方で21世紀に入るとデータベースの世界においては扱う情報の大規模化に対応すべく「思い切ってSQL手続きを簡略化した」NoDBがインターネット上のトラフイックの劇的増大を支えてきた。

サルでもわかる 逆引きデザインパターン 第1章 はじめてのデザインパターン すぐわかるオブジェクト指向

一言でいうと「伝わる事そのものが重要で、最優先課題だった時代(それは同時に政治的プロパガンダや角川商法の如き、動員人数だけが問われる「扇動の時代」でもあった)」から「伝えられる内容も重視される時代(それは同時に政策政治やビッグデータ解析技術の時代でもある)」への推移が進行しているという事になるのかもしれません。そして当然、こうした時代的変遷は(そのフィードバックを受ける)セルフ・イメージの在り方もどんどん変えていくのです。

フィードバック - Wikipedia

冒頭で挙げた「一年以上更新を続け、かつ読者を100人以上獲得すれば15%圏内」「次に目指すべきは更新2年以上(10%圏内)、読者200人以上(5.6%圏内)」みたいな「ブロガーの自己認識の数値化」もこうした時代特有のその一環なのですね。果てさてこれからどういう方向にさらなる進化を見せていくのでしょうか。