諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

これも「事象の地平線としての絶対他者」? ①「苔の一念岩をも通す」について。

ええ、もちろん正解は「虚仮の一念岩をも通す」ですね。でも子供の頃はこう書くと信じてました。そういう人、案外多い様で…

f:id:ochimusha01:20171231051016j:plain

人を苔にする(苔の様に、塵芥の様に軽んじる)」?

苔脅し(苔の様に、塵芥の様に実態のない脅し)」?

それにつけても「苔の一念」とは…もしかして「粘菌コンピューティング」の一種?

 

 ここまでくるとまるで「鵺(ぬえ)」概念の形成史。

鵺(ぬえ) - Wikipedia

日本にこの言葉が伝来したのは上古時代で、『古事記』『万葉集』にその名が見れる。概ね「夜に鳴く鳩大で黄赤色の鳥」とイメージされ、トラツグミと重ねられた。この鳥の寂しげな鳴き声は平安時代頃の人々には不吉なものに聞こえたことから凶鳥とされ、天皇や貴族たちは鳴き声が聞こえるや、大事が起きないよう祈祷したという。角川映画悪霊島(原作横溝正史、 1981年)」のキャッチフレーズ、「鵺の鳴く夜は恐ろしい」とはこのことである。
横溝正史悪霊島(1979年〜1980年)」…愛妻を肺病で失って陰鬱な気分に沈んだ最晩年のエドガー・アラン・ポーが残した「アルンハイムの地所 (The Domain of Arnheim、 1846年)」「ランダーの別荘 (Landor's Cottage、 1849年)」で提唱され、フランス象徴主義の寵児ユイスマンスの「さかしま(À rebours;1884年)」において一つの完成型に到った「人工庭園建築願望」。日本には谷崎潤一郎「黄金の死(1914年)」江戸川乱歩「パノラマ島奇譚(1926年〜1927年)」を経てこの作品において一つの完成形を見たとも。
悪霊島 - Wikipedia
その途中では小栗虫太郎黒死館殺人事件(1934年)」というより同年発表の「失楽園殺人事件」を経ている。

作家別作品リスト:小栗 虫太郎

やがて『平家物語』に登場する「鵺の声で鳴く得体の知れない怪物」がそれとイメージされる様になり、そちらの方が有名となった。登場時期は二条天皇の時代、近衛天皇の時代、後白河天皇の時代、鳥羽天皇の時代など、資料によって様々。『平家物語』に登場するそれは「サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビ」とされたが、文献によっては胴体については何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。また、『源平盛衰記』版においては「背が虎で足がタヌキ、尾はキツネ」とされ、さらに「頭がネコで胴はニワトリ」と書かれた資料もある。一説には雷獣とされる事も。
*描写される姿形は、北東の寅(虎)、南東の巳(蛇)、南西の申(猿)、北西の乾(犬とイノシシ)といった干支を表す獣の合成という考えもある。

f:id:ochimusha01:20171231055727j:plain

この意が転じて「ぬらりひょん」同様に得体の知れない人物をいう場合もある。
ぬらりひょん - Wikipedia

f:id:ochimusha01:20171231060044j:plain

地動説」が当たり前の科学知識として共有される様になった現代社会から振り返れば「天動説」も立派にお仲間です。 

そういえば最近、原義たる「虚仮の一念岩をも通す」について、こんなエピソードが加わりました。私個人的には定番ギャグの一つ「チャック・ノリスは一度ガラガラヘビに咬まれたことがある。3日間もがき苦しんだ末…、ガラガラヘビは死んだ」を思い出した次第。

f:id:ochimusha01:20171213001819j:plain

まさしく「天動説」が当然視されていた時代、「地動説」はこうした試行錯誤の末に成立し、パラダイムシフトを引き起こしたのです。ある意味こうした「無茶」こそがジョン・スチュアート・ミル「自由論(On Liberty、1859年)」において提言した「文明が発展するためには個性と多様性、そして天才が保障されなければならない。これを妨げる権力が正当化されるのは他人に実害を与える場合だけに限られる」理念の極北…