それはそれとして、以下の様な話があると改めて「中国は資本主義国家ではない」と実感する?
公開テストが突然停止した原因については、国の監督・監査関連機関から圧力がかかったのではないかと分析するアナリストもいる。
2015年初め、中国人民銀行(The People's Bank Of China)はテンセント征信や芝麻信用(Zhima Credit)など8社に対し、個人信用スコアサービスの開業準備を許可している。しかし3年後の現在、同行は運営許可のライセンスをどの社に対しても発行していない。
中国人民銀行信用管理局の万存知(Wan Cunzhi)局長は以前、メディアから受けた取材に対し「監督・監査基準に達していない状況下では、ライセンスを発行することはできない」と述べている。
万局長はその際、ライセンスを発行していない理由として、政府がインターネット金融対策や研究を行う上で時間を要していることや、市民の個人情報保護意識の急激な高まりを背景に、開業準備中の8社に対する要求がさらに高まったこと、8社の準備状況が市場や政府の要求と大きくかけ離れている点を挙げている。
いやむしろここでは「前近代性をあまりにも色濃く残し「見えざる手」効果が全く期待出来ない後進国は、共産主義国家段階を経ないとグローバル資本主義に参加不可能」と考える「共産主義瘡蓋(かさぶた)論」を想起すべき状況なの?
いずれにせよ「見張りを誰が見張るのか?」なる根本的懐疑に帰結する様です。そういえばこういう動きも…
いかなる意味においても中国は「自由主義国家」ではないのですね。いや、むしろそれゆえに開き直って「社会自由主義国家」の立場を主張している?