諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【グレイテスト・ショーマン】【ラストダンスは私に】P.T.バーナムが本当に渡ってた「綱渡り」について。

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この投稿の執筆過程でテイラー・スウィフトの「End Game(2017)」を改めて聞きながら私は個人的に「あ、これ歌詞内容的には「ラストダンスは私に」じゃね?」と思ったりしていた訳ですが、実はそう感じるのは世界中において越路吹雪版を懐メロとして聞いてる日本人だけだったかもしれないという話…

*そういえば「神田川」も一般に「女性目線」といわれてるが「構造上、男性目線でしか有りえない物語」だったりするのが興味深い…いや、そこをあえて性別逆転して「勝気な女性学生運動家と気弱でノンポリの男子学生の同棲譚」としてイメージするのが21世紀的とも? 事あるごとに「総括」される男子学生の目が次第に腐った魚の様に沈んでいくイメージしか浮かばないんですが…

30年以上経って初めてしった名曲「神田川」とかぐや姫~「ただあなたの優しさが怖かった。」の意味: 技術戦略アドバイザ/開発テクノロジーコンサルタント ハシモト・タカナリのエンジニアリング日記

*そうこの問題には、一歩間違えばザック・スナイダー監督映画「エンジェル・ウォーズ(Sucker Punch、2011年)」においてヒロイン達が「残酷な家父長」ブルー・ジョーンズ(演オスカー・アイザック)への盲従を強制された構図の再来となってしまう恐ろしさが潜んでいるのである。
エンジェル ウォーズ - Wikipedia

ラストダンスは私に(Save the Last Dance for Me、1960年) - Wikipedia

アメリカのコーラス・グループドリフターズ(日本のコントグループ・音楽バンドとは異なる)の楽曲。レコード発売当時のリード・ボーカルは、その後間もなくグループを脱退するベン・E・キング。日本では越路吹雪が歌唱したものがヒットしたことによって知られている(岩谷時子による日本語詞)。

  • 作詞者のドク・ポーマスは本楽曲を作詞した当時、小児麻痺の影響で脚に金具を付け両手で松葉杖をついて歩くという状態にあったため片手を女性の手に添え、もう片方の手は相手の肩か腰に当てて、ダンスを踊るということができなかった。でも、女性に手を取ってもらい肩に手を当ててもらいながら、自分は松葉杖をついてでも動くから、ラストダンスだけは私のために残して置いてくれ、そして一緒に踊ろう、というドク・ポーマスの思いが詞に込められているという。


    *何そのMCU(Marvel Cinematic Universe)において大怪我を負ってリハビリ中のWar Machineがトニー・スタークに向けてオファーしそうなシチュエーション…


    *どんどんレイズアップされていって、もう何だか…

  • オリジナルがヒットしたこともあって世界中で数多くの歌手によって歌われており、アメリカ国内では1983年にドリー・パートン、2006年にマイケル・ブーブレがそれぞれシングルとしてカバーした。ポール・マッカートニーは、ドリフターズのヴァージョンを聴きながらビートルズの楽曲「ヘイ・ジュード」を作曲したというエピソードがある。これを元に、1981年にはザ・キングトーンズ大滝詠一プロデュースで、2つの楽曲をシンクロさせたシングル「ラストダンスはヘイジュード」をリリースしている。

  • 日本では越路吹雪が歌唱していることなどから、シャンソンと思われることが多い。本楽曲はアメリカ生まれであり、本来はシャンソンという分類には入らないが、フランスの歌手ダリダやダニエル・ダリューがフランス語の訳詞でヒットさせたため、シャンソンに分類されることもある。

    *そして、そこでコブシを回すか美空ひばり…そして、何その笑っちゃう「忘れないで」コーラス? まぁ「You can dance,You can dance…」なる原曲のそれもねぇ…


    *そして、やはりトドメはこれ?

1961年に発売された越路のシングルは50万枚を売り上げるヒットとなり、『愛の讃歌』『サン・トワ・マミー』などとともに越路の代表曲の一つとなっている。NHK紅白歌合戦でも1961年の『第12回NHK紅白歌合戦』、および1963年の『第14回NHK紅白歌合戦』と越路によって2回歌唱されている。原詞では男性の目線で描かれ、男性が女性に話しかける歌詞になっているが、岩谷時子による訳詞では越路が歌唱するにあたって女性の目線で描かれ、女性が男性に話しかける歌詞になっている。
*そしてさらにそれを男性ボーカリストが歌う…

そもそもアメリカ女性は「待たない」もの。そうディズニーヒロインでさえ…


*続編で全てを台無しにするディズニー…特に「ポカホンタスII 新世界への旅(1998年)」は「げぇ、この女、心変わりしやがった」「しかも祖霊の力を借りて自分を正当化しやがった」と世界中の女性ファンに衝撃を与える展開を迎える。まぁ「史実」に従っただけなんですけどねぇ…

この辺りのモヤモヤを新次元に進めたのが「グレイテスト・ショーマン(The Greatest Showman、2017年)」収録のナンバー「Tightrope」だったとも。「私は待ってる訳だはなく、これも一緒の旅の一環なの」。そうきましたか…

Some people long for a life that is simple and planned
とある人はシンプルに計画的に生きることを望んでるわよね
Tied with a ribbon
りぼんで結びつけて
Some people won't sail the sea 'cause they're safer on land
とある人は海へ渡ろうとしないのよ だって島の方が安全だから
To follow what's written
書物に書かれたことに従うの
But I'd follow you to the great unknown
でも私は得体も知らないところへ向かっていくあなたへついていく
Off to a world we call our own
私たちは私たちの世界を呼び出す


Hand in my hand
手を繋いでいて
And we promised to never let go
そして約束して決して離さないと
We're walking the tightrope
私たちは危ない橋を渡ってるの
High in the sky
空の高みへ
We can see the whole world down below
そしたら全世界を上から見下ろせるね
We're walking the tightrope
私たちは綱渡りしてるの
Never sure, never know how far we could fall
絶対確信なんてできない 何処まで落ちるかもわからない
But it's all an adventure
でもこれは冒険なの
That comes with a breathtaking view
息を呑むような景色を見るように
Walking the tightrope
危ない道を渡るわ

With you...
あなたとなら

Mountains and valleys, and all that will come in between
山や谷が私たちの間に入ってくるでしょう
Desert and ocean
砂漠も海も
You pulled me in and together we're lost in a dream
あなたは私を引っ張って夢の中で私たちは消えるの
Always in motion
ずっと動き続けてる
So I risk it all just to be with you
だからそのリスクを私はあなたといるために負うから
And I risk it all for this life we choose
そして私たちが選んだ人生のために負うから

Hand in my hand
手を掴んでよ
And we promised to never let go
約束して決して離さないと
We're walking the tightrope
私たちは危ない橋を渡ってるの
High in the sky
空の高みへ
We can see the whole world down below
そしたら全世界を上から見下ろせるね
We're walking the tightrope
私たちは綱渡りしてるの
Never sure, never know how far we could fall
絶対確信なんてできない 何処まで落ちるかもわからない
But it's all an adventure
でもこれは冒険なの
That comes with a breathtaking view
息を呑むような景色を見るように
Walking the tightrope
危ない道を渡るわ

With you...
あなたとなら
With you, ooh, ooh, ooh, ooh
あなたとならね
With you, ooh, ooh, ooh, ooh
あなたが一緒なら
With you
With you, ooh, ooh, ooh, ooh, ooh
With you, ooh-ooh-ooh
あなたと共に
With you
あなたと一緒なら

何が凄いってこの曲、物語文法展開上はThe Other sideで同じくP.T.ボーナム(演ヒュー・ジャックスマン)が陥落させた後に置き去りにした「上流階層出身の劇作家」フィリップ・カーライル(演ザック・エフロン)が同じタイミングで絶唱しても通用する辺り。しかもこの曲の続きとして…
*以下の曲において既にP.T.ボーナムはフィリップに対して荒川弘鋼の錬金術師(2001年〜2010年)」においてロイ・ムスタングリザ・ホークアイに「もし自分が道を踏み外したら殺せ」と宣言したのと同様の宣言をしてる。ここからエンディングにおける「This is for You」の流れの間にこの曲が挟まると、もうそれだけで役満状態に…

*まるで同性愛者だったE.M.フォースターが「眺めのいい部屋(A Room with a View、1908年)」「インドへの道(A Passage to India、1924年)」に、 ジェイムズ・ホエールが「フランケンシュタインの花嫁(Bride of Frankenstein、1935年)」に仕込んだ「切ない仕掛け」を思わせるじゃありませんか、これ…

日本の腐女子界、もう少しこの辺りで騒いでも良さそうなものでは?