私の場合、行進曲「英国擲弾兵(The British Grenadiers)」が戦列歩兵と結びついたのはスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick, 1928年〜1999年)監督映画「バリー・リンドン(Barry Lyndon 、1975年)」が契機でしたね。
作曲者、作詞者不詳。体力・精神力に優れる精鋭部隊とされた擲弾兵の勇敢さを歌っている。17世紀末までは、さまざまな歌詞で歌われていた。17世紀後半、近衛歩兵第一連隊(後のグレナディアガーズ)を始めとして、各歩兵連隊に擲弾兵中隊が設けられた後、現在の歌詞が主流となった。そして、各歩兵連隊の擲弾兵中隊の行進曲として使われるようになった。
1815年、近衛歩兵第一連隊はグレナディアガーズ(擲弾兵近衛連隊)に改名したのに伴い、この曲を連隊の速歩行進曲として制定した。また、ヨーロッパ大陸諸国の擲弾兵連隊に相当するイギリスのフュージリア連隊は、1820年代に擲弾の帽章を与えられ、1835年以降ブリティッシュ・グレナディアーズを連隊制式速歩行進曲として使用した。これらの連隊は後に他の連隊と統合されたが、ロイヤル・フュージリアーズ連隊は4個のフュージリア連隊を統合した連隊なので、速歩行進曲としてこの曲が採用された。但し、各歩兵連隊にあった擲弾兵中隊は1850年代に廃止されている。
現在でも、グレナディアガーズ、名誉砲兵中隊、ロイヤル・フュージリアーズ連隊の連隊制式速歩行進曲(2つの制式行進曲のうち速い方)である。また、ロイヤル・ジブラルタル連隊、カナダ砲兵連隊、カナダ近衛擲弾兵連隊、ロイヤル・カナダ連隊、プリンセス・ルイーズ・フュージリアーズ、第5カナダ騎馬ライフルズでも行進曲として公認されている。
最近話題となったのがこれ。
いくら撃たれても止まらず歩いて撃ってくる。
— おもちゃの兵隊@戦列歩兵サバゲーマー (@ZEINIKUNOSEKAI) February 7, 2019
戦列歩兵はそれこそが武器であり相手を恐怖させ崩す決定打になります。 pic.twitter.com/Lk4rXnAUQa
そういえばイングランドの戦列って両脇に仕官置いて、二列が基本だったような記憶があるのです。どうだったかなぁ.....でも興味深い映画ですな
— でっていう (@detteiu120) February 8, 2019
確かに基本はニ列だと思います。しかし絵画によっては三列もあるみたいです。正直現場の判断で決めてそうな気もしますね。 pic.twitter.com/7FKNX91o3b
— おもちゃの兵隊@戦列歩兵サバゲーマー (@ZEINIKUNOSEKAI) February 8, 2019
返信ありがとうございます。こちらでも和訳された資料見てましたが、二列が基本編成みたいです。(合っててよかった)
— でっていう (@detteiu120) February 8, 2019
結構その点はマチマチってのが戦場らしさとも言えますね~。
せっかくなので、各国の戦列歩兵の基本概要の画像をどうぞ!Number of Ranksが列数です pic.twitter.com/zHg8Uz4mCp
— おもちゃの兵隊@戦列歩兵サバゲーマー (@ZEINIKUNOSEKAI) February 8, 2019
資料ありがとうございますー。興味深い資料ですね。基本的に三列ってのがメジャーなところから、あんまり知らない画家さんやらが書いたとm(超絶失礼)
— でっていう (@detteiu120) February 8, 2019
戦列歩兵ってホント各国の色合いが強いですよね、射撃戦主体のイングランド、持久で接近戦重視のフランス軍だったり(間違いかも)。
戦列歩兵の各国の違い面白いですよね。私も調べるといつもワクワクします〜
— おもちゃの兵隊@戦列歩兵サバゲーマー (@ZEINIKUNOSEKAI) February 8, 2019
この行進曲ってこの時代から使われてたの……∑(°Д° )
— Keita (@son_na_soubi) February 7, 2019
そうなんですよね。曲名である英国擲弾兵も、彼らの事です!
— おもちゃの兵隊@戦列歩兵サバゲーマー (@ZEINIKUNOSEKAI) February 7, 2019
ほへ〜勉強になりました(`・ω・´)ゝ
— Keita (@son_na_soubi) February 7, 2019
でも大元にあったのは「スコットランド・ハイランダー戦士の突撃への恐怖」だったとも?(マイソール戦争におけるロケット砲の如く)英国軍は自らに向けられた「恐怖の兵器」を、以降は敵に向ける様になる傾向が見て取れるのでした。