オットー・フォン・ビスマルク(Otto Eduard Leopold Fürst von Bismarck-Schönhausen、1815年〜1898年)の「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。
Nur ein Idiot glaubt, aus den eigenen Erfahrungen zu lernen. Ich ziehe es vor, aus den Erfahrungen anderer zu lernen, um von vorneherein eigene Fehler zu vermeiden.
愚者は自分の経験に学ぶと言う、私はむしろ他人の経験に学ぶのを好む。
Fools say they learn from experience; I prefer to learn from the experience of others.
あれ、ビスマルク自身は 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」なんて言い残してないの?
ヴィルヘルム・ヴィンデルバントの科学分類に拠れば、「自然科学が反復可能な一般的法則であるのに対し、歴史科学が対象とする歴史は反復が不可能である一回限りかつ個性を持つもの」と定義している。
迂闊に背後に「(こうあるべき)大原則」など見てとっては生き延びられない?
正直「歴史から学べ」という言説の多くは、歴史に一定の法則があるという発想を内在している場合が多く、個人的には違和感を感じている。歴史は法則というより、その時その時の個々の状況と環境とそれまでの経緯で動くもので、学ぶとすればその非法則性について学ぶべきだなとも思う。
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
歴史は共産主義社会に帰一するという発展段階説や、「歴史の終わり」のリベラル民主主義社会に帰一するという発想は、結局はイデオロギーでしか無く、歴史も体制も、進んでいるも遅れているも無く、それぞれの状況環境への適応でしかないですね。その上で上手く適応できているか否かという問題はある
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
「歴史は繰り返さないが韻は踏む」あたりが着地点のひとつ(ただし若干きつめ)かなと思っています。
— 内田弘樹@ファンシーフロンティア&コミティア (@uchidahiroki) January 28, 2019
景色は次々と変る、という意味でも、韻を踏むという表現は良いですね!
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
例えば中国のウイグル当地で現地の市民が統治に大々的に利用されているの、ナチスの支配でもあるあるだったので、あっこれは盤石ですわ(察し)、みたいな判定が「韻を踏む」あたりだと思います。あんまり笑えないですが!
— 内田弘樹@ファンシーフロンティア&コミティア (@uchidahiroki) January 28, 2019
そういう意味では中国のウイグル統治も、歴史から学んじゃっているのですよね。残念ながら。
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
歴史は技術・経済の発展なども複合的に見ないといけないので、
— るおちぃ@性癖トガリウミウシ (@ruoqi91) January 28, 2019
現在を生きる我々が現在の法則を過去に当てはめるのは危険ですよね。
安易に歴史から学んじゃうと、極端に走る危険性が大きいですね。
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
各時代の体系やその変遷を学ばないと、現代に合ってない点があることも分からないですからね。
— るおちぃ@性癖トガリウミウシ (@ruoqi91) January 28, 2019
歴史は繰り返しませんからね。
— 仏塔 ぐでだま亭免堂苦斎 (@wheyh) January 28, 2019
繰り返さないからこそ難儀なんですよねw
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
かろうじて私に言えるのは「人間は似たような状況になれば同じ反応をするもの」というくらい。人間進歩なんてしちゃいませんぜ。
— 仏塔 ぐでだま亭免堂苦斎 (@wheyh) January 28, 2019
ですね。人は種としては進歩していないという自覚は凄く大切だと思います。
— まとめ管理人 (@1059kanri) January 28, 2019
大昔、科学雑誌で読んだ記事。「ネアンデルタール人の子供を現代に連れてきても現代人にはなれないが、クロマニョン人の子供は現代人になれる」つまり現代人はクロマニョン人とそれほど変わらないということ。
— 仏塔 ぐでだま亭免堂苦斎 (@wheyh) January 28, 2019
「不完全な情報」の段階で決断しなきゃいけない以上自分の手持ちのカードでやれることをやるしかないですからね( ・ω・)<歴史に学ぶと結果論になりがち
— 花咲正直(鬼退寺桃太郎) (@hanasakimasanao) January 28, 2019
そう「韻くらいは踏むかもしれない」の精神が重要…