諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【天気の子】【解析準備3巡目】【ネタバレあり】「薄幸の美少女はただ消え去るのみ?」

こういう考え方もあるのか…

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前者の指摘については、真っ先に高橋葉介もののけ草紙初出2007年〜2010年)」戦後編を想起しました。「出征先で人間でなくなった存在の帰還」や「人外に身を売る過程で人間でなくなっていく女達」をコスミック・ホラー的味付けで描く2000年代的名作のひとつ…そう「願いと引き換えに美しく消え去る」道が潰えていく時代の流れの一環…

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そして2010年代に入ると「人身供儀への忌避感」はアンビバレント色を強めつつ、さらに高まって行くのです。

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そういえばこんな考察もある模様…

 やっぱり出たか「須賀の亡妻明日香は天気の子の先代だった?」説…
*物語中にこの考察を完全に肯定する材料も否定する材料も存在しない。そもそもそう描かれてる事自体がある種のトラップかもしれない…

こうした文化史上の畝り自体はあまりにも複雑怪奇で、ざっと概要を抑えるだけで今年一杯かかってしまいそうです。かかる統括抜きに2020年代には進めないというのが現在の私の立場なのです…以下続報。