何度でも蘇る与謝野晶子「性奴隷論」…大正時代において既に、廃娼運動に血道を挙げている良家婦人方に「上品ぶってる手前らも、所詮は他の性奴隷に嫉妬してる性奴隷に過ぎねぇのだ」と断言した彼女こそ、真のフェミニスト始祖たるべき?
娼婦がまだ発生しなかった蒙昧時代の男は、腕力で多数の女を脅迫して、その強烈な性欲と性欲の好新欲とを満足させていた。それは現に動物界で見るような状態であった。一夫多妻も、一婦多夫も、その様式こそ違え、共に女の性欲的欲求からでなくて、男の性欲的欲求から脅迫的にしからしめた現象であった。この時代の女は性交の一事においてのみ男の暴力に身を任さねばならなかったが、経済的には確かに一個の人として独立していた。女もまた自己の労働に由って自己を生かせて行く人間であった。男と対等に生産的職業を持っていた。男から経済的に扶養せられることがなかった。かえって男との間に生れた子供を男の保護を借らずに養育して行くだけの実力を、女自身の労作に由って備えていた。丁度現に動物の雌が雄の扶養を求めずに自活しているのと同じ状態であった。おのずから一家の戸主は女(母)であった。男は性欲遂行の後に女を見捨てて去り、もしくは女と関係を続けているにしても一人の女の所に留らずに多くの情婦の家を寄食して廻った。
次の時代に入ると男は暴力を以て女の経済的独立の位地をも奪っていた。もう概して男(父)が家長であった。女は奴隷として男の性欲遂行に奉仕するばかりでなく、奴隷として男のために耕作、紡織、家事、育児等に役立たねばならなかった。女の労働から得る財貨は当然男の所有に帰するのであった。
そこで良心と肉体とを男に対して売ることを余儀なくせられる二種の女が生じた。第一種は長期の生活の保障を得るために一生を男に託する女、即ちその当時の妻たり妾たる者がそれである。第二種は短期の生活の保障を得るために一夜を男に託して遊楽の器械となる女、即ち娼婦のともがらである。この第二種の女には労働を避けて物質的の奢侈しゃしを得ようとする遊惰性と虚栄心に富んだ女が多く当った。
その二種の女が後世になって、一は妻及び妾たるその位地を倫理的に――仏教、儒教、神道、武士道が妾を是認した如く――正しいものとして認められ、一は醜業婦として倫理的に排斥せられるに至ったのは、男に便利な妻妾の制度を男が維持する必要からの便宜手段であって、男の倫理的観念が妻及び妾に対等の人権を認めるまでに進歩したからではなかった。男はその独占欲から妻妾の貞操を厳しく監視するにかかわらず、男自身の貞操を尊重しようとはしなかった。妻妾の貞操は偏務的のものであった。そうして男は妻妾以外に娼婦との触接に由よってその性欲の好新欲を満足させるのであった。
妻の意義は近代に至って大に変化している。しかし現代の妻たる婦人の中にも、愛情と権利との平等を夫婦の間に必要としないで、なお昔の第一種の売淫婦型に甘んじている者が尠すくなくない。それらの婦人が自己の醜を忘れて、第二種の売淫婦ばかりを良心の麻痺した堕落婦人であるように侮蔑するのは笑うべきことである。私はそれらの婦人が醜業婦を憎むのを見るたびに、彼らは無意識に商売仇を憎んでいるのであるという感を禁じ得ない。
上野さんのこのひどい蔑視発言のゆるさは、僕はよく槍玉に挙げられる百田さんのそれと同質だと思うしなんならそれより悪質だと思。
— 千野 帽子『物語は人生を救うのか』(ちくまプリマー新書) (@chinoboshka) November 21, 2019
今年4月に絶賛された東大の入学式のひどい祝辞ともまったく矛盾しないので、あの祝辞を絶賛した人を恥ずかしいと思うよ。https://t.co/KjyKsLmhH5
自分は「自分」に苛立ってるんだと気づかないと、低学歴女性を貶めて高学歴女性を上げる、専業主婦を貶めて有職者を上げる、歳を重ねて若さでちやほやされなくなったら「若い女性がちやほやされるのは男の呪い」と履いてた下駄を貶める、女性を上げるために男性を下げる。https://t.co/AUtoQMNjr2
— 千野 帽子『物語は人生を救うのか』(ちくまプリマー新書) (@chinoboshka) November 22, 2019
つまり上野千鶴子さんが女性をオルグするしかたはこれですね。https://t.co/BQ9CVMOceu
— 千野 帽子『物語は人生を救うのか』(ちくまプリマー新書) (@chinoboshka) November 22, 2019
「自分の地位の恵まれた部分は自分の努力と才知によって齎されたものだからそれを持たぬものを蔑んでいいし、自分の生活のなかで不満に思える部分は他人や社会のせいで起こった不当なものなので権利を主張していい」と考えるバイアスが人間にはあるからな。https://t.co/xUnaK1SIve
— 千野 帽子『物語は人生を救うのか』(ちくまプリマー新書) (@chinoboshka) November 22, 2019
こういう考え方も?
上野千鶴子は13年前の本で、いわゆる弱者男性について「ギャルゲーでヌキながら、性犯罪を犯さずに、平和に滅びていってくれればいい。」と言いましたが、現在の状況は上野の主張のはるか先を行っているわけですね。すなわち「視界から消えて、平和に滅びてほしいが、しかしヌクな」と。
— 白饅頭(御田寺圭/光属性Vtuber/バーチャルツイッタラー)☁ (@terrakei07) November 21, 2019
あー…
— 🌱イケショー⋈🌿 (@ikesho_blue) November 22, 2019
性的なものを氾濫させてその価値を暴落させて、実在女性から創作物へと性的対象を移してしまえば現実の女性に対する被害が減少すると考えていて、
なんでそれを邪魔するんだろう?と思ってたんだが、むしろそれを被害と言ってたのか、噛み合わんわけだ。
まさに負の性欲なんですかね?
— モカ (@moka00frontaer) November 21, 2019
文字通りの生存戦争なわけですわ
— なか (@nufuu_nufuu) November 21, 2019
フェミファシストの実態が「単に嫉妬に狂ってるモテないババア」と考えればすべて簡単に説明できる。人形であろうと絵であろうと「自分よりも魅力的な女性」が存在するということにフェミファシストは発狂するのだな
— たれぱにうむ (@tarepanium1) November 21, 2019
むしろ、#フェミファシスト は #ケーキの切れない非行少年たち の同族ですね。https://t.co/ZdX8prXYK8 など。 結構長いです。
— たけっち(科学情報伝達屋) (@take_judge) November 22, 2019
こういう考えも?
他人のセックスをジャッジするのは、フェミニズムでもなんでもないでしょう。他人の性に関する経験を品定めするのはセクハラです。そして、あからさまなセックスワーカー差別。やめて欲しい。
— Orika Komatsubara@文フリ東京ノ16 (@renrakufontda) November 21, 2019
https://t.co/QEirNL4omZ
こういう考え方も?
は???仕事なんですけど??スワーフなの?金だよ金。何言ってんの???
— おはな (@hana_hine) November 20, 2019
上野千鶴子「私ががセックスワークや少女売春になぜ賛成できないかというと、「そのセックス、やってて楽しいの?あなたにとって何なの?」って思っちゃうからなのよ。」https://t.co/TpjVxIcmAq
上野さん、尊敬するフェミニストだし東大でのスピーチも素敵だと思ったからこそ、まじ何言ってんの???どの仕事だってやりがいとか給料とか色々混ぜ合わせて、割合は人によるけどみんなその間のどっかにいるわけじゃん。あと風俗嬢も仕事じゃないセックスするんだけど?まじなに言ってんの?
— おはな (@hana_hine) November 20, 2019
https://t.co/RCKYuHEuRe
— おはな (@hana_hine) November 21, 2019
思ったより伸びてるので貼ってみる。NZのSWの組合が出してるの翻訳させてもらった。
https://t.co/POr5LC28eE
— おはな (@hana_hine) November 22, 2019
私も雑なことを言ったのは間違いないので、もう少し真面目に考えてみました。
これも合法化でなく、非犯罪化という選択の成果かしら。
— Kyogai (@kyogai) November 21, 2019
そう思います。そして昔の話を聞くと16年でここまで情勢は変われるんだなあと思います
— おはな (@hana_hine) November 21, 2019
こういう考え方も?
女性の権威を守るつもりなら全ての女性を守って欲しいですね。
— 扇情カメラマン酒井よし彦 (@sakeskie) November 22, 2019
セックスワークは肉体と精神をどぶに捨てるなんて言葉をシングルマザーで風俗で必死に働いて子供を育ててる子の前で言える?
https://t.co/8BKYwjn2VY
セックスワーカーが男(お客様)のシナリオを書き換えることもあるし、新たな発見や感動をあたえることもある。自分自身が楽しむプレイとは種類が違うけれど、性的快楽とは違う面白みがある。セックスワークはただ女体を貸し出すだけの仕事じゃない。 https://t.co/eSOfFh6xFz
— 今賀はる*11月25日手コキ研究会忘年会♪ (@imagaharu) November 21, 2019
創造力を活かす仕事だ。
— 역사관 歴史館🚅🏳️🌈📜🇩🇰📖🇯🇵☯️🇸🇪⛩🍶♨🥃🍻🇰🇷 (@SvensRekishikan) November 21, 2019
こういう考え方も?
上野千鶴子は以前話題になった東大での祝辞でも無茶苦茶なことを言っていたのに、あれを絶賛する人がたくさんいてびっくりした。東大生も東大教員もあれで怒らないのが不思議。激怒するのが当たり前でしょう。上野千鶴子は過大評価されていると思うよ
— kikumaco(11/30新宿12/14伊丹16難波) (@kikumaco) November 21, 2019
あれ現場に男子学生がいるのを蔑ろにして女学生にだけ呼びかけているような内容が多くて驚愕でしたね。
— こがねぃ (@lkCY4A8Y4oqTZzQ) November 22, 2019
自分の講義でやれば良い話で祝辞に相応しくないと思いました。
アチラの方なりの様式美
— 藤田純也 (@noukaman) November 22, 2019
評価! って形をとっとかないと内部崩壊する故
(¬¸¬)ボソ...ある意味、元祖炎上商法と言えなくも…大昔から…
— 泰麒 (@K212462681) November 21, 2019
というより学問じゃない
— もふの弟子() (@ekhhRwXIbI9jkIC) November 21, 2019
つまり学者じゃない
統計学学んでやり直せといいたい。
— ASTER@魔法少女@酢教 (@asutaroto2002) November 21, 2019
上野氏は、なんというか山本太郎的ですよね、正直、自閉症の件(その後の対応のまずさ、開き直り)でパージされるべき人だったと思います。その点、田嶋陽子はネタ&芸風&プロレスっぽいとはいえ、ザ・保守な昭和のオジサマ達と堂々と論争してきましたよね。
— うずら王子 (@hiiQeV4BBW6wGVS) November 21, 2019
周りの東大生は殆どブチ切れてる
— まぬる (@manul_uts2) November 22, 2019
私は現役東大生なのですが、東大生のTwitterコミュニティを見ている限り彼女に対して批判的な学生は多いですよ
— タコさん (@8pusresponsible) November 22, 2019
まあ全くフェミニズムを理解していないような感情的な反感から適格な批判まで玉石混交ですが
例の祝辞もどちらかというと外部の人間がはやし立てていた面があると思います
コメントありがとうございます。
— 佐々木 助三郎@ちょこみん党 (@foolish_bird) November 22, 2019
やはりそうですよね。
25年前から彼女に対しては熱狂的信者以外はやや冷ややかな目で見ていたと思います。
学内にいると上野氏が必ずしも自立した女性の味方とは言い切れない部分があるのは嫌でも目につくでしょうし。
上野千鶴子は90年代に歴史修正主義を産み出した張本人だったりしますね。
— Chauliodus (@ophiacodon) November 22, 2019
「上野千鶴子みたいなの」を排除したければ、それこそ、入社試験で数学テストが有効に思えましたね…
— スパゲッティモンスター (@spaghet76868452) November 21, 2019
こういう考え方も?
基本的に昔から上野千鶴子先生、学術論文以外の対談とか座談会の発言というのはどんな適当なことを言っても明日の朝には消えてなくなる酒の席での冗談みたいなものだと思ってるのではないかというくらいテキトーに発言する傾向があると思う。まあ実際に80〜90年代の雑誌全体そういうノリだったわけだし
— CDB (@C4Dbeginner) November 22, 2019
石川優実さんに突っぱねられたハイヒールの件もそうだけど、「私も外反母趾になった、ハイヒールは野蛮だ」ってさ、大学教授にハイヒール履くドレスコードなんかないんだから全くkutooと関係ないんだけど、まあ盛り上がればいいだろくらいの感じで平気で言うんですよ。そういう世代なんだよ全体的に。
— CDB (@C4Dbeginner) November 22, 2019
上野千鶴子先生にはそんなことよりさっさとおたくの大学の史上最年少准教授とやらを保護者として回収してほしい。東大の思考実験で生み出された狂犬を大学の敷地外に放すんじゃねーよ。
— CDB (@C4Dbeginner) November 22, 2019
強制~反強制という点では関係ないですが、ちゃんとした服にはヒールを履くべし、ヒールはかっこいいみたいな価値観を持ってしまってる点ではまったく無関係ではないと思います。中高教員はドレスコードより関係ないけど、上野千鶴子はバブル近くにテレビにも出るようなポジションだったし
— skks (@skks1028) November 22, 2019
無難に外反母趾用でカカト低めのパンプスかスニーカー履いておけばいいじゃん…的な事を考えた、通りすがりのスニーカー女です。
— Handmade Natalie (@HandmadeNatalie) November 22, 2019
左足首に捻り癖があってよく捻挫するので、身の安全を守るのにスニーカーなだけで。
実はハイヒール、厚底靴が大好物です。
こういう考え方も?
私はこの記事によって、自律的な女性の声が多くあがって、おお、上野千鶴子を追い越して、世の中の認識が変わっておるわ!みたいの可視化されたのとてもいいと思う。これをきっかけに語ればいいじゃないの。
— yatoegg⚡️ (@yatoegg) November 22, 2019
非常に逆説的ですが、上野先生は言わば日本フェミニズム界における「父権(パターナリズム)」の象徴になってしまっている現状、彼女の説を乗り越える行為こそが、結果として日本における真の女性の自立、真のフェミニズムの実践に繋がるのでしょうね
— かんぶれ(cannedbread) (@_cannedbread) November 22, 2019
わかる。
— yatoegg⚡️ (@yatoegg) November 22, 2019
上野千鶴子先生は、フェミニズム・反フェミニズムの双方にとって、半ば神格化された一種の「権威」になっているので、いずれは超克すべき存在なのかな、と……。それが来年になるのか十年後になるのか百年後になるのか分かりませんが
— かんぶれ(cannedbread) (@_cannedbread) November 22, 2019
これまでの関連投稿…とりあえず以降の投稿用にまとめてみました。
とりあえず、以下続報…