諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】「社会学も文化人類学も衰退しました」?

ああ。またこんな箇所に「戦線」が出現…

f:id:ochimusha01:20200312180525p:plain

ちなみに20世紀の社会学者や文化人類学者は、一般にも届くレベルでこんな情報を発信してましたよ。

f:id:ochimusha01:20200312180919p:plain

①欧米の「ベビー・シッター&子供部屋」文化には以下の問題点がある。

  • 子供を赤の他人(下手をしたら奴隷)に丸投げする事による幼児死亡率の効率推移(ただし乳母の社会的地位の高低などによる影響が小さくない)。ちなみに産業革命時代の英国労働者は夫婦共働きが基本で、育児は祖母に任せっきりだった。祖母が先だった家庭は老人ホームに「代用品」を求めたという。そしてこの文化には英国の伝統に根差す、さらに根深い基底が…

    植民地として始まったアメリカや南アフリカにおいては(黒人コミュニティ内では男尊女卑の伝統に従う事を強要されていた)黒人女性がこのナニーに選ばれる事が多かった事から、さらに複雑な展開が存在した。

    風と共に去りぬ(Gone With the Wind, 1936年) - Wikipedia

    マミー(Mammy)

    フランス貴族出身のヒロインの母エレンが実家から連れてきた忠実な女黒人奴隷。エレンとその娘スカーレット、さらにはその子供たちの3代にわたっての乳母。エレンの母(スカーレットの祖母)に厳しくしつけられたためか礼儀作法に厳しく、またオハラ家の奴隷達を取り仕切っていた。スカーレットに礼儀について口やかましく言うが、それはスカーレットを思ってのこと。奴隷解放のあともオハラ家に残った数少ない1人。辛辣にレットを批判したせいで、レットでさえも彼女からは敬意を払われたいと思うほど。常にスカーレットの傍を離れず、スカーレットがレットと結婚した後も仕えてきたが、ボニーの死後、冷え切った二人の関係を見て、自分には何もできないと悟り、タラに帰る。

    南アフリカのアパルトヘイトに苦しむ黒人女性
    さらには黒人公民権運動において急進派として暴れたNOI(Nation of Islam)やMMI(Muslim Mosque, Inc.)は、ストリート・ギャング文化やギャングイスラム文化の影響もあって「黒人文化固有の男尊女卑文化(ひいては障害者侮蔑文化)の復興」を標榜し続けた結果、皮肉にも運動成功後「黒人文化の伝統から解放された(白人文化に精神汚染された)黒人女性」からの支持を急速に失う展開を迎えている。

  • 親子という認識の希薄化に伴う近親相姦率の増加。ちなみのその極北がイスラエルキブツで、最も厳格に幼少時から「まるで兄弟の様に」入浴も就寝も一緒に育てられた実験機の男女間に恋愛感情が芽生えるケースはごく稀だったという。

    キブツkeikosato.wordpress.com

②一方、幼少時から親子が入浴も就寝も共にする結果、こうした問題が回避される「川の字文化」にも、親が子供を完全に自分の一部と認識してしまう事から、躊躇なく自殺の巻き添いにする「親子無理心中」問題が存在する。「子供の自主性(?)」を重んじてきた欧米の伝統的価値観に従えば、それは殺人に他ならないのでる。

まぁ当時しばしば海外で「親子心中事件」に「殺人事件」の判決が下るニュースが流れ、そレについてのこういう解説が横行していた影響もあるんですが、曲がりなりにも「文化相対主義」を名乗るなら、最低でもこれくらいは理論武装出来てないと。ところで21世紀の社会学者や文化人類学者は、今一体、何処で何をしてるの?