以前「ナチズムとディズニーランド」みたいなお題で投稿しました。
①ディズニーランドは市場調査の結果に従って来訪者をゾーニングして彼らの直接を許さない。その結果全体として一貫性を保つ難易度が上がるが、ここでその約割を担うのが「どのワールドからも見えるシンデレラ城」となってくる訳である。
- まぁ最近はリベラル層が影響力を増してあまりよろしくない方向に向かってる側面もあったりする訳ですが…
②一方ナチズムは「無節操なまでのええとこどり」に走る一方、そうやって取り込んだ支持者間の衝突を放置する。結果として各ワールドは荒廃し「どのワールドからも見えるシンデレラ城」にのみ希望が集中する様になっていく。実は革命前夜のフランス絶対王政下でも見られた景色だった。
- 上掲の構造を上手く描いていたのがサム・ペキンパー監督の「戦争のはらわた(Cross of Iron、1977年)」。将校供給階層として伝統的に軍を牛耳ってきたプロシア貴族の上官と対立する「庶民英雄」の下士官が「へぇ、ヒトラー総統もそうお考えになりますかね?」とやり返す。アクション主体の映画ながら下手にナチズムを絶対視するより「こうやってナチズムはドイツ国民を攻略した」という部分が丁寧に描かれていたと思う。
以下はその立場からも納得のいく話…
田野大輔『ファシズムの教室』 大学で「ファシズムの体験授業」を続けていた著者による、その意義と実践的な解説(その意図からさまざまなtipsまで本当に実践的です)。「ファシズムは悪である」と観念的に教えることにとどまらない、ワクチンとしてのファシズム体験。https://t.co/BBJmlafahU
— Хаями Расэндзин (@RASENJIN) 2020年5月4日
ファシズムは決して「強圧的な独裁」ではなく、責任を負ってくれる権威をバックに自由を感じさせてくれるものだと解説します。皆と一緒である気持ちよさ、権威者に従い、特定の他者を攻撃し排除する楽しさ。従わないものへの苛立ち。
— Хаями Расэндзин (@RASENJIN) 2020年5月4日
ファシズムに身を委ねないためには、つまり常にある程度の居心地悪さを許容すること、そして自分は常にある程度間違っていることを意識することが肝要なのでしょう。自分が間違っているからといって、臆病になることはないんですよ。
— Хаями Расэндзин (@RASENJIN) 2020年5月4日
これが本当に大事…ところで。
"Murder hornets" may have come to U.S. as "unwitting hitchhikers" https://t.co/8gFMmGcKHn
— 大波コナミ_bot(副社長) (@moja_cos) 2020年5月8日
アメリカのワシントン州あたりでオオスズメバチ(アジアの固有種)が確認されたというニュース
これもコロナと同じで、正しく怖がる必要があると思うですよ
— 大波コナミ_bot(副社長) (@moja_cos) 2020年5月8日
コロナと同じくアジア由来で過剰に反応しちゃうんでしょうけど https://t.co/yNu1lOaCou
「科学的に正しく怖がる」難しさ…