この問題の全ての根元、それは欧州で初めて人権意識に目覚めたのが「インディオ大量虐殺の当事者」スペイン人だったという事なんです。
この手の「AがダメならBもダメじゃなきゃおかしい」≒「BをダメとしないならAをダメとするのは許されない」みたいな論理、大体全部間違ってるよね。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
銅像立てるときに「Aの銅像を立てるならばBの銅像もたてないとならん」と言わないのと同様、銅像を撤去するのに「Aの銅像を撤去するならBの銅像を撤去しないとならん」とはならないがな。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
基本的にwhataboutismと一緒のクソ論理でしょ。あくまでも個別に、銅像を撤去しろ、という社会の一部から声が挙ってるのに対して、それを抑制してでも残す意義があるのかどうか、検討・議論するのが正解に決まってるわ。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
リンカーンはネイティブ・アメリカンにきつかった、ジェファーソンは奴隷を一杯「所有」してた、など過去の偉人には色々あるが、それでも「現時点」では、それらのマイナス側面とプラス側面を両方観て、リンカーンやジェファーソンの彫刻を引き倒せ、という声が高まってないわけだ。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
対してコロンブスは伝統的に新世界の発見者とされてるがアメリカ合衆国の「発見」にも建国にも、特に何も貢献してない一方、新世界で奴隷制度を設立し、反旗を翻した先住民を虐殺したりなど、マイナス面ばかりだったから、英雄視し、祝日があったり銅像が建ってるのがおかしい、と声が高まってるんだよ
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
そのようにプラスとマイナスを図った上でマイナスの方がでかすぎだ、という判断がなされてるわけで、コロンブスもだめならリンカーンもだめだろ!とか言ってる連中の方が、単純思考だろ、ヤレヤレだぜまったく。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
ちなみに、リンカーンやジェファーソンだって、遠い将来的には更に見直しが進み「英雄視はおかしいな」となって、リンカーン・メモリアルと取り壊しとかあり得るでしょ、普通に。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
そうやって変わっていくのが社会だろ。
あと「今の価値観で昔の価値観を」論で圧倒的に欠如してるのが何か分かるか? 当事者の声だ。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
なぜコロンブスの銅像が建ってるのか?建てるときにアメリカ先住民の声が反映されなかったからだ。なぜ南部に南部連合国軍人の銅像が建ってるのか?彼らの奴隷だった黒人の声が反映されなかったからだ。
そして彼らの声が反映されなかったのは、圧倒的に抑圧されていたからだ。
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
長い時を経て、ようやくネイティブ・アメリカンの、黒人たちの抑圧が少しずつ解かれ「こんなもの私たちは最初から望んでなんかいない」と言い、それを聞いてもらえるようになってきてるのが今なんですよ。
黒人やアメリカ先住民にとっては「最初から」南部連合国軍人やコロンブスの銅像をおっ立てるのなんて「とんでもない」話だったんだが、彼らの声が完全に無視されたから建ったわけで「昔の価値観ではOKだったことが最近のポリコレでアウトになった」みたいに言うのは短絡的か不誠実か、どちらかだよね
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) 2020年6月12日
歴史的建造物破壊だから犯罪行為。
— しばちゃん (@siva_chan) 2020年6月12日
社会契約が意味をなすなくなってしまった時、市民はどういう行動をとるか、取らざるを得ないか、という文脈を完全に無視してますよね。で、プロフィールを見てみるとやはり日本の将来を「心配」している憂国の志士、見事なまでに国家権力に自分を消えさせる方々のステレオタイプにはまっていますね♪
— Miru Janet (@MiruJanet) 2020年6月12日
誰もが「加害者に無制限復讐を要求する被害者を気持ち」に寄り添うなら、最初から人権意識になど目醒めなかった方が良かったというジレンマが…