パレスティナ(カナン)の歴史は本当にややこしい…
ずっと積んでた『書物の破壊の世界史』読むゾ
— けむ (@kemunopasokon) 2020年8月10日
ウガリットってフェニキアじゃないんか?(近くのラタキアはフェニキア都市だったっぽいけど)
— けむ (@kemunopasokon) 2020年8月10日
いやラタキアはギリシャ都市か。
— けむ (@kemunopasokon) 2020年8月10日
ウガリッド、メギド、カデシュなどの「紀元前1200年のカタストロフ」で滅ぼされたシリア諸都市は一般に「カナン諸族」あるいは「(フェニキア人やアラム人やヘブライ人に代表される)北西セム人」が建てた都市とされていますが、どうやら当時はフルリ人が支配階層だった辺りがややこしい所。
そのややこしさはある意味「国引き神話」を有する日本の古代出雲地方と対応するかもしれません。出自が複雑過ぎる部族構成、それ故に次々と部族統合のアイディアが浮かんでくるも自らは部族統合に失敗し続けるジレンマ…
詳細は現在まとめてる最中ですが、要するに(考え様によっては日本の漫画やラノベなどにける「彼・彼女関係」の大源流ともいえる)フェニキア人の「バール(Baal=男主人)/バーラト(Baalat=女主人)信仰」も、ヘブライ人の「古代イスラエル人がカナン地方を統合した」神話も、古代出雲地方で突如銅鐸や青銅剣が埋設され、四隅突出型墳丘墓築造と土器供用を中心とする共同祭祀が始まった(この動きによって出雲自体が統合される事はなかったが、それを模倣した吉野豪族の主導下、伊勢や東海地方沿岸部の地方豪族が集って「日本最初の首都」纏向が築造され「前方後円墳築造と土器供用を中心とする共同祭祀」を特徴とする古墳時代が始まる)のも同じ諸族統合の努力と考えれば色々と辻褄が合ってくるのです。
とりあえず、以下続報…