諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

2016-04-29から1日間の記事一覧

「ポルノグラフィ論争」と「額縁ショー」

19世紀後半のフランスでは、今日では忘れられて久しい「ポルノグラフィ論争」というのがあった。 近代芸術成立過程で最も重要な役割を果たした事件だったが、坂口安吾でさえ戦前段階ですでに「(その時起こったパラダイムシフトがあまりに激烈で不可逆的だっ…

吉本隆明の「共同幻想論(1968年)」とエヴァンゲリオンの「赤い海」

19世紀末から20世紀初頭にかけてのドイツの学者は、やたらめったらマルクスの造語「上部構造/下部構造」を使いまくる。 これは日本では吉本隆明「共同幻想論(1968年)」によって広まった「共同幻想」の概念にほぼ相当する。

十字軍運動とヴェネツィアの覇権

欧米の歴史観では割と普通に「カール大帝の征服事業(9世紀)」「ヴァイキング(9世紀~11世紀)」「ノルマン人の征服事業(11世紀~12世紀)」「十字軍運動(11世紀末~13世紀)」「イタリア戦争(15世紀末~16世紀前半)」が連続的に語られる。その一方…