諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

フランドル史

都市から国家に(欧州の経済的中心の歴史的推移)

大航海時代到来によって欧州経済の中心が地中海沿岸から大西洋沿岸に推移するまで、(ミラノを中心とする)イタリア北部や(フィレンツェを中心とする)イタリア中部とフランドル地方は並列的に発展してきた。 その歴史はどちらも都市の興亡によって彩られて…

北方ルネサンスとは何であったのか

ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1 ここに「北方ルネサンス(アルプス以北の北ヨーロッパの美術運動を意味すると同時に、イタリア以外での全ヨーロッパのルネサンス運動の意味もある)にも触れるべき」なんて指摘もあったけど、それは…

ドラマ性に欠ける自由交易圏側の歴史

ハプスブルグ帝国に組み込まれる事を拒絶して独立したスイスの文化史学者ブルクハルト(Carl Jacob Christoph Burckhardt,1818年~1897年)は、シスマ(Schisma、教会分裂)期(1378年~1417年)に領主化した教皇とその背後でのボルジア家やメディチ家の暗躍…