中川いさみのマンガ家再入門/中川いさみ 【第17話】 鴻上尚史、再び登場! 「創作がガラッと変わった95年という年」 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
ここでまさかの効用主義経済学(Utilitarianism Economics)的アプローチ。しかも「希少=どうしても欲しい(渇望)」の対局に「飽和=もういらない(拒絶)」を置く厳しいタイプの拡張版だ、これ…
要約するとこんな感じ。
- 1980年代には不条理が希少だったのでそれが最強の商品となった。
- 1990年代中盤、阪神淡路震災とサリン事件を契機に不条理は希少性を失った。
- 2011年の東北大震災はむしろ不条理を廃除の対象と考える流れを加速させた。
- 2016年の熊本地震がどの様な影響をもたらすか心配。
とあるネット上で「日本人はもうね「朝鮮人を全員追い出したらこの社会は良くなる」とか「安倍政権さえ倒せばこの社会は良くなる」とか、そういう分かりやすい話にしか耳を傾けない方向に進化しちゃったんですよ。今ついてこれてないのは社会の方。一刻も早く追いついてきて欲しいです」と自慢げに語るアカウントを見掛けたのを思い出しました。それって進化じゃなくて単なる変化、それもあまり良くない方向に向けての変化なんじゃないかなぁ…むしろそう考えちゃう方が「オールドタイプ=時代遅れ」?
実は過去にも似た様な展開が…
はてさて我々はどちらに向かって漂流してるやら…