新海誠監督作品「君の名は(2016年)」の海外封切りが順調そうで何よりです。国際SNS上の関心空間における人気も上々。ただし、かえってそれは世界中に潜在するとある問題をかえって浮き彫りにしたという側面も…
実際に挙がってる実例を拾うともうね…
- 中国では「わが国なら、このラストシーンでのハッピーエンドはありえない。なにしろ視界の悪さが半端じゃないからな」ネタが大流行。
- 森の丘や古塚での秘儀を伝承するドルイドの末裔が「ダブリンのイケメンに生まれ変わりたい!!」と叫ぶネタ現る。そう、アイルランド人が「君の名を」を見るにはわざわざ都心部まで出向くしかなかったのだった。何たる地域格差!!
*そもそもアイルランド人と日本人は自然を崇拝する世界観を共有してるっぽい。
Essence of Nature and Self
- これに便乗してルーン文字の刻まれた石や骨を投げるバイキングのシャーマン末裔が「ストックホルムのイケメンに生まれ変わりたい!!」と叫ぶネタ現る。
*ノリは割とハードロック・バンドのジャケットのアレ。刺青率高い。
:Savage Salvage: - Hér Ferr Hafdjarfr ~ Here sails the Sea-Brave. ...
まぁとにかく結論はこれ。
作品の主題が「地方と田舎の対峙」だし、海外展開が都心の映画館中心なせいで世界中の「田舎」の人が拗ねてこういう展開に。そしてさらに「田舎」間にも、こういう遊びに参加できる「伝統ある田舎」と、そうでない田舎の絶対格差が…