諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

「全日本人が自発的に全財産を放棄し、歓喜しながら拷問と輪姦を受容し最後の一人まで絶滅し尽くすまで人種平等の理念は回復されない」なる思考様式について。

掲題の様な思考様式の人間に一度も接した様な人間は幸せなのだと思います。まぁ同じくらい「それが全ての中国人や韓国人の基本的感情」と信じ込んでしまうのも、またそれはそれで馬鹿らし過ぎる反応だったりする訳ですが。

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そもそも「力の均衡(Balance of power)を背景としてのタフ・ネゴシエーション」があらゆる交渉の基本となるのが大陸的思考様式の基本。

そう割り切って如何なる過激なプロパガンダにも動じない様になれば「何があろうと決して頭を下げず、隙あらば本当に言いたい放題」なる基本的スタンスも客観的に俯瞰可能となったりもします。

勢力均衡 - Wikipedia

19世紀以降、欧州の国際秩序を維持するために各国間の軍事力に一定の等質性(パリティ)を与えることにより、突出した脅威が生み出されることを抑制し、地域不安や紛争の誘因を低下させることを目的として考案されたバランス型の秩序モデル。

  • 特に勢力均衡を国家戦略として用いたのが「大英帝国」と呼ばれた時期のイギリスであり、イギリスの基本的国益である独立と貿易の安定化のために、交易国たる小国の独立維持に積極的関心を強めた。イギリスは小国の独立を脅かす国はすべて敵国であるという姿勢で臨み、そのため、勢力均衡のためには自国の軍事力を高く維持するという独特な勢力均衡政策がとられたのである。

  • 19世紀のイギリス外相であったジョン・ラッセル勢力均衡について、ヨーロッパでは要するに数か国の独立を意味すると述べている。均衡関係とは必ずしも友好関係の有無やその程度を示すものではないが、このラッセルの認識は自国の存立や国益の確保のみならず、近隣諸国との相互に等質性そのものに意義を置いていることがわかる。この勢力均衡が安全保障の主流であった時代においては、世界における安全保障の中心はあくまで自国の国家、国民、領土、そして国益の確保を主な使命とする個別安全保障にあった。

  • ヨーロッパにおいては文化的統一性や武器による殺傷能力の限界から勢力均衡が戦争の激化を避けるに至っていることから、勢力均衡体制は当時の政治家、外交官、国際法学者の間では評価されたモデルである。

最も勢力均衡の基礎となったのは、三十年戦争(1618年~1648年)の講和条約であるヴェストファーレン条約(1648年)によりもたらされたヴェストファーレン体制である。この体制は、19世紀に入りナポレオン戦争(1803年〜1815年)によって完全に瓦解するものの、勢力均衡の基本的な枠組は、ウィーン体制(1815年〜1848年)などに継承されている。 

 この辺りは同じ共産主義圏でも「資本主義化」に相応の形では成功した中国やベトナムと、これに失敗した北朝鮮の間でも相応の格差が生じている模様。

北朝鮮報告(2)~平壌のレストランでいきなり打ち砕かれた僕の幻想。 - 韓食生活

実は今回、北朝鮮を食べ歩くにあたり、ひとつの大きな期待をもって出かけました。それは現在の韓国が失ってしまった、古き朝鮮時代の料理が片鱗として残っているのではないかということ。

それらは日本の在日料理にも片鱗として見えるものがあるのですが、北朝鮮に行けばより骨格の残った形で見えるに違いないと僕は考えていました。

諸外国からの影響を強く受け変容を続けてきた韓国に対し、いわば朝鮮時代から冷凍保存されたような食文化の姿があって、それらが度重なる食料危機で損なわれていないかと心配もしていたのですが……。

根底から大間違いでしたね。

僕ら日本から見ると北朝鮮は国交もない閉ざされた国ですが、実際に行ってみると中国人観光客はやたら多いですし、西洋からの観光客もたくさんいます。日本、アメリカ、フランスなどとは国交がありませんが、いま調べたところ160以上もの国と国交を結んでいます。

「閉じてないじゃん、北朝鮮!」

もちろん外国人観光客がガイドなしにフラフラ旅行できる訳ではありませんし、閉ざされた部分も多いでしょうが、少なくとも平壌の料理を見る限り、食文化のほうは外国からの影響が充分。それも中国の影響を受けた部分が少なからずありそうです。

北朝鮮旅行は、表面上は非常に快適です。ホテルは特級、食事は全食インクルードされており、お酒も頼めば飲み放題、ガイド二人に専属ドライバーまでつく。字面だけ見たら、これ以上望むべくもありません。

それでも、その快適さの裏に得体の知れない何かを感じざるを得ないのです。もちろん、「何か」なんて存在しないのかもしれません。あの国はお金を払ってくれる「顧客」に対しては、非常に誠実なのかもしれません。

でも、そんなことはわかりません。わからないからこそ勘ぐる。だからキツい。

ガイドに日がな反日的な言葉を浴びせかけられ、時には侮蔑の表情を向けられ、悔しくて、いっそ殴ってやろうかと思う気持ちを抑えつけ、耐えに耐えた4日間。何が楽しかったのかと言われると、楽しかった記憶はあまりない4日間。

でも、今この時期の北朝鮮を見れたことは、非常に貴重なことだと思います。

 そしてもう一つの問題点は「資源保護」といったリソース管理意識に乏しい事。

日本のせいで太刀魚禁漁期を廃止

韓日漁業協定が遅れ、済州地域漁民の漁業損失が引き続く中、太刀魚禁漁期を廃止する法改正が推進される見通しだ。

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韓日漁業交渉妥結の遅延とそれに伴う中断被害まで重なり、漁民が、7月禁漁期廃止を強く要求した。これに対して海洋水産部も肯定検討を約束している。

施行令改正案が最終議決されると、主なタチウオ漁場である北緯33度以南の水域では、7月の禁漁期が適用除外されて、禁漁期が廃止される効果が発生する。

民主党ウィ・ソンゴン国会議員は「韓日漁業協定の妥結の遅延に基づいて、漁民が莫大な被害を受けている」とし「今回の施行令の中、最終通過した韓日着交渉遅延による制度的対策作りなど最善の努力を尽くす」と述べた。

タチウオ(太刀魚、立魚、学名:Trichiurus lepturus、英名:Largehead hairtail)

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スズキ目サバ亜目タチウオ科に属する魚類。回遊魚。最大で全長234cm、体重5kg。頭はとがっており、一見獰猛そうな鋭く発達した歯が目立つ。体は全体に左右に平たく、幅は指4本などと表現される。背びれは背中全体に伸びて130軟条以上あり、尾びれ、腹びれは持たず、尾部は単純に先細りになっている。体表には鱗がなく、その代わりに全身が銀色に輝くグアニン質の層で覆われている。生時はやや青味がかった金属光沢を持つが、死後ほどなくすると灰色がかった銀色となる。表面のグアニン層は人が指で触れただけですぐ落ちるほど落ちやすいが、生時は常に新しい層が生成されることで体を保護している。このグアニン層から採った銀粉は、かつてはセルロイドに練りこまれて筆箱や下敷きといった文房具、また模造真珠やマニキュアに入れるラメの原料として使われていた。

  • その外観が太刀に似ていることより、「太刀魚」(タチウオ)と名づけられたとする説(「刀」の字を取って「魛」と表記することもある)。一方、「帯魚」(タイギョ)を語源とする説もある。また、通常深さ100mくらいの泥底に群生して朝夕の薄暗い頃に表層に浮き上がり、餌を狙って立ち泳ぎしながら頭上を通り過ぎる獲物に飛び掛かって捕食する。このため、「立魚」(タチウオ)と名付けられたとする説もある。別名にタチノウオ、タチ、ハクナギ、ハクウオ、サワベル、シラガ、カトラスなどがある。

  • 英名の由来は、和名の由来と同じようにその外観が「カットラス」(Cutlass)と呼ばれる湾曲した刃を持つ剣である舶刀に似ていることから、「カットラスフィッシュ」(Cutlassfish)と呼ばれる。また、「サーベルフィッシュ」と呼ばれることもある。

  • 世界中の熱帯から温帯にかけて分布する。沿岸域の表層から水深 400m 程度の範囲の泥底近くで群れて生活しているが、時には河口などの汽水域まで入り込むこともある。産卵期は6-10月。稚魚や幼魚のうちは、甲殻類の浮遊幼生や小さな魚などを食べている。成魚はカミソリのような歯で小魚を食べるが、時にはイカや甲殻類を食べることもある。ただし貝やエビなど硬い殻を持つものは一切口にしないことから、漁師たちは「タチウオは歯を大事にする」と言い習わしてきた。この鋭い歯は、人の皮膚も容易に切り裂くため、生きているタチウオを扱うときには手袋などをして身を守る事が推奨される。

  • 成魚と幼魚とは逆の行動パターンを持ち、成魚は夜間は深所にいて日中は上方に移動し、特に朝夕は水面近くまで群れて採餌をするが、幼魚は日中は泥底の上 100m ほどの場所で群れていて、夜になると上方へ移動する。潮流が穏やかな場所では頭を海面に向けて立ち泳ぎすることがある。場所によってはこの立ち泳ぎが群れになる事がある。これは、潮流によってタチウオが一箇所に流されて来たという説と、敵から逃げる際に体に当たる光を目晦ましにするためという説がある。潮流が早い場所では立ち泳ぎが出来ないため、この光景は見られない。

  • 種々の調理法で食用にする。肉は柔らかく、塩焼き(バター焼き)やムニエル、煮付け、唐揚げなどで美味。紀州播州・天草では新鮮なものは皮ごとの刺身や寿司、酢の物などにも用いられる。また、和歌山県有田市周辺では、タチウオを骨ごと擂りつぶして揚げた「ほねく」(または「ほね天」)と呼ばれる揚げかまぼこが市販されている。

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  • 体表の銀箔のグアニンは、模造真珠の原料として使われていた(ここから、「ハクウオ」の名で呼ぶ地方もある)。

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煮魚や焼き魚として韓国料理でも一般的な魚種となっている。しかしながら長年の乱獲がたたり資源が枯渇。韓国EEZ内の漁獲量は減少し続けており、韓国漁船日韓漁業協定の枠内で日本側のEEZ内で操業を行うことで供給量の確保がなされる一方、日本国内で漁獲されるタチウオも韓国での需要に応じて輸出されるケースも見られるようになった。いわばタチウオは、日韓漁業協定では重要な魚種となっている。ところが2016年度においては、漁獲量や入漁ルールなどをめぐり両国間の交渉が決裂。日本側のEEZ内で韓国漁船の操業が不可能になったことから、韓国内でタチウオの品薄感が高まり、2016年秋口には価格が高騰する現象も見られた。

(2016.7.10 01:00)日韓双方の排他的経済水域EEZ)における漁獲割当などを決める「日韓漁業共同委員会」の交渉が決裂し、7月1日から双方EEZ内での操業が禁止となった。同交渉が決裂するのは2014年6月に続き、2度目だ。

違法操業の撲滅に実効性のある対策を出さぬまま、タチウオの漁獲割当量の倍増など、身勝手な要求を突きつける韓国に対し、水産庁は厳しい姿勢を崩さぬ構えだ。韓国側の“乱獲”は、限りある水産資源の維持にとって大きな妨げとなるだけに、日本は今後の交渉にも厳格に対応するとともに、当該海域での監視を徹底する必要がある。

 GHQ占領期のどさくさに紛れて接収した竹島沿海も、既に乱獲によって自然環境が破壊され尽くし漁獲量が激減。今は産業廃棄物の投棄場として利用されてるとか。「日本人に良心があるなら今度は自発的に対馬を割譲せよ」といった主張の背景にも、こうした乱獲による国内漁業の存続危機がある様です。

 割とこういう話は民族感情論の次元でなく「(断固とした態度で拒絶されない限り、お互いどんな無理難題でも吹っ掛け合う)勢力均衡論」の次元で受け止めなければならないという話ですね。