諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】「イバンカ叩き」に見受けられる「老害性」の救いのなさ?

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最近「リベラル(笑)層」の間では「イバンカ叩き」が流行している様です。そしてむしろその事によって自らの「老害」を証明しつつある?

 そして急浮上してくる「父親が子育てと無縁でいられた時代と、それが不可能なほど追い詰めらられた時代の世代ギャップ」…

合算するなら、おそらく1970年代に表面化した「究極の自由主義は専制の徹底によってのみ達成される」ジレンマに無自覚な人達なのでしょう。

そうでなければ、究極的には「人類平等の理念達成の為に、安倍総理自民党を支持するカルト狂信者は全員絶滅収容所送りにすべき。その残党も、近隣にそうかもしれないという噂が流れた時点で(例え誤報でも)一族郎党その全員が全財産を略奪され尽くし、少年や幼女に到るまで輪姦され尽くし、虐殺され尽くして電線に惨殺死体が並んで吊るされてこそ軍隊も警察も無用の長物と化す国際平和主義の理念が達成される」なんて発想に至る事はない筈なのです。

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私がとある韓日国際翻訳掲示板で邂逅した自称「沖縄独立運動支持者」の「琉球王朝再独立を支持する琉球人は人口全体の4%にも満たないといわれてるけど、そんな数字なんて残り96%を粛清すればたちまち100%となる。要するに多数決原理なんて、所詮はその程度の仮象に過ぎないのさ。おっと、平和主義者たる我々が自ら手を汚す事態になんて決してならないよ。まずは肉親や配偶者や親族に「国際正義に臣従する歓喜に包まれながらの自発的処刑」を示唆し、それに従わない様なら近隣の住人に同類として処断される恐怖を吹き込んで代行させる。かくして国家主義の権化たる軍隊や警察の動員を必要としない「平和的解決」が実現するんだ。フランス革命当時、ジャコバン独裁政権が「革命の理念を疑う一族(主にフランス絶対王政の恩恵を受けて豚の様な繁栄を続けてきた都心の新興産業階層や敬虔なカソリック教徒の伝統的共同体のメンバー)は一切妊婦の腹を裂き、赤子を竃にに放り込んで族滅せよ」と扇動し、逆らう都市住民を霞玉でミンチ肉に変貌させ続ける事によってプロレタリアート階層の大喝采を浴びた様に」を想起させます。まさに無政府主義者が夢見る「軍隊も警察もその存在意義を一切認められない楽園(国家権力不在の為に伝統的共同体の自警団の地方自治が全てを統括した中世の理想視)」が実現する可能性が目前に迫っている?
*しかしながら、むしろ虐殺の積み重ねによって政権を維持したフランス革命当時におけるジャコバン恐怖政治の圧倒的大勝利は(今日におけるルワンダ同様に)フランス国民に「マスコミの扇動に国民が盲目的に流される恐怖」を決定的な形で刻み込み、むしろ「前世代までは既存秩序の破壊だけが社会革命の主目的だった。我々の世代以降は(その世代の成果を踏まえつつ)それからの脱却を試みねばならない」と宣言する「サン=シモンによる産業者同盟構想(不労所得階層たる王侯貴族や聖職者でなく、実際の経済の担い手自身が政治的主体となるべきという発想)や「(リヨン霞弾虐殺で親族も財産も全て失った)シャルル・フーリエによるファランジュ(農業アソシアシオン)構想」の台頭を促したとも。その結果、フランス2月革命(1948年)直後の普通選挙において「ジャコバン恐怖政治の再開」を公約に掲げた共和主義急進派は歴史的大敗を経験し、腹いせに暴動を起こすも鎮圧されて関係者はこぞって海外植民地へと流刑とされた。普仏戦争(1970年)敗戦による第二帝政(1852年〜1870年)崩壊乗じて帰国し、パリ占拠を果たすも(戦勝したドイツ諸侯連合軍に配慮して)フランス国軍が殲滅。フランスにおける絶対王政時代から(帝政時代を経ての)共和制への推移は、実際にはかくも凄まじいものだったのである。

最近、何かとカタルーニャ独立運動が話題となりますが、その報道を見ても国際的にマスコミは過半数を超す独立反対派住民の声を完全黙殺する事で「独立に反対するカタルーニャ人はもはやカタルージャ人ではないから粛正し尽くせ」なる扇動に加担。独立運動(1919年〜1921年)そのものより圧倒的多数の犠牲者を出したアイルランド内戦(1922年〜1923年)を美化して「さぁ皆さん、偽物の平和主義と人道主義を払拭する為に納得あいくまで殺し合って下さい」「沖縄のみなさんもどんどん続きましょう!!」と扇動するのです。実際「ルワンダ虐殺(1994年)」ではそうやって人口の10%から20%まで犠牲者を積み重ねる事に成功した事を、否が応でも想起させますね。

ここへきて「96%」なる数字の達成に成功したら世界史上にその名を刻む事すら可能となるレベルですよ? そりゃ日本のマスコミが本気で扇動に邁進する訳です。

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 だからこその「民族的自尊心があるなら、沖縄人はクルドやカルターニャの達成した歴史的偉業に続け」なるプロパガンダ…なにしろスペインやトルコの軍事出動の様な展開を誘い出す事に成功したなら、嬉々として独立反対派住民の粛正に着手出来ます。ああ「人類平等の理念を実現するには、レイシスト=先天的ナチス(及び彼らに迎合する全ての似非カルト宗教信者)は手段を選ばず(要するに基本的人権すら一切認める事なく)誤爆を恐る事なく(疑われるだけで基本的人権すら否定されるという意識の浸透こそが正義の徹底を加速させる)一族郎党もろとも(「連帯責任」なる概念の導入によって、基本的人権は各当事者の立脚点と無関係に無制限に否定される様になる)殲滅し尽くさねばならない」なるプロパガンダの甘美さよ? だがそれもナチスを倒す為には不可欠の措置という訳です…まさしくニーチェの「怪物と戦う者は、自分も怪物にならないよう注意せよ。深淵を覗き込むとき、深淵もまたお前を覗き込む」の世界?