「マスコミって90年代の成功体験が忘れられないんじゃないか」って、裏返せば「90年代の感覚でものいえばまだ支持されると思ってる」ということでもあるんで、そうした90年代を知らない、あまり影響受けてない世代と根幹から認識が違う話になるとどうなるかって、思想がどうの以上に溝が深い。
— 織部ゆたか (@iiduna_yutaka) 2018年4月27日
それでは、ここでいう「(マスコミが大成功した)1990年代」とは?
- バブル崩壊(1991年3月〜1993年10月)以降も積極的冒険主義を貫き続けた角川春樹の逮捕(1993年8月29日)。同年に至ってなお日本人観客に自らの監督した「REX 恐竜物語(封切り1993年7月)」を、スティーブン・スピルバーグ監督映画「ジュラシック・パーク(Jurassic Park、日本封切り1993年7月)と同グレードの作品と信じさせる事に成功し続けていた。
- ソ連が崩壊し日本社会党も凋落した時代。1980年代後半のリクルート事件に続いて朝日新聞が佐川急便から金丸信へのヤミ献金を暴露。2000年代に自民党から政権を奪う民主党(1998年〜2016年)が結成された時代。
- インターネットのトラフイックが急増し、そこを流れるデータが動画や静止画や音声中心となる2000年代前夜。
あれ? もしかしてこの流れ「不条理への寛容性の低下」と相関してくる?