そういえば江戸川乱歩が1930年代に発表した通俗小説にも「火星の大運河」の話が出てきたりします。記憶によれば確か「暗黒星(1939年)」辺りにも…あれ、記憶違い?
というわけで、火星大接近を記念して、1935(昭和10)年に火星が大接近した時の記事を。なにがすごいって、もう完全に生命体がいる前提で書かれているのだ。〈火星ではいまが秋の初めで/赤道付近の一帯に青々と植物が見える、運河もはつきりと見える〉 pic.twitter.com/RWfRSZs6cn
— 博物月報 (@hakubutu) August 3, 2018
東京天文台も、〈火星には地球の空気より稀薄だが気体がある/生物が棲息出来る條件があり、運河などから人間のやうなものが生存してゐるのだと想像されてゐる〉〈(運河問題は)四十年前にアメリカのローエル氏が天文台を建設して観測をとげてから学説的に有力化した〉とコメントしている。 pic.twitter.com/WGHoflQwVi
— 博物月報 (@hakubutu) August 3, 2018
こちらは1926(大正15)年2月19日の記事。赤外線写真の撮影に成功し、植物や雲が見えたという。火星に大気があり動植物がいるという説は、「月にうさぎがいる」というのとは違って、当時の最先端の技術を用いた観測の結果だった。そこから一回りして、今再び「生命がいるかも」という所に来ている。 pic.twitter.com/9ljDkgdbM3
— 博物月報 (@hakubutu) August 3, 2018
「黄金バット(紙芝居化1930年〜、貸本漫画化1947年〜)」の敵役「怪人ナゾー」の正体が宇宙人だったとしても何ら不思議ではない?
*流石に(ナチス・ドイツ残党と手を結んだ)ナゾーの登場は1950年以降とも。
まぁ火星については現在なお、こういう「事件」が…
オデッセイで一番おもしろいのは作者とNASAがめっちゃ頑張って考証頑張ったのに、「そもそも火星は大気がうすいのであのような破滅的な嵐は起きない」という大前提にあとで気付いた事なんだよな
— シミュラクラ (@arclisp) August 3, 2018
『オデッセイ』
— 映画ランナー (@eigarunner) August 3, 2018
火星ではこの大きさの探査機が傾く程の大嵐は起きません。これは製作者側も承知の上で、他の代替案も脚本家は考えましたがどれもパッとしなかった為、結局元の嵐を映画の嘘として通しました。リドリー・スコット曰く、代替案は「とてもつまらなくて覚えていない」との事です pic.twitter.com/zfAkr2B59O
後からのフォローが効かなかった様だ?