諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【国際協調世界の真理】TPP締結が蘇らせる「サンタクロースが恋人」論

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 盧武鉉が韓国大統領だった時代、東南アジアで繰り替えされた会話を思い出しました。

我が国も貴国も日本には酷い目に遭った。団結して日本を倒しましょう!!

援助はどれほど貰えます?

 捕鯨論争では、これが世界規模で展開しましたね。

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まさしく21世紀版「キリマンジャロ山頂の豹」? これまでこのサイトは「究極の自由は専制の徹底によってしか達成出来ない」ジレンマは、複数のプレイヤーの競合状態によってしか緩和し得ないとしてきました。しかしながら具体的展開は、あくまでこうした「非対称戦」になるのですね。

人口格差是正の為、こういう動きもあったりします。そして「レアアース兵糧戦」では、さらに複雑なゲーム展開が見られます。

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  • コストパフォーマンスでレアアース業界の独占に成功していた中国が、その状況の政治利用に着手。日本を追い詰めようとした。

    中国の専門家 西側の「中国経済責任論」に異論 -- pekinshuho

  • しかしながら値段が高騰すればコストパフォーマンスは変化する。オーストラリアやアフリカの製品が市場を席巻し、中国はむしろ自らの首を絞める結果に。

  • 今日なお中国はレアアースの政治利用を諦めていないが、今度は米中貿易摩擦問題が浮上してくるなど状況は刻々と変化しつつある。

考えてみればかつてオスマン帝国ヴェネツィア共和国レパント交易を独占した結果、砂金と岩塩を交換するサハラ交易の源流たる西アフリカ海岸にたどり着いたポルトガルの「アフリカ十字軍」にイタリア商人のリソース投入が集中。インドにまで到達する西回り航路が開拓されて大航海時代が始まってしまい、地中海経済圏が没落して大西洋経済圏が優勢となる様な歴史的流れも存在した訳です。

非対称戦」が、いつまでも「非対称戦」のままとは限らないのがこの世の流れ?