諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【顔真卿展】こういう国際交流は悪くない…

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展示会が始まって約3週間が経った今、徐々に日本での展示会の様子が中国で報道されるようになってきた。これまでの「批判の声」は少しずつ収まっているように感じる。代わりに、冷静で客観的な論評が出回り始めている。

 例えば、特別展の公式ホームページを見て、こんな声が出ている。

「これまで数々の歴史文物の展示会のデザインを見てきたが、これほど繊細で品があって、書の神髄を理解したデザインは初めて、最高だ!」

 また、入場券の写真をSNSで公開し、「正直、非常に品格があり文化の雰囲気が漂っている。大事に取っておきたい」という人も多数いる。

 そして、展示会のディスプレーについても、高い評価の声がある。

「展示は、入門的なものから上級者向けのものまで、中国の書道の歴史が理路整然と示されていて、書道に詳しくない人にとってもわかりやすい。退屈せず興味を惹かれて、勉強になりました!」

顔真卿の書の歴史や文化的な価値の説明が明晰だ、主催側の並々ならぬ努力が伝わってくる」

「日本は中国の書の文化を深く理解しているからこそ、このような高い格式の展示会ができたと思う。中国の本土の文物なのに、複雑な気持ちだ…」

 など、日本での展示方法を称賛するような感想も増えてきた。

 子どもを連れて鑑賞する中国人の親もいて、書道の歴史や背景を子どもに丁寧に説明する感動的なシーンもあったという。

「祭姪文稿」は独立した空間で展示され、日、中、韓、英文の説明が書かれている上、赤い垂れ幕が装飾されているのが、顔真卿本人の心境を表現している。そして、「日本のこの作品に対する理解と敬意を感じられた」とのコメントもあった。

 とにかく、展示会を見た人の声がSNSであふれている。

「震撼(しんかん)としか言いようがない、心が打たれた!しばらくは何もできない…」

「どう気持ちを表現すればいいのか、言葉を見つけられない、わが国祖先の偉大さにただただ頭を下げる」

「このチャンスを逃したら、一生お目にかかることができないかもしれない」

「日本に行って絶対見たほうがいい!」と呼びかけている人もいる。

 こういう互いの敬意を高め合う国際交流は悪くない…