諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【VRセラピー】「21世紀の現実」が「20世紀の想像力の限界」を超え始めた?

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Peter Lund(以下、Peter):SuperGenius COOのPeter Lundです。私たちはオレゴン州ポートランドを拠点に、VRゲームの開発を行なっています。元々はビデオゲームを作っていましたが、数年前にVRに参入しました。

その中で我々は、VRの活用領域としてヘルスケアに着目しました。そこで分かったのが、PTSDや神経障害性の疼痛などの神経性の疾患では、VRを通じてセラピーを行った方が治療効果が非常に高いということです。脳は、バーチャルリアリティで経験したことを信じて、記憶に残すからです。

VRを使ったトレーニングでは、バーチャル空間に映し出された仮想の人工アームを操り、オブジェクトを掴むなどのアクションを取ってもらいます。バーチャル内の映像であっても、起こしたアクションは脳内に記憶として定着するため、トレーニングとして非常に高い効果が期待できます。安全なバーチャル空間で事前にトレーニングをすることで、事故や怪我のリスクを軽減できるのもメリットの1つですね。

レーニング用のバーチャル空間を作るうえで工夫したのは、動きを感知してバーチャル上に違和感なく反映させる技術「トラッキング」です。市販されているVRツールでは頭部と手の位置が一致するよう設定されていますが、私たちは胸部をトラッキングすることで、腕が自然な場所から出てくることを可能にしました。

これまさに「ティモシー・リアリーの認識革命論」の延長線上に現れた何か… 

 さらに凄かったのが「幻肢痛」治療に即時性があった事…

日米におけるVR治療の最前線。VRリハビリで失った手足が蘇る。

猪俣一則(以下、猪俣):株式会社キッズの猪俣と申します。私たちはVR/AR技術を応用した「幻肢痛」の治療に取り組んでいます。実は私自身もその幻肢痛をもっていた一人なのですが、認知度が低い病気なので、まずは幻肢痛についてご説明しますね。

手足を切断、もしくは神経を損傷して感覚を失ったとき、まるで四肢がまだ存在するかのような錯覚「幻肢」が現れます。目を閉じると昔と変わらず指先まで感じ、温かさや痺れを感じるのです。そしてこの幻肢が猛烈に痛みます。物理的にある手が痛いのではなく、頭の中で感じている幻肢が痛いのです。仕組みとしては、脳が送った信号に失った部分からのフィードバックがされないことに対し、危険信号として痛みを発しています。

そんな幻肢痛を取り除くため、私たちはバーチャルで幻肢を再現し、随意的に動かせるプログラムを開発しました。健常側の腕の動き、肩、肘、手首、5本の指を赤外線で計測し、患者さんが持つ幻肢のイメージ位置にフィットするよう、バーチャル上に手を出現させる。私自身、このVR治療によって30年間痛み続けた幻肢痛が無くなったのです。

井上裕治(以下、井上):パワープレイス株式会社の井上です。現在、猪俣さんと共にVRによる幻肢痛治療の研究・開発を進めています。このVR治療で非常に重要なのは、患者さん一人ひとり異なる様々な幻肢にピタリと合わせるようにプログラムし、患者さんに「思い出体験」をさせること。

それまでイメージでしかなかった幻肢があたかも蘇ったかのように見え、仮想的な身体で腕を回したり、ボールを掴んだり、顔を洗ったり…。そうしたビジュアルのフィードバックが脳に刺激を与えることで、痛みを緩和することができるのです。

猪俣:即時効果が高いのも特徴の1つです。訓練を始めてから4-5分程度で痛みが緩和し、1-2週間もの間、効果が持続します。訓練を継続的に行うことでその緩和期間は伸ばしていけるのではないかと考えています。

手が無い、動かないというもどかしさと、さらに日々蓄積されるトラウマから来る痛みは本当に辛いものですが、その治療にVRはとても効果を発揮します。これから、VRによる幻肢痛治療法を確立し、日常生活を楽しく過ごせる手助けをしていきたいですね。

Matthew:ありがとうございます。患者さん側の視点として、実際にVR技術を用いて治療とロボット義手のトレーニングを続けているJohnnyにも、お話を伺ってみましょう。

Johnny Matheny(以下、Johnny):痛みが緩和されるのはもちろん、VR治療の一番のメリットは、安心感をもたらしてくれることだと感じています。疼痛をもつ人たちは、いつ痛みがやってくるだろうかという緊張感の中で暮らしています。VRレーニングによって痛みから解放され、リラックスして日常生活を送れるようになりました。

猪俣:どこかを怪我したとき、本能的に周辺をなでたり、力んだりして痛みを相殺させますよね。しかし幻肢痛の場合、患部が存在しないため、押さえる場所も無く、ただただ痛みが過ぎ去るのを待つしかありません。しかしVRの中で幻肢を動かせるようになることで、痛みを緩和するだけでなく、「痛みの逃し方」のイメージを獲得することができる。自分で対処できるよう疼痛管理が可能となり、日常生活が精神的にも楽になります。

21世紀の現実」が「20世紀の想像力の限界」を超え始めた?