諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】「アベ政治より許せない」?

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どう見てもその大源流の一つは、19世紀後半のフランス有識者が没頭した「皇帝ナポレオン三世を許さない」運動…しかも彼らの「絶対悪への怒り」は皇帝退位後も収まらず「(普仏戦争で彼を討ち取り、莫大な戦争補償金を要求してきた絶対悪ドイツ人への憎悪転嫁」として持ち越され、その結果…

…かかる盲目的憎悪の連鎖はドイツに感染。最終的にNSDAPNationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei=国家社会主義ドイツ労働者党)の勝利を後押ししてしまう結果に終わったのでした。

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自らもユダヤオーストリア人としてナチスドイツの迫害を経験したピーター・ドラッカーが「(集団的合意の最大化を優先するあまり気に入らない相手を手段を選ばず熱狂的に叩く一方その「ええとこどり優先主義」ゆえに様々な形で破綻していく自らの側への言及は一切許さない」のがナチスの典型的やり口だったとし、この態度をこそ絶対悪として弾劾している事を忘れてはなりません。

要するに「(ピーター・ドラッカーも当事者として体験したフクシマへの不安を駆り立てて政権を獲得した者は、やがて必ず福島県民へのホロコーストに着手する」道理… 

 21世紀には改めてこういうファクターが再浮上してくるのかもしれません。