新海誠監督映画「君の名は（2016年）」地上波放映の余波で、最近久しぶりに目にしたこの種の投稿…
岐阜県が舞台のアニメ（劇場版含む）
— ゲーテ&ワーグナー支持者@伯爵高校応援 (@eikouarucroatia) June 30, 2019
・ひぐらしのなく頃に
・星空へ架かる橋
・君の名は。
・聲の形
・のうりん
・氷菓
・へうげもの
・僕は友達が少ない
・僕らはみんな河合荘
・恋愛ラボ
・青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
ってマジなの？凄いな…
ここまでは知ってました。
そもそも岐阜は、西濃・岐阜・東濃で文化風土がちがうし、美濃と飛騨ではまったく県がちがうぐらいに隔絶しているので、岐阜舞台のアニメというくくりが間違っている
— yasudajukucho (@inuinuinuinuin4) June 30, 2019
というか、実は海外の日本マニアの間では（幕府直轄領と小藩に細分化された地域を無理矢理併合した結果生まれた）岐阜県は「廃藩置県が内戦に発展し掛けた数少ない地域の一つ」という話まで知られてます。
＊例えば白鳥士郎「のうりん」辺りが煽った。物凄い事に中国のラノベ販売サイトでは宣伝用に（問題があり過ぎてアニメ化の際に省略された）狼少女エピソードが無料公開されており「そう、この地なら狼少女が現れ得る」なるセリフが「中国の田舎と同じ!!」と共感を集めたりしている。
- ちなみに「岐阜内戦」の発端となったのは治水工事費の県民負担に関するイザコザだったと伝えられている。洪水に弱い低湿地帯で歴史的にそれを切実に必要としてきた美濃住民と、全くその工事の恩恵を受けない山岳地帯の飛騨住人の負担が同じとは、これ如何に？ という軋轢を新県知事が処理し切れず…
＊ここで思い出すべきは薩摩藩が地獄を見た宝暦治水事件…
そういえば、岐阜は元来全国規模の合戦において東西決戦の場に選ばれ続けてきた。そうして経緯も含めると平野耕太「ドリフターズ（DRIFTERS）」も仲間入り？
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さらには「江戸」と「京都」の代理戦争という側面も。例えば米澤穂信 「古典部」シリーズのヒロイン千反田江留が「豪農千反田家」名代として強要されたフォーマルな衣装「留袖に小紋」の小紋といえば（幕府直轄領だった伝統に従った）江戸小紋しかあり得ない。
京小紋
ところで京都アニメーションは、あえて彼女に着せたのは…まぁ「（遠くからは無地に見える）本当のフォーマルな江戸小紋」がアニメーション映えしないせいもあるかもしれないのだけど…
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そもそも最初は一つだったはずの「岐阜」が何でそこまでバラバラに…全ての発端は、岐阜駅前に黄金像が建てられた「あの人」への徳川幕府の恐怖心？
＊「普段はあえて黙殺されている黄金像」…一方、宮原るり「恋愛ラボ」のある回で執拗に描かれたりしている。この様に名古屋が「都会」として憧憬される作品と、全く名古屋への言及がない作品が…
- 実際、両地域の女性には「雌ライオンの様に集団で狩りをする（世界中の女性から地母神的と評価されている時空間を超越した不可思議なネットワークで「獲物」を包囲）」「中学生の頃にバレンタインチョコをカカオ豆から作ろうとする（物凄い難易度の高さで、大抵失敗に終わる）」などの共通項が見て取れる？
＊「集団で狩りをする」…「古典部」シリーズ「愚者のエンドロール」辺りの完成度が高い。また「バレンタイン事件」を引き起こした里志の後日談として、妹が「お兄ちゃん、しばらくごめんなさいしかいえないかわいそうな生き物にされた挙げ句に、もう卒業まで一人で過ごせる放課後や週末があると思うな宣言されちゃいました」と、淡々と語る場面が出てくる。怖い。だから「君の名」の宮水家、「古典部」シリーズの「二人の距離の概算」における千反田家の様に「恐怖の対象」として語られる事も…
そしておもむろに新情報…
飛騨民、根尾昴くんがそうしてたようにバッティングセンターのようなレジャー施設や買い物の時にこちら側に降りてくるので、こちらの領土みたいな感覚があります(富山県民) https://t.co/hD8bpJwVft
— ぢべた (@jibetaP) June 30, 2019
なるほど、さらにそんな展開が…
