これは知りませんでした…
仏像には座像と立像があるが、座像は救いを求める民を受け入れる姿、立像は自ら民に歩み寄る姿。ということで寺院には座像、在家には立像が多い。https://t.co/ywiCz8zL87
— 信信(悪名高きクズウヨ) (@5eloNR0) July 19, 2019
仏像の姿勢には,大きく分けて坐像(座像)と立像(仏教では「りゅうぞう」と読みます)の2種類があります。
坐像……坐り方
坐像でもっとも一般的な形は,両足の甲をそれぞれ逆の足のももに乗せて足を組む結跏趺坐(けっかふざ)で,これが基本形となり,多くの坐像がこの姿をしています。(両足の足の裏が見える坐り方。)ただし結跏趺坐にも二つの形があります。一つは,右足を先に組み,その上に左足を組む形で,降魔坐(ごうまざ)といい,その逆を吉祥坐(きちじょうざ)といって区別しています。
片足を組まないもの(左足を組まず<右のももに乗せず,ただ折り曲げただけ>,右足の足の裏だけが見えている坐り方)を半跏坐(はんかざ)・半跏趺坐といいます。また組んでない足を台座から垂らした形も半跏坐といいます。この形の有名な仏像が,(弥勒菩薩の)半跏思惟像(はんかしゆいぞう)でしょう。垂らしてる足と反対側の手を頬に当て,考えているポーズを取っている仏像です。
このほかの坐像としては,正座をする跪坐(位)(きざい)やイスに坐っている倚像(いぞう)(両足は平行)や足を交差している交脚像(こうきゃくぞう)などがあります。
立像,その他
立像は,両足をそろえる形が一般的ですが,片足に体重をかけて(体重のかかっていないほうの足を軽く前に出した)遊足(ゆうそく)という形もあります。
そのほかに変わった姿勢として,寝ている姿(臥形<がぎょう>)の仏像もあります。しかしこれはただ寝ているというわけではなく,釈迦の涅槃(ねはん)の姿なのです。ですからこの像のことを特別に涅槃像といいます。
実際の区分はもっと細かい様だ? というより実際の信仰からのアプローチと教学的アプローチの違いというべきかもしれません。