諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【櫻を見る会中止】これで野党連合はあと10年は戦える?

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新たなサンドバック獲得で野党連合支持者は歓喜極限状態?

コメント欄を眺める限り、こうした考え方に少しでも共感するなら「絶対悪に賛同する劣性遺伝子を備えたナチスの差別主義者」として族滅されかねない感じになってきました。「何もそこまで思い詰めなくても…」と熟考を求めた時点で族滅対象。というか、それ以前に「そういういう発言をしそうだ」と誰か一人でも思い込んだ時点で族滅対象(誤爆を罰すると正義を遂行する決意に水を刺すので「元気があってよろしい」の一言で無罪)。どうやら彼らに言わせるとそこまで徹底して、遺伝子レベルにおいてまで絶対悪を狩り尽くさないと「人間が人間らしく生きられる人道主義と人類平等の精神」や「虐めの全く無い明るい平等社会」の回復なんて望めないみたいなんですね。
*ふと思い出したのが共和制ローマ時代末期、ゴリゴリの元老院派ほど「カルタゴ滅ぶべし(Carthago delenda est)」「ともあれ、カルタゴは滅ぶべきであると考える次第である(Ceterum autem censeo, Carthaginem esse delendam)」と主張していたという逸話。ローマが共和制を捨て帝政へ移行するのを余儀なくされたのは植民地や属州の増大によって元老院の采配では国家が回せなくなったから。とどのつまり彼らは自らの首を締め続け、手遅れになってから元老院の権威を回復させようと個別に暴れ出し、そうした企てが全て失敗に終わって各個撃破されていったのだった。

  • 実は似た様なイデオロギーを掲げる人間なら国際的にじわじわと増加中である。リベラリズムというよりアナキズムが出発点でネットドラマゲーム・オブ・スローンズGame of Thrones=GOT)」の国際的ヒットを背景に支持者を伸ばした。その自称は「暗黒時代回帰主義者Dark Age Regressionist)」。
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  • そもそも本気で「気に入らないものは何でも抹殺して良い」社会を完全実現するには民主主義や資本主義はおろか「(相応の火力と機動力を備えた常備軍を中央集権的官僚制の徴税によって養う主権国家羅civitas sui iuris)」そのものを否定しなければならない。すると確かに自助努力だけが全てで、実際に生き残れるかどうかは各集団の部族的結束力が全てだった時代が輝いて見えてくる。実際に回帰するのは中世暗黒時代というよりイブン・ハルドゥーン1332年~1406年のアサビーヤعصبية 'aṣabīyahの世界とも。如何なる勢力も、顕著な勝利を納めたら対立勢力が嫉妬心から団結して族滅してしまう「奢れる者は久しからず」の世界。個人の生命や財産の保証? 表現の自由? 弱者救済? 技術革新? むしろそういった近世以降の余計な発明物こそが人間が本当に人間らしく生きる権利から遠ざけてきたのではあるまいか?

  • 実際に国際SNS上の関心空間においてゲーム・オブ・スローンズの国際的ヒットを受けてこういうタイプの人間がじわじわ増えていくのを目の当たりにして思った事。「これって20世紀末の日本でTVドラマ「北の国から」が流行し「テレビを捨てて自然を帰ろう!!」みたいな主張が流行したのと同じでは?」。その一方でひしひしと感じたのが「ネット社会こそまさに暗黒時代状態であり、だからこそゲーム・オブ・スローンズは国際的にヒットしたし、むしろ実社会もそうなれば良いと考える人が現れた」という印象も。少なくともこちら側は日本のリベラル層の様に「弱者救済の為なら何でも抹殺して良い->本当に暗黒時代に回帰したら弱者から真っ先に淘汰される」矛盾など抱えていない。どうして国際SNS上の関心空間においてはトランスジェンダーコスプレイヤーが、第三世代フェミニストとBlack Establishmentとカソリックが組んだのか? ネット社会においては数の優位意外に自分を守ってくれるものなど何もな勝ったから。まさにそうした実体験に根差して「実社会も暗黒時代へ回帰した方が少しはマトモになるかも」と考える様になった人々も多少はいたという事である。

確かにこれはもはや(少なくともドイツ民族だけは救け様とした)ナチズムですらないです。

  • アッシリア帝国中興の祖」ティグラト・ピレセル3世が投入した「討伐対象が尽きると餓死する常備軍」。ただし、これこそが地上に最初に現れた「(相応の火力と機動力を備えた常備軍を中央集権的官僚制の徴税によって養う主権国家羅civitas sui iuris)」の雛形という考え方も。

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  • 取締り対象たる国家転覆主義者を狩り尽くした後の特高警察の暴走(取締り範囲を新興宗教や言論界に順次拡大)。

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  • 最終的には映画「デス・レース2000年Death Race 2000、1975年)」の如く「王党派残党をどれだけ容赦無く残酷に大量に虐殺出来るか」競争が全て(殺戮命令に従わないと自分が革命の敵として殺される)となり果てたジャコバン派恐怖政治(しかもこの蠱毒状態を最後まで生き伸びたのは、虐殺を命令し続けた中央委員会ではなく、既に人殺しに何の躊躇もなくなった死刑執行人達だったというオチがつく)。

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実は達成目表が異常で残酷で理不尽であればあるほど「忠誠心の踏み絵」には向いてるとも。まさしく胡亥の「指鹿為馬しかをさしてうまとなす)」とか「匈奴冒頓単于の家臣試しの世界。

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史記「指鹿為馬(しかをさしてうまとなす)」の故事

秦の2代皇帝・胡亥の時代、権力をふるった宦官の趙高は謀反を企み、廷臣のうち自分の味方と敵を判別するため一策を案じた。彼は宮中に鹿を曳いてこさせ『珍しい馬が手に入りました』と皇帝に献じた。皇帝は『これは鹿ではないのか』と尋ねたが、趙高が左右の廷臣に『これは馬に相違あるまい?』と聞くと、彼を恐れる者は馬と言い、彼を恐れぬ気骨のある者は鹿と答えた。趙高は後で、鹿と答えた者をすべて殺したという。

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「匈奴王」冒頓単于(在位:紀元前209年 - 紀元前174年)

頭曼単于の子として生まれた。当初は父の後継者に立てられてたが、父の後妻が男子を産み、頭曼の関心がこの異母弟に向けられると邪魔者扱いされ、緊張関係にある隣接勢力の月氏の元に和平のための人質として送られた。

間もなく、頭曼は月氏が無礼であるとの理由で、戦争を仕掛ける。嫡子を差し出したことの油断を突くことと、冒頓が月氏の手で殺害されるのを見越してである。しかし事前に危機を悟って間一髪のところで月氏の駿馬を盗み脱出に成功し、父のもとに逃亡。

頭曼は見込みがあると考え、私兵を与えたが、冒頓はいずれ殺されると思い、クーデターを起こそうと考えた。そして冒頓は紀元前209年に反乱を起こし、父、継母、異母弟及びその側近を抹殺した上で、単于に即位した。

クーデターに当たり、事前に冒頓は私兵を秘密裏に養成していた。私兵を率いて「自分が鏑矢を放ったらすぐさま同じ方向に矢を放て」と命令する。そして、まず野の獣を射た。矢を放たないものは斬り殺した。次いで自らの愛馬に向かって射た。同じく放たないものは斬り殺した。更に自分の愛妾を射ち、同じく放たないものは斬り殺した。そして父の愛馬を射るときには全ての部下が矢を放った。こうして忠実な部下を得たのである。

そして父が通りかかった際にそこに向けて鏑矢を放ち、配下の私兵も大量の矢を浴びせ、これがクーデターの端緒となった。

即位直後、東胡から使者がやってきて「頭曼様がお持ちだった千里を駆ける馬を頂きたい」と言った。即位直後の若輩のため、甘く見てのことだった。冒頓単于は部下を集めて意見を聞いた。部下達は「駿馬は遊牧民の宝です。与えるべきではありません」と言ったが、冒頓単于は「馬は何頭もいる。隣り合う国なのに、一頭の馬を惜しむべきではない」といい、東胡へ贈った。

これに更に甘く見た東胡は、再度使者を送り「両国のため、冒頓様の后の中から一人を頂きたい」と言った。部下達は「東胡はふざけすぎています。攻め込みましょう」と言ったのだが、冒頓単于は「后は何人もいる。隣り合う国なのに、一人の后を惜しむべきではない」と言い、東胡へ贈った。

また東胡から使者がやってきて、「両国の間で国境としている千余里の荒野を、東胡が占有することにしたい」と言ってきた。先の件では一致して反対した部下達も、遊牧民故に土地への執着が薄いこともあり二分された。その一方が「荒地など何の価値も有りません。与えても良いでしょう」と言った途端、冒頓単于は怒り「土地は国の根幹である!今与えても良いと言った者は斬り捨てろ!」と言い、馬に跨り「全国民に告ぐ!遅れたものは斬る!」と東胡へ攻め入った。一方の東胡は先の件もあって完全に油断しており、その侵攻を全く防げなかった。物は奪い、人は奴隷とし、東胡王を殺し、東胡を滅亡させた。
*まぁこの逸話に関しては「クーデター時に臣下から盲目的忠誠心を勝ち取っていたからこそ東胡の暴虐に対する臣下の暴走を防げた」という側面も。割と近世絶対王政下でも通用しそうな話だが、フェミニストはブチ切れ間違いなし?

で、問題は世代を超えて伝播…

謝れない子どもの多くは、不公平さや、謝っても許してもらえない、むしろ、謝ったが最後、次々と過去の失敗もあげられ、挙げ句の果てには、その子の人格を否定するようなことを言われることを体験してきているようです。

私はネット越しで「ウォール街を占拠せよOccupy Wall Street、2011年〜2012年)」末期の惨状を目撃してるので、こういう時に慈悲の感情が一切湧きません。(日米マスコミはタッグを組んで情報の完全シャットアウトに成功していたが)この年の冬も通年通りの厳寒状態で、米国全体に広がったバリケートにおいては連日の様に死者が出ていました。まぁそのほとんどが「まぎれ込んでた浮浪者が勝手に凍死する」とか「(チェックが甘いので逃亡中の人物が簡単に紛れ込めるせいでギャング内の内輪揉めに巻き込まれて流れ弾が数人に当たり、運が悪いと死ぬ」みたいな運動そのものとは無関係の内容で、運動全体の規模を考えると「自由が支払うべき対価」みたいな意見もあったのですが「目の前の人があっけなく死ぬかもしれず、しかも何時自分の番が回ってくるか分からない」恐怖の継続は、例えそれがごく僅かな可能性の問題に過ぎなくても、それだけで人間の心を思わぬ方向に変貌させていくものなんです。そして、遂にはあの事件が勃発…

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一言で要約すると、バリケートに籠城してる側がネットに向けてこんな宣戦布告をしてきたんです。「バットマンの様な富裕層やキャプテン・アメリカの様な国家主義者こそが真の絶対悪だと直感的に気付けない様な人間は、全員まとめてナチスの差別主義者だ。例え子供の頃だったにせよ親族にファンだった人間がいただけで、その一族の遺伝子的欠陥は明らかだから全員、族滅される」。知る人ぞ知る中国文化革命時代に紅衛兵が声高らかに宣言した「富裕層と外国私通者に対する族滅宣言」の引き写し。もちろん籠城側の総意なんかではなかったでしょうが、この発言を否定する声が全く存在しなかったのもまた事実。かくして「ウォール街を占拠せよOccupy Wall Street、2011年〜2012年)」運動支持者は(少なくとも実際にこの宣言を直接受けた国際SNS上の関心空間においては)日本におけるサリン散布事件直後のオウム真理教信者と同じ扱いを受ける段階へと突入していったのでした。今から思えば彼らは猛烈に焦っていたし、疲労困憊の状態にあったのです。ただそれだけだった、誰だって感情的になる時はあるだろう、そういう話は笑って許すのが人間だろう、と彼らの側はずっと主張し続けてる訳ですが…
*この事件の最も馬鹿げた部分は、彼らが自分達の思いつきでそう言ったと信じてる辺り。実はウォール街を占拠せよ運動の本部はカナダあって、彼らの国際革命理論によれば例えこの運動自体が成功しなくても、そうやってアメリカ国民の分断が進めばそれはそれで勝利とカウントされるらしいのである。彼らこそがこういう展開を仕組んだとしても何ら不思議はない。米国で中国や北朝鮮工作員が韓国市民団体を暴れさせてるのにも似た様な側面がある。「偏見の極みをもって誰かの抹殺を企てる」とはそういう事で、尻尾を振っても「名誉〇〇」としてその人物だけ特別扱いされる事もないのである。

ちなみにこうした一連の事件の後で公開されたのがクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト ライジンThe Dark Knight Rises、2012年)」。実は、当時のこういう雰囲気もちゃんと盛り込まれていました。

本当に今に限った話ではないんです。当時の記録をちゃんと見返すとパリ・コミューン仏:Commune de Paris、英:Paris Commune、1871年3月26日〜1871年5月28日)の最後もこんな感じ。だからこそ政府軍が「首を洗って待ってろ!! 現在のブルジョワ階層は遠い親戚まで容赦無く族滅する!!。だが科学は、文化は? 巫山戯てるのか? 今や我々こそが科学であり文化である!!」と、一般のパリ市民は豪語する彼らの虐殺と殲滅に着手すると全面支持したのでした。実は「狼男物」の実質的起源とされるガイ・エンドア「パリの狼男1933年)」はまさにこの時代のこの場所のこの景色を扱った作品なんですが、それ故に世界中で絶版に追い込まれ「狼男」というキャラだけが生き延びる展開に…

19世紀フランス革命運動のほとんど全てに立ち会ってきたオーギュスト・ブランキが「革命に勝利などない。負けたら当然体制側による弾圧、勝っても政権を奪取した主流派による反主流派への弾圧が始まるのみ」と宣言したのも不思議じゃない? そして、こういう展開全部に同じ黒幕を設定するとノーラン三部作に登場する秘密結社「影の同盟League of Shadows)」に…

そういえば設定では江戸時代の振袖火事もロンドン大火も彼らの仕業という事になってるけど、どちらも都市再設計の好機となって以降の急激な発展を準備する形になったんですね。これも計算のうち? それとも単なるテヘペロ案件?

それでは実際の展開はというと…

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まずは久兵衛寿司が標的に…

 マスコミも誤爆の責任は取らず…

 

 そして…

 こういう話も。

こういう話も。

こういう話も。

こういう話も。

こういう話も。

さらには、こういう焦土戦術も登場。

 後追いでこういう展開も。

こういう総括も登場。

勝負は最初からついていた?

 いや、諦めたらそこでゲームエンド?

悪足掻きは続く…

さらには。

 ホテル・ニューオータニの受難は続く… 

こういう話も。

 結論「アベを倒せば全て済む話!!

そう、ここでいつもの陰謀論が我が物顔で割り込んでくるのです。

あ、これ「金持ちは倍々プッシュで負け知らず」理論では?