まず現代っ子はポケモンに登場するユンゲラーが何のパロディか自体を理解出来ないんじゃないかと思います。
1970年代のある時期を席巻した、独特の「怪奇オカルト・超能力・UFO」ブーム…
当時の「空騒ぎ」をパロディ化した高橋留美子「うる星やつら(1978年~1987年)」が人気を博する一方、「拗らせた煩型」が生き残りを賭してさらに精度の高い情報を求める様になって「月刊ムー(MU,1979年~) 」が刊行される運びに。
実際、後者の流れはニュータイプが重要な役割を占める「機動戦士ガンダム(1979年~)」、原作にない超能力者設定を大胆に追加した「六神合体ゴッドマーズ(1981年~1982年)」、遂に超能力サイコ・ジェネス(無から物質を生成する能力)が巨大ロボットサイコアーマーを発生させる力と設定されるに至った「サイコアーマー ゴーバリアン(1083年)」を経て映画「幻魔大戦(1983年)」の大ヒットへと繋がっていくのです。
「未知との遭遇」は人によっては「理解ができない」映画らしい。これはわかるような気がする。公開当時のUFOの情報がアウトライン的に頭に入っているか否か?で、ここに描かれている様々な現象や陰謀の見え方が変わってくるはずだからだ。特に軍隊が秘密裡にUFOとの接触を試みているくだりは、特に
— 三一十四四二三 (@31104423) 2020年4月13日
説明的に描かれてなくて、ここは見る人の(怪しい)知識に依存した描写になっている。UFOに関する国家的陰謀論は80年代あたりまでは、「木曜スペシャル」などで「隠された事実」のように報じられていたが、最近はパロディ化していて、若い人にはピンとこないのだろう。
— 三一十四四二三 (@31104423) 2020年4月13日
UFOは、まず怪奇現象として扱われ
その後、国家的陰謀とセットのポリティカルな存在となり、さらに宗教的になって、今はパロディ化されている。
— 三一十四四二三 (@31104423) 2020年4月13日
「未知との遭遇」はUFOのポリティカルな部分と宗教的な部分の橋渡しみたいな役目を果たした映画であるから、UFOの扱い方はやや古い。だから現代の概念のみでは理解できないのかもしれない。
そういえば既に半世紀前後昔の歴史。そりゃ人の心も変わって当然?