iモード終了。一つの時代が終了。色々とお世話になってきたのでこれは感慨深い。
— 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) 2020年10月7日
「iモード公式サイト」が2021年11月30日に終了 2026年のサービス終了に先駆けてhttps://t.co/s4W5uRdgFN
そっか…言葉も出ない。
最近の研究によれば、カンブリア爆発期(Cambrian Explosion, 5億4200万年前~5億3000万年)に突如として今日見られる動物の「門(ボディプラン)」が出そろった様に見えるのは、この頃から(「初代百獣の王」アノマロカリスの様な俊敏な捕食動物が現れ、それに退耕すべく)生物が骨や殻を備える様になって化石を残す様になったから。
そして実際「化石を残す」条件を満たせなかった「マルチメディアCD-ROM」「携帯電話専用インターネット向けコンテンツ」「黎明期掲示板文化」などが急速に忘却の彼方へと追いやられつつあります。
作中のルスブン卿を「自分を捨てた恋人」バイロン卿に見立てたポリドリの「吸血鬼(The Vampire、1819年)」からブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ(Dracula、1897年)」までの間には大きな空白期が存在します。
元来そこを埋めていたのは米国で「ダイムノヴェル(Dime novel)」、英国で「ペニー・ドレッドフル(Penny Dreadful)」や「シリング・ショッカー(Shilling Shocker)」と呼ばれた廉価単行本に掲載された無数の翻案劇や翻案小説の類でした。近年はサルベージされてアンソロジーなども編纂されていますが、正直いってそっと埋め戻したくなる様な内容のものも少なからず含まれていたりします。
まぁ実際「残す価値ある?」と言われたらそれまでなんですが…実はそういう事を気にする様になった段階で老害の仲間入り?