こういう時、思い出すのは三味線の話。
- 三味線の原型は蛇皮線で、そのエスニックな音色が好まれて日本に広まった。
- 儒学者の様な保守派が何世代にも渡って執拗に「こんなヘンテコなもの受容したら、日本人が日本人でなくなってしまう!!」と排撃キャンペーンを繰り広げたが、かえって反抗期の若者や体制不服派を飛びつかせてしまい、逆効果となった。
- いつの間にか三味線は日本の伝統的楽器の仲間入りを果たしていた。
そう「保守派の排撃」はむしろ遊郭で高杉晋作が三味線片手に「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」と都々逸を読むのを粋と感じる風潮を加速させただけだったのです。「子供は常に大人が大嫌いなものが好き」という事を忘れちゃいけません。
オレが「若い人に向けたキャンペーンなのは常識で考えればわかるだろう」って言ってるのはそこなんだよ。若い人たちにはもうそういう過去のドロドロした鬱積とか共有されてなくて、こういうイラストを素直に楽しんでいるんだよ。そういうの、もう大人なんだからわかろうぜって話をしているんだ。
— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) 2020年11月5日
なんでみんな、もう成熟した大人のはずなのに、痛みだの傷付いただの怒りだの自分のお気持ちばかり大事にして、若い人たちが楽しんでいる娯楽を潰そうとするんだよ。いい歳した大人のやるこっちゃないぜ。
— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) 2020年11月5日
マンガやアニメを観て楽しんでいる子供がいるような歳になってまで、昔こんなことがあっただのこんな想いをしただの、今の若い人たちには関係のない恨み言を並べ立てて、寄ってたかって若い人の楽しみを潰そうとするんだよ。
— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) 2020年11月5日
世の中は、若い人や働き盛りの人たちを中心に回っているんだし、だから自分たちが若かった頃はそれなりに世の中楽しかったんでしょうが。いつまで自分たちが若いつもりでいて、世の中の中心でいないと気が済まないのか。いい加減、世界を若者に明け渡せって言ってるのよ。
— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) 2020年11月5日
むしろ2010年代前半の米国人親世代みたいに「いかがわしいKPOP(2PMは脱ぐしヒョンナの踊りは卑猥だし本当にエロかった)」が排斥すればするほど流行するのに業を煮やし、自ら喜んで「江南Style」を踊り出す戦法で鎮静化させた先例に学ぶ方が恐ろしい? 実は既に日本でも「親がドラクエの話ばっかりするからデジモンを始めた(ポケモンは既に回り込まれてしまった)」と述懐する子供がいた様な…