諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】「Man Machine System」と「Macrocosmos and Microcosmos」

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以下は上掲の「撤退戦」の最中に必死で考えた事の一つ。

 子供の頃、天文学者カール・セーガンが監修したTV番組「コスモス (COSMOS) 」で流れるVangelisAlpha」が好きでした。

同時に実はこっそりKraftwerkThe Man Machine(1978年)」の影響は確実に受けてるよね、とも思ってましたが。まぁテクノ黎明期あるある…

  • Machine…Machine…Machine…」のリフレインが二郎系ラーメンの「増し増し」攻撃に空耳したら、もう終わり?

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Kraftwerkといえばブレイクスルー作となった「Autobahn(1974年)」がラジオでガンガン流れて広まっていく過程を駄洒落で「放射能」に擬えた「Radioactivity(1975年)」 。

  • そういう由来にも関わらずガンガン原発ソングに改造されていった訳ですが、その無理筋故にSting黒い傷跡(We Work The Black Seam,1985年)」ほどの深淵に到達する事はなかった。原発を告発する主体として「廃業に追いやられていく炭鉱の坑夫」を選んだ慧眼。「我々はせっかく産業革命を経て古代に通じる道に至ったのに、今やコントロール不可能な未知のエネルギーに身を委ねようとしている」と朗々と告発する皮肉に満ちた視線は、あたかも「自然を破壊する原発も火力発電も水力発電も即時廃止しよう」と訴えながらソーラー・システム設置が引き起こす自然破壊には目を瞑る反原発派の偽善の出現を予告してたかの様である。


  • 美しいメロディと歌詞に込められた皮肉の切れ味の対比は「So Lonely(1978年)」や「見つめていたい(Every Breath You Take, 1983年)」の頃から変わらない。


  • 最終的に到達したのが「領主視点」だったというのも皮肉が効いている。当人曰く鍵は「いつも悪戯を考えている悪ガキのメンタリティ」だそうな。こういう人の精神は歳を取るという事を知らない。

英国エレクトロPOP界もかかるトレンドには影響を受けました。有名どころではUltraboxVienna(1980年)」とか。

  • 日本ではNew RomanticLondon PunkFusion Pointに彗星の如く現れた「New European(1982年)」がアン・ルイスラ・セゾン(1982年)」に直接、J-Rock形成に間接的影響を与えたが、欧米音楽史上にはさほどの爪痕は残してない。メインストリームはあくまでこうしたロマンティック路線だったのである。

  • そもそも欧州音楽界においてKraftwerkは「Das Model(1978年)」や「Computer Love(1981年)」がエレクトロ・ポップ黎明期の代表作に名前を連ねてるややこしさ。その一方でYMOの「Solid State Survivor(1979年)」や「Cue(1980年)」に影響を残したUltravoxは別メンバーの別時代だったという重層構造がある。


この世界で実際に稼働してる「(全てが一つに繋がって個別に論じる事を許さない)縁起世界=(数理の世界が解脱を志向する)粗雑な代数構造体」は、たったこれだけの範囲、さらにはその背後に蠢く「大宇宙(Macrocosmos)観と小宇宙(Microcosmos)観の連続性」を抽出(Abstract)しようとしただけでも、私をオーバーロードしてしまうのでした。襲いかかってる状況もまた粗雑という…

ところでこのサイトで最近一番アクセス数を稼いでるのは、どうやらこの投稿っぽいのです。まとめた私すら未だ一発でオーバーロードされてしまう粗雑さが人気の秘訣?

人間が…人間が解体されつつある?