思い出したのが岡田麿里「 荒ぶる季節の乙女どもよ。(2017年~ 2019年)」のこの場面。
ネロ先生「性的欲求バリバリの妄想少年が高校教師になるなんて大問題、そうおっしゃいましたね。」
「大丈夫、女子高生に食指は動かない」
「汚いから」
「女子高生の肌は大半が荒れている」
「青い果実といえば聞こえはいいが」
「未発達な肉は固そうだ」
「明け透けで文学には存在し得ない暴投過ぎる表現をしてくる」
「それが新鮮でそそられるかといえば、単に雑なだけ」
これ、よくよく考えてみると、自らも「ニンフェット時代(Nymphet Age, 成長期が男児より早く訪れる女児が身長などの発達面で男子を抜き、再び抜き返されるまでの小学校高学年~中学生頃)」を経験済みの「年長組女子」だからこそ発せられる、その世代の心に確実に届く有効打撃みたいなんですね。
今回の「セーラームーン総選挙」、先のプリキュア以上に女性票が多く、九割に登り、やはり「女の子のヒーロー」だったことがわかるんだが、ちょいと前に「セーラームーンが人気だったのはミニスカパンチラだったからだ!」ってほざいたどっかの学者はなんもわかってねぇことが改めて示されたな。
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2020年12月5日
セーラームーンは確かに「大友(大きなお友達)」という言葉を生むほど、男性ファンも多かったが、そもそもの分母が大きかったので、少数派すら膨大な「実数」となった。そういう話なのね。
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2020年12月5日
実際、「Crystal」の展開も、「かつての女児」「その子どもたち」向けで、商品展開もコスメやアクセなどの「女性向け」が大半。そちら層でしっかり反響を得ている。
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2020年12月5日
そもそもがセーラームーンの変身コスチューム。
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2020年12月5日
あれって、バレリーナやフィギュアスケーターと同じで、「足を長く見せ、よりプロポーションを洗練させる」方程式のデザインなのよね。
ミニスカって、「エロ」ではなく「脚線美」を演出するデザインなのよ。
先述のズレた学者が正しかったなら、バレェもフィギュアも、「エロ目的で人気」となっちゃうが、違うでしょ。
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2020年12月5日
「エロで釣って男に人気だった」なんて、とんだズレた話で、第一にファンだった多くの女子女児たちへのすさまじい侮辱よ。
目ぇ腐ってんですかと。
まぁそういうことを改めて痛感したのが、数年前に見たこの光景なんだけどねw
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2020年12月5日
「お母さん、お母さん、子供の言うことですから!!」と、止めそうになったわwhttps://t.co/VIJ4K9acw0
ここで思い出すのが、海外では女子もキズナアイに群がったが、その評価ポイントが「脚線美」だった事。
これ「パンチラ」自体は国際的にもNG表現なのに、ホットパンツを履いて上から、Big-Tシャツを羽織ってピョンピョン跳ねる「はいてない?」攻撃なら女児から仕掛けてくる不思議を読み解く重要な鍵でもあるんですね。
「ニンフェット世代女子のセックス・アピールは、異性に対してというよりまず年長組女子(母親や姉的存在)に向けて発せられる「私もこんなに成長したんだよ!!」メッセージである」。この定理を知ってると椎名林檎「歌舞伎町の女王(1998年)」の聞き方も随分変わってきますし…
インディーズ時代及びメジャー・デビュー最初期にラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)が放った「Queen of the Gas Station(2009年?)」「Lolla(2010年?)」が海外のニンフェット世代にカルト的人気を獲得した理由も透けて見えてくるというものです。
ならば、かかる状況に男子はどう対応すべきなのでしょう?
この前バス乗ってたらさ、母娘連れがタブレットでアニメ見ててな、若いお母さんが「セーラームーンおもしろいよ」って五歳くらいの娘に勧めたんだが、その娘が「古いプリキュアみたいなもんでしょ」って言った瞬間、「あン?お前なに言ってんの?」とママがママじゃない顔になってたw
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2017年8月26日
『現代版セーラームーンがプリキュアだろ!』と言いたいのを必死で抑えていたに一票。
— あんぽんたわし (@TawashiAnpon) 2017年8月27日
プリキュアにはバスに乗って助けに来る古谷徹もいないですしね pic.twitter.com/8lBYjxkdhv
— バクタ (@gameoverbkt) 2017年8月26日
もうこのおっさんはねw
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) 2017年8月26日
外から追い討ち失礼します。
— ちび🐦 (@chibi0108) 2017年8月27日
このわたし月影騎士も忘れまい。アデュー pic.twitter.com/7jaV8avPaX
真夏でも黒づくめで…
— 三浦一馬★開店休業中 たいのおかしら★キラリビエス (@kazuma_miura) 2017年8月27日
当時の情報社会なら確実につけ回しストーカーですけどね、まもるさん(笑)
海外の年長組女子の間には武内直子「美少女戦士セーラームーン(1992年〜1997年)」とテッド・チャン「あなたの人生の物語(Story of Your Life、1999年)」を同世代コンテンツと見做す傾向があるのですが…
その「あなたの人生の物語」の映画版で「父親役」に抜擢されたのが「家族思いの人類最強弓兵」ホークアイで、それでもタキシード仮面こと地場衛同様「役立たず」の役割を押し付けられていた辺りに当時の世相をみるべきという話も?
要するにプリキュアは世代が違うのだ?