以下の投稿の中に出てくる「観測結果集合と演算結果集合の結果の一致のリアルタイムでの確認」問題について。
なるほど「シュレーディンガー方程式の期待値を取ることで古典力学における運動方程式(に大変よく似たもの)が得られる」という考え方もあるのか…この「大変よく似たもの」という表現がたまりません。
量子重力理論のように原理が全く分かっていない系を研究する人は別ですが、普通の系を研究したい物理学徒に「解析力学は量子力学の理解に必須」はもう正しくないと思ってます。解析力学やそれに基づいた正準量子化の議論を教える必要はないと考えます。(私自身は、解析力学フリークではありますが。)
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年4月10日
実験で検証されて確立している量子力学の理論を最初から教えて、エーレンフェストの定理などを通じて、その中にどう古典的挙動が埋まっているのかを教えるほうが、量子ネイティブとなる現在の物理学徒にはふさわしいのではないでしょうか。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年4月10日
特に物性物理や量子情報を研究したい物理学徒には「古典解析力学⇒量子力学」という迂遠な教育ルートは無用で、多くの教科書や教員が意味もなくそれに拘り過ぎているかなと思っています。何が正しい量子理論かは、もう分かっているのですから。
— Masahiro Hotta (@hottaqu) 2021年4月10日
現状の私にはさっぱりですが、どうやら(数学者のそれと違って分かりやすい物理学者の説明に従って再勉強を進めてきた)私の数学はこういう方向に向かっている様だ?(つまり気付くと最早それは数学ではなくなっていた) そういえば、そうした「物理学者の分かりやすい説明」の末尾には、必ずと言って良いほど「全ては波動方程式導出の為に!!」なる一文が添えられていたものです。まさに秘密結社の水面下での地道な広報活動そのもの…