諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】21世紀のコミュニケーション術?

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最近Twitter界隈で「コミュニケーション術」に関する話題が盛り上がっています。

 この投稿についての反応。

補足説明的なやつ。

 この流れで思い出したのが、とあるQiitaの人気投稿で語られた「凄腕エンジニアのコミュニケーション術」。とにかく「木でなく森を見よ」感が物凄いのです。

1.スポンサーをゲットしろ。スポンサーとは君の案件について、強いモチベーションを持つ役員のことだ。もしそのようなスポンサーがいなければ、その案件は中止し他のもっと重要なものにフォーカスしよう。役員を説得しようとするな。彼らはきっと君の相手に疲れてしまうから。

2.君の案件が最重要案件だと思い込むな。会社には君の案件より重要な無数の最重要案件がある。その時は辛くても、その新しい案件にフォーカスしなおし、時が来るのを待とう。

3.社内の様々な部署の人間とネットワークを構築しよう。

4.経理を学習しよう。

5.プロダクトマネジメントを学習しよう。

6.スピードよりクオリティを優先しよう。急いでもそんなによいことはないし、急がせることは君の責任ではない。よりよいものを提供するために十分な時間を確保しよう。

技術論でいうと「TLSに習熟しろ」と繰り返してるのが印象に残りました。

その後、ワイヤレス需要の高まりからWEP(Wired Equivalent Privacy,1997年~)やWPA(Wi-Fi Protected Access,2003年~)の概念が追加されます。

しかしながら、こうした説明を読み解くには以下の様な「インターネット技術の略史」についての基礎教養が必要となるのです。

異機種間のデータ通信を実現する為に通信機能を7階層に分けて各層ごとに標準的な機能モジュールを定義した「OSI階層モデル(Open Systems Interconnection)」は、1984ISO国際標準化機構)と当時のCCITT国際電信電話諮問委員会/現在のITU-T)が共同で策定した概念モデルである。特に企業向けの大規模ネットワーク機器では、この概念でその機能を説明される事が多い。

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その一方で実際の現場においては1969年より運用を開始したARPANET上で開発が進められた「NCPプロトコルと1822プロトコルの階層構造」に由来し、1983年以降ARPANET全体がそれに完全移行したTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)プロトコルが優勢となっていく。

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  • ネットワーク機器間のハードウェアの違いを吸収するのがOSI階層モデルでいうとネットワーク層(L3)に位置するIPプロトコルの役割である(上掲のWEP/WPAプロトコルなどもこのレベルで組み込まれる)。

  • その上のトランスポート層(L4)に位置するTCPプロトコルは、動画ストリーミング配信やリモート会議の様なライブ配信の様なリアルタイム性、速度、時間辺りの転送量を要求される用途で使用されるUDP(User Datagram Protocol)と必要に応じて使い分けられる。

  • ここまでがOSが吸収する部分で、そこから上の層は原則としてアプリケーション層(L7)に置かれた(ユーザー側に対する見せ方として)HTTPS(Web)やSMTP/POP3(メール送受信)やFTP(ファイル転送)やtelnet(コマンドライン)の様な通信アプリケーション・プログラムが管轄するが、実際には同じアプリケーション層に置かれるSSHSecure Shell,1995年~)やセッション層(L5)に置かれるSSL(Secure Sockets Layer,1994年~) /TLS(Transport Layer Security,1996年~)の様な暗号化モジュール、プレゼンテーション層(L6)に置かれた文字コード/改行コード管理モジュールと連動して動作する。

ネットワーク・サービス・トレンドの歴史的推移に目を向けると、こうした全体像がさらに立体的に浮かび上がってくる。

  • 1971年にBBNのレイ・トムリンソンが世界初のネットワーク経由の電子メールを送信 (RFC 524、 RFC 561)。1973年には早くもARPANETトラフィック75%を電子メールが占める様になっていた。同年よりFile Transfer Protocol (FTP) の仕様「RFC 354」が定義され実装もされている。
  • 1977年にはNetwork Voice Protocol (NVP) の仕様「RFC 741」が定義され音声トラフィックを扱う仕様も実装されたが、技術的欠点があった為に歴史のこの時点で電話会議が実現する事はなかった。1990年代に入ってから新たな進展が始まり、実際にそれが普及するのは2000年代に入ってからとなる。
  • 1990年代上旬より開発が始まったHTTP(Hypertext Transfer Protocol)は、それまでのIPアドレスのみで相手を特定する方式では「人員問題により自前でWebサーバが運用出来ない企業のホームページがホスティングを依頼されたISP (Internet Service Provider) の同一サーバ上に大量に存在する状況」に対応出来なかった事から1.0(1996年)より1.1(1997年)へと移行した。これを契機にName Base Virtual Hostの概念が固められ、World Wide WebにおけるWebページなどのリソースがUniform Resource Identifierによって指定される仕様HTTP を使用してリソースにアクセスする時はhttp: が先頭についた URL を使用する仕組み)が制定されるとたちまち普及。1998年には既にインターネット上の通信の75%がHTTPによるものとなっていた。
  • インターネット・セキュリテー強化需要は既に1980年代後半には発生していていたが、実際に定着するのはトラフイック増大が本格化し、SSHSecure Shell,1995年~)やSSL(Secure Sockets Layer,1994年~) /TLS(Transport Layer Security,1996年~)の様な暗号化モジュールのリリースが相次いだ1990年代に入ってからとなる。
  • 現在につながるトラフィックの爆発的急増の契機となったのがアマゾン社によるAWS(Amazon Web Services,2006年~)リリースで、2012年には既に不可逆的な形でのSNSを流れるデータのリッチ・コンテンツ静止画、GIF、音声データ、動画)化やスマートフォンFirst Scree何かあると真っ先に確認するメディア)化が可視化されるまでに至っていたのだった。

わずか半世紀強の間に、人間社会はこれだけの変化を経験してきたのである。

さらに最近発表された大学共通テストの「情報」科目のサンプル問題には、こうしたアーキテクチャーについて、さらに「(それぞれの通信プロトコルについて)災害時などに際しての障害への強弱」を問う内容が収録されていました。上掲の全体像に付帯したさらなる応用知識を求められる時代という訳です…

記述統計につてもかなり掘り下げた出題がありました。「今季のサッカーチームの全試合結果から、各試合の勝敗に寄与した各チームの特徴を抽出する(ライブラリ殺しの「標本偏差からの標本相関係数導出」)」とか、主成分分析(PCA=Principal Component Analysis)辺りにつなげる気マンマンの良問…
*こっちは時代の流れへのフォローアップだけで精一杯というのに。まぁ21世紀にも入って「正規分布原理主義」や「平均至上主義」もないだろうという点には同意しますが、それはそれとして、とほほほ…

さらには、こうした動向を受けて様々な塾が「これらの知識を小学生時代から教授する」カリキュラムを発表すると宣言しています。ただでさえ現時点において既にTwitterやQiitaには「スーパー高校生」や「スーパー中学生」の類が溢れかえっているというのに、その流れがさらに加速するのは間違いなしといえましょう(そういば昔の中学校にもアマチュア無線部辺りに電気工学に滅茶苦茶詳しい輩とかが屯していてパソコン登場後はそういう流れが加速したものである。そう考えれば当然の帰結に過ぎない?)。

Twitter見に行って初めて女子と知った。ハンダゴテ片手にハードウェアをバリバリ組むタイプで、男子生徒から「Cはいいぞぉ」と囁かれて、今年に入ってからPython使いに転身してた。もうデバドラ自分で書き出すまで秒読み状態? 情報量が多過ぎて、何をどう考えていいものやらさっぱり…

*どうして家に普通にRaspberry Piが転がっているのか?
果てさてこんな時代の真の意味での「コミュニケーション技術」とは?

少なくとも、こういう大人にはなりたくない…