2010年代、国際SNS上の関心空間で実際に出会ったニンフェット(Nymphet)の印象は大体こんな感じでした。何しろBelieber(ジャスティン・ビーバーの狂信的ファン層)とその喧嘩相手(NarutoやLegend of Korraのファン層が多く、旗印に掲げたのは初音ミク)だったのです。
日本での展開はそれとは随分と違った形に。
いわゆる「ロリコン」同人誌というのは趣味性が高く、マンガ同人誌が80年代のオタク文化とともに拡大していく中で、「ロリコン」ではない「美少女」になっていくのは当然の帰結であって。これは「ロリコン」の問題ではなく、エロ劇画からエロマンガへの「絵柄のパラダイム転換」ととらえるべきこと。
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2021年4月22日
コミケでジャンルコードができたのが、C31(86年冬)から。
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2021年4月22日
C31:明確な表記なし。創作(青年)がやや近い意味あい
C32:「美少女&エロ」(創作系)とエロ(アニメ系)。このときに「留美子」もできるのが象徴的。
C33~36:「美少女エロ」に
C37:「エロ・美少女」「エロ・アニメ」に
C38~43:「創作(男性向)」「男性向」(アニメ系)に
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2021年4月22日
C44~45:「創作(男性向)」「アニメ(男性向)」に
C46~50:「創作(男性向)」「アニメ(男性向)」が同じジャンルコードに
「男性向という言い換えを思いついたのはオレだ」と先日フデタニンがつぶやいてましたね(私の記憶は曖昧)。
ちなみに「留美子」や「魔法少女」、その後の「セーラームーン」「アニメ(少女)」「アニメ(その他)」(今の同名ジャンルとは使われ方が違います)といったジャンルは、エロでここに申し込んでもかまわないが、どちらかというとパロディ・二次創作に重きを置いている、という位置づけ。
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2021年4月22日
C51~C53:「創作(男性向)」「アニメ(男性向)」に加えて「ゲーム(男性向)」ができる。
— 三崎尚人 (@nmisaki) 2021年4月22日
C54~C90「創作(男性向)」「アニメ(男性向)」「ゲーム(男性向)」が同じジャンルコードに
C91~現在「男性向」というジャンルに
なるほど、メモメモ…