諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【さよなら2010年代】RUBYとは一体何だったのか?

正直、原作者のモンティ・オウム氏の夭折さえなければ吾峠呼世晴鬼滅の刃(2016年~2020年)」と国際的にタメを張れてたコンテンツだった?

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それくらい事前予告のプロモーション動画の登場には衝撃力があったのです。

特にプロモーション第一弾「」における黒、赤、白、青の織りなす鮮烈な影絵的色彩感覚、童話的モチーフと残酷かつパワフルな戦闘場面のギャップなど「東野物語」を思わせる牧歌的雰囲気と残酷場面の両立を成功させた「鬼滅の刃」と狙い所自体は一緒だった感が強いのです。登場時期もほぼ重なってますし。

  • 最初に「鬼滅の刃」を知った時に連想したのが以下の作品。寓話っぽさが何となく。今から思えばこの作品、京極夏彦テイストが強かったが「鬼滅の刃」はそれからは脱却した和風テイストだったのが興味深い。

  • そして(製作者サイドも言及しているが)この作品の影響も確かに感じた。

そしてベルカ式?

  • ベルカ式…とりあえずこっちの話じゃない。

    こっちの話ですね。

こういうファンメイド動画もあるけど、どうしても重要な何かが欠落してしまう(とはいえ何回も見返してると「解像度が上がった分アラが目立つ」展開を回避すべく加えられたアイディアの数が物凄い。これはこれで段々良くなってきた)。

プロモーション第二弾「」で示された自縄自縛の世界観も期待をなお高める内容でした。話が進むにつれ、その背景にある「自らも抱える暴力性や母娘問題との対峙」という隠れテーマが明らかになってきた部分も含めて。それにつけても「(自らを脅かす内外の暴力性の象徴たる)鎧武者」を最後に使い魔的に従えてしまう辺り、どうしても「魔法少女まどか☆マギカ」の美樹さやかを連想させますね。「蝙蝠を恐れるあまり、それを自らの象徴に選ぶバットマン的ダンディズムと独特のハラハラさせる危うさ…

それにつけても…

──「RWBY」がどういった経緯で誕生したのか、教えていただけますか?

ケリー:私たちは当時、Rooster Teeth Productionsを立ち上げる時に大きく貢献した「Red vs. Blue」という作品を作るため、毎夜制作に励んでいました。

そんな中、一昼夜働いて家へ帰った時にモンティがやってきて「4つの色を持った4人の少女の夢を見た」と言ったんです。

──その切り口は、まさに「RWBY」を連想させますね。その構想を初めて伺った時、どのように答えたんですか?

ケリー:「それはいいと思うんだけど、取りあえず寝ろ」と言いました(笑)。

最後に決定差をもたらしたのは「睡眠力」だった?

その一方、竈門禰󠄀豆子を見習って「基本的にグッスリ眠り、冴えた頭、ピチピチの肌、キューティクルツルツルの自己ベスト状態で問題に対処する。治療法があるなら素直に受け入れる現実主義者」へと変貌した元Goth Girlsが到達した先の一つが「うっせぇわ」辺りだったんじゃないかと思い始めています。

正しさとは 愚かさとはそれが何か見せつけてやる

ちっちゃな頃から優等生
気づいたら大人になっていた
ナイフの様な思考回路
持ち合わせる訳もなく
でも遊び足りない

何か足りない
困っちまうこれは誰かのせい
あてもなくただ混乱するエイデイ

それもそっか
最新の流行は当然の把握
経済の動向も通勤時チェック
純情な精神で入社しワーク
社会人じゃ当然のルールです

はぁ?
うっせぇうっせぇうっせぇわ
あなたが思うより健康です
一切合切凡庸な
あなたじゃ分からないかもね
嗚呼よく似合う
その可もなく不可もないメロディー
うっせぇうっせぇうっせぇわ
頭の出来が違うので
問題はナシ

つっても私模範人間
殴ったりするのはノーセンキュー
だったら言葉の銃口
その頭に突きつけて
撃てばマジヤバない? 止まれやしない
不平不満垂れて成れの果て
サディスティックに変貌する精神

クソだりぃな
酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい
皆がつまみ易いように串外しなさい
会計や注文は先陣を切る
不文律最低限のマナーです

はぁ?
うっせぇうっせぇうっせぇわ
くせぇ口塞げや限界です
絶対絶対現代の代弁者は私やろがい
もう見飽きたわ
二番煎じ言い換えのパロディ
うっせぇうっせぇうっせぇわ
丸々と肉付いたその顔面にバツ

うっせぇうっせぇうっせぇわ
うっせぇうっせぇうっせぇわ
私が俗に言う天才です

うっせぇうっせぇうっせぇわ
あなたが思うより健康です
一切合切凡庸な
あなたじゃ分からないかもね
嗚呼つまらねぇ
何回聞かせるんだそのメモリー
うっせぇうっせぇうっせぇわ
アタシも大概だけど
どうだっていいぜ問題はナシ

ボーカル:Ado様
作詞:syudou様
作曲:syudou 様


アナタは決して孤独じゃないのと      
何回言わせりゃ気が済むの?
傷んでる手首を隠す癖
なぁそれすら洒落てる気がするの?  

嗚呼どうしてアナタはそんな
酷い事すら平気で言うの
被害者意識ぶら下げるくらいが
お似合いなんだよ

着飾ったそぶりが大嫌い
嫌になんだよ オマエを見ただけで
ねぇイカれて廃れて頭を垂れて
それでもオマエを愛しはしないから
奪われ貶され全部失くして  
消せない傷を悔やんでいろ

大体こんな恵まれた今が
一生続くと誤解すんな
さみしさを数字に変えること
それだけは誰もアナタに勝てない

嗚呼糸屋の娘と同様
柔い目で人を殺すの     
痛みや涙伴わぬ方が
残酷なんだよ

なめきった態度が大嫌い
虚弱と自尊の二枚舌
ねぇオマエを取り巻くチンケなクズも
含めて必ず逃しはしないから  
ガラスの靴の期限が過ぎたら
奈落の底に落としてやる

嗚呼アナタの言葉が今日も
人を飲み込み馬鹿を増やすの   
偽善者ぶって人を騙してちゃ    
おしまいなんだよ

着飾ったそぶりが大嫌い
嫌になんだよ お前を見ただけで
ねぇ虚構の悲哀を演じてみせて
「世界で一番愛してるわ」だとか
かくかくしかじか叫べども
世界はオマエが大嫌い
さぁかまととぶるのも今夜が最後
明日の朝にはなんもありゃしないから   
二度とは戻らぬ今日この時を
オマエの瞳に焼き付けて

抱きしめて

あ、一応はこの辺りとも重なってくるのか。

作詞 作曲 和嶋慎治

彼女はいつも町の外れに佇んで
流れる雲の行方見つめる
夏の日差しも硬く閉ざした心には
フィルムのように儚く映る


叫べよ少女
すべてが嘘と
人も自分も
すべてが謎と

明日からは

本当のこと
見つかるだろう
きっと信じて
エデンへ
少女よ駆け抜けろ

彼女のことを聞けば誰もが口つぐむ
名前も知れぬ哀しい少女
流行の服に袖を通したこともない
行き交う人も振り返らない

泣くのだ少女
あたりかまわず
大声上げて
わけもわからず


明日からは
幸せなこと
始まるだろう

きっと信じて
エデンへ
少女よ駆け抜けろ

誰かと二人でいても
寂しくなるものだけど
彼女はいつでも
ひとりぼっち

エデンの園は笑顔の絶えぬ愛の園

町の牧師がいつか言ってた
夏の日差しは誰の上にも降り注ぐ
やがて少女も気付く日が来る

走れよ少女
虹の向こうへ
雨の上がった
空の向こうへ

明日からは
新しい自分
出会えるだろう
きっと信じて
エデンへ
少女よ駆け抜けろ

明日信じて

エデン目指して
少女は駆け抜ける

  • ただこの曲、あくまで少女の内面から迫る感じではない。

走れ少女」のフレーズで思い出したのがこの曲。

ロンリーガールはいつまでも 届かない夢見て
騒ぐ頭の中を 掻き回して 掻き回して

問題ないと呟いて 言葉は失われた?
もう失敗 もう失敗
間違い探しに終われば また回るの!!

もう1回 もう1回
「私は今日も転がります」と
少女は言う 少女は言う
言葉に意味を奏でながら!

「もういいかい?」「まだですよ」
まだまだ先は見えないので 息を止めるの、今!

ロンリーガールの成れの果て 届かない向こうの色
重なる声と声を 混ぜ合わせて 混ぜ合わせて

問題ないと呟いた言葉は失われた
どうなったって良いんだってさ
間違いだって起こしちゃおうと誘う坂道

もう1回 もう1回
私をどうにか転がしたくて
少女は言う 少女は言う
無口に意味を重ねながら!

「もういいかい?」「もう少し」
もうすぐ何か見えるだろうと 息を止めるの、今!

もう1回 もう1回
「私は今日も転がります」と
少女は言う 少女は言う
言葉に笑みを奏でながら!

「もう良いかい 「もう良いよ」
「そろそろ君も疲れたろうね」息を止めるの、今!

  • ただ今歌詞を読み返すと、あくまで「Rock'n Roll精神=精神的高揚感と疲れ果てた肉体のギャップに苦し目られつつ夜明けを迎える美学」が濃厚に残っていた時代のまだ残っていて「基本的にグッスリ眠り、冴えた頭、ピチピチの肌、キューティクルツルツルの自己ベスト状態で問題に対処する。治療法があるなら素直に受け入れる現実主義者」へと変貌した元Goth Girls達から「センスが古い」と猫跨ぎされそうな感がある。

2010年代の少女達の感性に合うのはむしろこの曲の方だろう。ただそれも単なる時代遅れになりつつある老害の勘違いかもしれない。

流れてく時の中でも気怠さが
ほらグルグル廻って
私から離れる心も
見えないわ そう知らない。

自分から動く事もなく
時の隙間に流され続けて
知らないわ 周りの事など
私は私それだけ。

夢見てる 何も見てない。
自分の心ただ上の空。
もし私から動くのならば
全て変えるのなら黒にする。

こんな自分に未来はあるの?
こんな世界に私はいるの?
今切ないの 今悲しいの
自分の事もわからないまま。

歩む事さえ疲れるだけよ
人の事など知りもしないわ
こんな私も変われるのなら
もし変われるなら白になる。

流れてく時の中でも気怠さが
ほらグルグル廻って
私から離れる心も
見えないわ そう知らない。

自分から動く事もなく
時の隙間に流され続けて
知らないわ 周りの事など
私は私それだけ。

夢見てる 何も見てない。
語るも無駄な自分の言葉
話むなんて疲れるだけよ
何も感じず過ごせばいいの
戸惑う言葉与えられても
自分の心 ただ上の空
もし私から動くのならば
全て変えるのなら黒にする。

動くのならば 動くのならば
全て壊すわ 全て壊すわ
悲しむならば 悲しむならば
私の心白く変われる?

貴方の事も 私の事も
全ての事もまだ知らないの
重い目蓋を開けたのならば
全て壊すなら黒になれ

この辺りの詳細については以下続報…