大元は私のEvernoteのストックから発掘された2015年時点の投稿記事です。
宮﨑駿「もののけ姫のエボシ御前、イメージ的には海外に売られて中国の倭寇の大親分の妻になったが男を殺して財宝を奪って戻ってきた女といった感じ。二十世紀の理想像といった感じで目的と手段を使い分け、非常にヤバい事もするけど何処かで理想を失ってない。挫折に強くて何度でも立ち上がってくる。そんな感じ」
意外と森見登美彦「有頂天家族(2007年)」の弁天と重なるキャラ(少女の頃天狗に拐われ妾とされ、後に仙女として独立)だったのですね。
さらには尾崎紅葉「金色夜叉(1897年〜1902年)」において(ほとんど冒頭に登場するだけの)お宮を押し除けて実質上のヒロインとして活躍する(後半ただひたすら貫一へのアタックを敢行しては「聞こえてない」攻撃によって玉砕し続ける)赤樫満枝の身の上(金貸しに妾として売られ、逆に家を乗っ取った毒婦)とも重なってくる?
「結局のところみんな、私達の中に自分の見たいものを見るだけなのよ」
そんな感じで以下続報…