諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【雑想】Jフェミニズムは「生きた化石」DOSアプリ?

DOS窓で動作するMIFESエディタを新たに開発、各OS版MIFESの ...

今回の発端はこの投稿系列

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ドナルド・クヌースが、1976年に自身の著書 The Art of Computer Programming の改訂版の準備中に、鉛版により組版された (Hot metal typesetting) 旧版の職人仕事による美しさが、改訂版の当時の写植では再現できていないことに憤慨し、自分自身が心ゆくまで組版を制御するために開発を決意した。最終的に「完成版」系列であるバージョン3の最初のリリースは1989年の事となる。

そして…

AWK」という名称は、開発者であるルフレッド・エイホピーター・ワインバーガーブライアン・カーニハンの3人の苗字の頭文字を取って付けられたものであるが「オーク」と読み「エー・ダブリュー・ケー」と読んではならないと著者らはしている。ベル研究所におけるUNIX開発の過程で、sedgrepのようなテキスト処理ツールに演算機能を持たせた拡張ツールとして1977年に開発された為、UNIX上のユーティリティである sort の存在を前提とする。1985年の機能拡張の結果、汎用のプログラミング言語と比べても遜色が無いほどの機能を持つようになり、テキスト処理だけに留まらず、開発者も予想しなかったような大規模なプログラミングに使われるような例もあらわれた。一方、本来のテキスト処理用ツールとしても扱いやすく、現在でもCSV形式のファイルを簡易に処理する、などの目的で広く使用されている。

まぁこの人。「失われた女神たちの復権(The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets,1983年) 」が主著で、ここから事実上「家父長制を打倒して、人類原初の家母長制に戻す」なるウルトラ・フェミニストイデオロギーが派生したのです。

  • 1980年代少女漫画(特にSF/ファンタジー)においては、萩尾望都を筆頭として独自設定の根拠としてユングやこのバーバラ・ウォーカーを挙げる事が多かった。それで最初に名前を知った次第。確かさらなる背景にアーシュラ・K・ル=グウィンの影響があった様に記憶している。

  •  ところが、かかる日本の少女漫画系イデオロギーは(そもそも「花の24年組」を招聘した竹宮恵子が当時の学生運動を「彼らの最終目的は家父長制打倒でなく単なる代替わり。そんな闘争に女性の居場所はない」と看過して見限った元運動家だった事もあり)「家父長制も家母長制も人間を拘束する権威主義体制である点は同じ」という方向に向かう。その契機として「悪女」概念を破壊した吉田秋生吉祥天女(1983年~1984)」や「家父長制や家母長制の対峙」といった表層構造の超越を描いた山岸涼子日出処の天子(1980年~1984)」「馬屋古女王(1984)」の影響は大きかった様に感じていたが、実際の全体像がどうだったかまでは分からない。

  •  ちなみに当時は一般レベルとしては米心理学者ダン=カイリー(1942年頃〜1996年)「ピーターパン・シンドローム(Peter Pan Syndrome, 1983年)」や「ウェンディ・ジレンマ(Wendy Dilemma, 1984)」がベストセラーになった時期で、やっと「セクハラは駄目」みたいな考え方が芽生えかけていた程度だった。その一方で男性作家の多くがこのバーバラ・ウォーカー説を疑う事なく事実として丸呑みする展開を迎える(「宗方教授シリーズ」とか「マスターキートン」とか)。

まずJフェミニストはこういった話について来れません。ところでちょうど別の投稿系列でWindowsDOS窓の話をしてました。

ここまでハードウェア互換性の話。そして…

話はさらに20世紀末に遡る…

そもそも日本では1990年に発売されたWindows3.1(歴史的にこの時点ではMS-DOS上で動作するGUIに過ぎない)が「286非対応」で発売されています。これは日本語環境では漢字も含む2バイト文字を扱わねばならず、特にプリンター使用時に漢字ROM搭載機でないとまともな速度での出力(数時間掛ければ一応出力自体は可能)が不可能だったからでした。

本格的普及が始まるのは「MS-DOSとのセット販売」が始まったWindows95から。以降「(DOS窓でしか動かない)DOSアプリ」が急速に消失していく一方で…

Webアプリ」なる全く新次元のアプローチが黎明期に入っていったのでした。

  • 初めて遠隔ノード間のTelmetが開通したのが1969年
  • FTP(File Transfer Protocol)規格制定が1971年
  • 1973年時点ではARPANET上のトラフィックの75%を電子メールが占めていたが、この年よりFTPの本格普及が始まる。
  • DECのミニコンを使用したGateway商品の初登場が1976年
  • 世界初の商用ルーター発売が1986年。ただし10Mパケット/秒クラスの性能に至るのは「Cisco7000(1990年)」「Cisco12000(1997年)」発売以降。
  • 1998年にはインターネット上の通信の75%をHTTPが占めるに至る。

  • 2004年Facebook社がSNSサービス開始。当初会員はハーバード大学ドメインのメイルアドレスを持つ学生に限定されていたが、ボストン地域の大学、アイビーリーグの大学、スタンフォード大学へと対象が拡大され、最終的には13歳以上のすべての人に開放された。2012年9月にアクティブユーザー数が10億人を超えたが(8.7%は偽物と推定)、2011年5月コンシューマー・レポートの調査ではサービスの利用規約に違反する13歳未満の子供ユーザーが750万人、10歳未満の子供ユーザーが500万人観測されている。
  • 2005年Youtube社設立。同年12月よりサービス開始。
  • 2006年7月AmazonAWS(Amazon Web Services)の提供開始。これ以降のインターネット・トラフイックの爆発的急増を支える。
  • 2012年以降、SNSを流れるデータのリッチ・コンテンツ(静止画、GIF、音声データ、動画)化とスマートフォンFirst Screen(何かあると真っ先に確認するメディア)化が顕著に目立ち始める。

ちなみにPCのマルチメディア化が顕著になった1990年代よりネット配信が主流となる前夜の2000年代にかけての端境期がCD-ROMタイトルの全盛期。これがいわゆる「エロゲー全盛期」と重なってくる訳です。

 

2020年代から振り返る場合には、この程度の略年表で十分でしょう。そんな感じで以下続報…