このメモの出発点は以下の投稿。
1960年代
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月10日
黒人やアジア人をレギュラー起用の「スタートレック」開始
1970年代
ガンダムのホワイトベース乗組員も多様な人種、黒人はTV局にNG出され頓挫
1980年代
マクロスで乗組員に白人黒人黄色人種がそろう
1990年代
CLAMPやセーラームーンのヒットでセクシャルマイノリティのキャラが百花繚乱
あの頃のSFはみんなスタートレックの影響を受けてるし、宇宙船の乗組員は人種多様なのがあたりまえだったんだね
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月10日
たとえばその後の「無責任艦長タイラー」なんかもそう。黒人の乗組員が出てこないけど韓国人がいたりする。人種や国籍やルーツが多様な未来があたりまえ、という共通理解があったんだね
ベトナム人もいますね。
— にありーいこーる (@J_Searobin) 2022年1月11日
そして…
映画「ブラックパンサー」絡みでアメリカ黒人も言及してましたが、そもそも「カリブ海大好きおじさん」イアン・フレミングの007シリーズでは、原作でも映画でも白人と黒人が普通に登場して仲良く殺し合ってましたからね。英国文化には、何かそういう側面もあるんです。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月10日
その一方で「本土」では「優等生ポジ故に黒人音楽に手が出せないビートルズvs不良ポジ故に黒人音楽要素取り入れまくりのストーンズ」みたいな対立図式があり、それで今なおレゲエ要素があるとされる「オブラディオブラダ」が議論の的になってたりするという。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月10日
「アメリカ黒人が褒める大英帝国」…だが植民地も保有していた癖にアジア方面への配慮は割と残念で「ドラゴンVS.7人の吸血鬼(1974年)」なんて怪作も残してしまうという…https://t.co/V7x2gS7kOB
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
そういう日本人も「肌が黒けりゃアジア系もアフリカ系も区別しない」雑さがアメリカ黒人を一喜一憂させていたりするという…https://t.co/aMcrmjEp4M
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
それな。日本のアニメ絵だとインド人も黒人もフィリピン人もだいたい似たような絵になるw
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
さらにはインド系(西アジア系)と東南アジア系の境界線も曖昧ですからね。この方面で攻めてたのが京アニのたまこマーケット」のチョイちゃんで「黒い桃(Black Ass=白人向けポルノにおける「黒人」ジャンル)」事件を引き起こした上…https://t.co/skYmk2qDTL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
ちょww 根深すぎてwww
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
「どうしてインド人は手と顔ばかり白くしようとするの?」なる危険話題にまで踏み込んでしまうのです。まぁインド人との国際結婚エッセイ漫画の定番だし、別にそれで海外で炎上事件が起こる事もありませんでしたが。https://t.co/TfoQKYiIyz
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
本来フェミニストの議論は、こうした「現実の境界線」を明らかにするところから出発すべきなのに、面倒臭がってそれを調べず、何でも「私の想像する国境線」から始めるので「最後の授業」になってしまう訳です。https://t.co/Lv4tAVyIe6
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
あー、これは背景知識があってもなかなかピンとこない感じっぽそう……
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
元来、大日本帝国界隈の事情に射影すると「分離独立した韓国人がハングル復活を嘆いている」みたいな異様な景色ですからね(この地域の住民は元来ドイツ語が母語)。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月12日
その一方で大日本帝国は「ハングル存続」に反対するどころか、むしろ「公文書に採用する為の近代ハングル文法整備」に熱心だったという。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月12日
ただしこれには「朝鮮人ハングル学者同士の議論が「歴史」派と「数理」派の党争に発展して延々終わらないので、朝鮮総督府が業を煮やして「公文書用ハングル」を制定し、双方から弾劾される様な複雑な展開を孕んでいた訳ですが。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月12日
まぁこんな基本的インフラ事業も期限を決めてちゃっちゃと完遂させてく能力がないから、自力近代化が不可能だったという話でもあります。それにつけても文明開化と同時に一気に「標準日本語」を完成させる日本人の恐ろしさ…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月12日
そもそも日本のアニメにしばしば登場する「ドイツともフランスともつかない景色」全般が危険地帯で、「ごちうさ」辺りはおそらくそれを理解した上でおちょくってます(だからメンバーに「軍人の娘」が混ざってるのもああ分かるとなる)。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
あ、そうなんだ!? 街の風景はフランスだと思ってたけど
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
それでストラスブール(現在はフランス)住人が「ここはごちうさの聖地」と主張して現地写真を投稿する一方で、「シャーロック・ホームズ:シャドーゲーム」冒頭の「ドイツとフランスの仲が険悪化した→ストラスブールで爆弾テロ事件が多発」の流れも「ああ、分かる」となる訳ですね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
うわ、そういうことなのか!! そんな危険地帯を舞台に選んだのは単に建物がかわいいというだけではないぞと!?
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
意外と日本の「日常四コマ漫画」って海外向けにそういう「爆弾」を仕込んでバズらせるのを得意としてたりして。「きんモザ」のコッツウォルズ(ジェーン・オスティとシュテファン・ツヴァイクの聖地)とか…https://t.co/3URLHTlcFZ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
「ハナヤマタ」の湘南入り回も、なまじそこが国際的に有名な映画「狂った果実」の舞台と知られているので「治安大丈夫?」「居合い抜き道場の娘とパルクールの達人がメンバーにいるから大丈夫だろ」と心配され増田。まさかのパーティの武力評価…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
武力評価……
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
当時は「あのバレリーナは戦力外か?」「パンチラで敵の油断を誘う係だ」「つまり魔法使い枠?」なんてネタも飛び交いましたね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年1月11日
ひどいwww
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
そして…
おもしれーこというやつがいるな。ひと目で人種がはっきりわかるようにかけってステレオタイプの肯定になることがわからんのかw https://t.co/erNpkwjEk9
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
これ付け加えておくと日本のアニメ絵に落とし込むと黒人もインド人も東南アジア人もあんまり変わらない描き方になるのね
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
これは悪いことではなく、解釈の余地が広がるメリットもあるわけ
同様にセクシャリティも明言しないことで、幅広い人たちが共感できるように作れる
これがクイアブーム後の世界
日本の作品はもう80〜90年代に人種的多様性やセクシャリティの多様性をやりきってるんだよ
— (Ǝ)ɐsıɥıɥso⅄ ouɐɓnS (@koshian) 2022年1月11日
結果として「明確に描かない」ことが幅広い人々の今日考えられることに気づいてるはず
だからアメリカの作品なんかはサクサク彼氏彼女作るけど、日本の作品はその手前のゆらぎを描くでしょ
黒人を団子鼻・タラコ唇・チリチリパーマで描くとそれはそれで差別的だと叩かれるので…
— もころしP (@mokoroshi) 2022年1月11日
あんまり人種的外見特性をガチガチに書き込んでしまうのは、それ自体ステレオタイプな上にリスキーなんですよね
とりあえずメモがてら…