久しぶりに思い出しました。タルコフスキー映画が漁してた頃、それ以外のソ連映画上映も盛んで、それで色々見たりしてきたんですね。
今回の投稿の契機はこのTweet
家を出て、誰かが残された本が目に入った。それがソ連時代に有名なコンラッド翻訳家で訳した伊勢物語と分かって、本当に驚いた。面白いのは、この本がかつてマノメーター工場の図書館にあったことだ。ソ連の労働者が日本の古典文学を読んでいる姿を想像していて、少し笑った。 pic.twitter.com/NsFAyWSKXc
— 露笠 (@Shlapa_kun) 2022年3月10日
ここに乱入。
ロシア人は、あの「都会がひたすら称揚され続け、田舎がdisられ続ける」物語をどう受容したかが気になります。新海誠監督映画「君の名は。」でも、海外では案外その話題で盛り上がっていたので。https://t.co/ZeLuL3Whof
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
新海さんの作品にロシア人はこのテーマがあまり注目しなかったですね。でも、田舎問題と言えば、私は「おもひでぽろぽろ」が好きなんです。しかし、都市と農村の対立というテーマは、農業の集団化時代からロシア国民にとって切実なものです。ロシア田舎のノスタルジーという感じです。
— 露笠 (@Shlapa_kun) 2022年3月11日
全体像を俯瞰するに「この作品が都心でしか上映されなかった」「その国の田舎のイメージに独特のドロドロした異教秘儀感が絡む」アイルランドや北欧で盛り上がり、その辺のポテンシャルから「ミッド・サマー」も生まれた模様。様は大源流は米国南部ゴシック小説的発想?https://t.co/4BGLR7nSxT
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
ロストフ住人辺りが「♪ここはモスクワじゃないんだ、かといってシベリアでもない」とか歌ってそうなイメージ。https://t.co/ypdcx2gSmH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
「ミッド・サマー」を見たことがありませんが、その可能性はあります。
— 露笠 (@Shlapa_kun) 2022年3月11日
ゴーリキー「ヴァイ」原作の「妖婆死棺の呪い」とか好きな映画なのでワンチャンあるかと思ったのですが、中々難しいものですね。https://t.co/Q23DXTzfmy
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
あと「スタフ王の野蛮な狩り(1983年)」も好きでした。ソ連版「横溝正史ワールド」…https://t.co/LnXVl4YQvt
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
見たことがないのですが、ロシアのVHSファンの間でしか知られていないようです。おすすめありがとうございます。
— 露笠 (@Shlapa_kun) 2022年3月11日
まぁ「マルクス主義啓蒙映画」でもあるので「前近代の遺習」が一掃された後で街の鐘が鳴って「おめでとう、1900年が始まりました」とくる訳ですが…そこまで至る退廃美あまりに儚くて美しくて…ソ連版「薔薇の名前」とか認識してましたね。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
そういえば「野蛮な狩り」、「若女将は小学生」に通じる「マルクス啓蒙主義」感溢れる作品でした(とどのつまり金田一耕助「家」シリーズも同分類)。今のロシアではこの当たりの文化についてのイメージ、どう継承されてるんですかね?https://t.co/eTidq0xj6u
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
この思いは、現代のロシアでは全く伝わっていないと思います。新時代の学生の愚かさや誤解に直面する教師たちを描いた作品がありますよ。
— 露笠 (@Shlapa_kun) 2022年3月11日
そして「若女将は小学生」といえば、ロシアでも映画館で上映されましたが、行けませんでした。
当時のソ連において既に「オブローモフの生涯より(1979年)」みたいな映画も撮られているので容易に想像し難いものがあります。https://t.co/0eVgotNpi9
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
そう、この映画は、労働者階級のソビエト・プロパガンダの楽観的なムードをまったく正しく伝えていないですね。まさにロシアっぽい映画ですよ。子供の頃、見た時、少し泣いていた、素敵な作品です。
— 露笠 (@Shlapa_kun) 2022年3月11日
まさかの「僕は自転車に乗らない」シーンがクライマックスという…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
そういえば伊勢物語にも「鬼一口」のエピソードが収録されてましたっけ。https://t.co/iY2QcuGcfQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年3月11日
そんな感じで以下続報…