これもパラダイム論の範疇?
とても厳しいことを言うと、萌え絵に違和感持つ方って、40代以上の方の方が多いんです。10・20代にとっては普通の絵でも、40代以上の方にとっては、絵本や教科書、街中の広告にまで萌え絵が使われ、若者に愛される光景は異質に見えるわけです。
— カイのオタク文化ラボ【⋈】 (@kai_anime6420) 2022年4月21日
そこに乱入…
だからこそ「同じ問題、19世紀後半のフランスにおける近代芸術成立期にもあったけど、どう思う?」とあえて問いたい訳です。しかもその大源流に「日本からの浮世絵の伝来」があったりするという。https://t.co/ngR4YhcVHX
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
こういう話も。
ホント、これ。
— 天乃一水/平いっすい (@amanoissui) 2022年4月22日
「ギリシャ神話の絵画は裸が多い」って「公衆の面前で恥ずかしげもなく裸をさらしているなんて、人間じゃございませんのでご安心ください」って話だしね https://t.co/c3mhKCLby3
そして…
フランスで日本の浮世絵展があり誘われて行きました。有名な版画や版画の製法が展示されていた他、囲いのある一室に春画が展示されていました。LGDetcなんて当たり前の世界にびっくり。
— Nakamura Kayo🎈3丁目市民の地域精神保健 (@guguegigi) 2022年4月22日
そして…
ティツィアーノは「ウルビーノのヴィーナス」でそこんとこギリギリ攻めてみた説 https://t.co/87SHEEPrvw
— turtleman@社畜道 (@turtleman_noro) 2022年4月22日
ティツィアーノさんは「浮沈が激しい刹那的な人生を送るうち性規制を守ってるどころじゃなくなった」コンドッティエーレ(condottiere=イタリア傭兵隊長)を、フラゴナールさんは「絶対王政に見捨てられ立身出世の目がなくなった」田舎貴族をパトロンに選ぶ事で好き放題描けた様です。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
そう、ディズニー映画とかではトリミングされてしまったフラゴナール「ぶらんこ」で下からスカートの中身を覗いてる変態おじさん、ああいう人達がこの種の絵の発注主だったんですね。 pic.twitter.com/sb1Be4JZPK
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
実は「神話とかと結びつけたらエロ無罪」系システムもちゃんと日本に輸入されてたりしますね。戦後はタブー視される様になった「国粋日本画」の世界…https://t.co/fmaPA6ZxdH
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
まぁそういう事…
あと表現規制派の人に問いたいのが「1960年代、PTAの意向を汲んで攻撃的表現を抑制した月間少年誌が壊滅し、あえて逆張りした週間漫画誌が勝ち残った事」についてどう思うか。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
こういう話も
これは、落語の世界でも似ていて。安藤鶴夫が自分の好みの落語家だけ正統と認めようとした東横落語会にしても、構造は同じ。評論家がクリエイターの表現を掣肘しようとした。
— 喜多野土竜【⋈】腰痛持ち💉💉 (@mogura2001) 2022年4月22日
しかし安藤鶴夫が否定した三遊亭金馬、安藤に批判的だった古今亭志ん生や立川談志、川柳川柳を大衆は支持した。 https://t.co/gwpc6suUBt
さらにいうと「源氏鶏太の様な保守派が「日本の伝統にそぐわないので自由恋愛は根付かない」と豪語するのを尻目に「恋愛御法度」の伝統を「ファンタジーやSFや外国の話ならいいでしょ?」なる方便を駆使して形骸化させた少女漫画の功績」について。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
実際にフィクションの世界で「家父長制の撤廃と男女平等が実現してきたプロセス」
既存作品の男女関係についても厳しい批判が。
これだけ「表現規制派の言う事を聞いた側の文化が死滅してきた歴史」があるのに、どうしてまだ自分の側に一分でも正義があると思い込めるかについて。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
ここで興味深い乱入。
それこそ秦の始皇帝による焚書坑儒の昔から表現規制派との抗争は延々と続いてるわけで、結局人間は絶えず新しい表現を思いついて実行に移すものだし、それで古い表現が駆逐されるのを快く思わない人間もいるものだし、両者どちらも人間の本能だからどうしようもないということではないかと思います。
— DMAP (@dmap) 2022年4月21日
なるほど、ここで思い出すべきはカール・ポランニー「大転換(1944年)」の一節「囲い込み運動について賛成派と反対派のどちらが正しかったか思い悩んでも仕方がない。両者の対峙が必要とされた社会変化を適切な速度で進行させた事だけが重要で、それが英国現実主義という訳だ」の方であると。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
例えばTwitter上では表現規制に絡んで「炎上」することが現状では多々ありますが、実際に表現が燃やされ排除されるようなケースは徐々に減っていき、「両者の対峙が必要とされた社会変化」が終わって、規制/反規制双方がもっと穏当な議論ができるようになっていくのではないかと思います。
— DMAP (@dmap) 2022年4月21日
まぁ薬屋のオッサンが楽観的な希望を述べてるだけなんでアレな話なんですが・・・(^^;;;
— DMAP (@dmap) 2022年4月21日
そして…
一度も日本のリベラルな方々が褒めるのを見た事がない英国映画「アメージング・グレイス」米国映画「エリン・ブロコビッチ」そして何よりスピルバーグ監督映画「リンカーン」の、あの苦々しい「現実世界における進歩主義の勝利過程」…
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月21日
かかる「英国的現実主義」、ヘルムート・プレスナー「ドイツロマン主義とナチズム―遅れてきた国民」やエマニュエル・トッド著作にも「何でも正義と悪の戦いに還元してどちらが正義かに拘泥するあまり肝心の目的を見失う事が多い」大陸的思考を揶揄する形で現れます。https://t.co/EKnTB2BdJx
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
これをカール・マンハイム「保守主義的思考」提唱の「保守派と進歩派の表裏一体性(誰もが様々な評価次元において保守派の側面と進歩派の側面を有する)」概念と組み合わせると「各尺度において変化が最適速度で進む様に調整された」現実的進歩主義概念に至る訳ですが…https://t.co/yBoJ2Sa1Ks
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
ここでこうした意思決定過程から逸脱した二つの勢力が浮上してくるのですね。「評価の単純化を嫌う神秘主義的立場からあらゆる変革を拒絶する守旧派」と「もはや破壊活動しか遂行しなくなった規制団体」で、どちらも合理的進歩主義の阻害要因。https://t.co/yL0iwxaJjQ
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
後者については特高警察の事例をイメージしてください。本来合理的進歩主義は扱う問題を「ベクトル=出来るだけ多くの直交基底」に分解し評価向上を目指す順番を定める立場。ここではあくまで「相関」の反対は「無相関」。後者が綺麗に円形に広がるのに対して前者は一本の線に縮退して次元が潰れます。 pic.twitter.com/n2QCOLNCjL
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
ところが特高警察的発想は逆にこうした価値操作(パラダイムの保守活動)の一切に背を向け、かつあえて評価次元を潰して「あるべき社会から除去すべき犯罪者集団」を特定し除去しようとするのです。https://t.co/DK2Qc9L88d
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
LGBTQA界隈でも「負の相関の顕現者」、すなわち「ヒステリックに異性を憎悪する同性愛者」や「ヒステリックにあらゆる性を憎悪する無性愛者」はコミュニティの輪を乱す阻害要因で、そもそも本当に生得的存在か、実は心を病んだ治療対象ではないかと目される事も。
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
しかも特高警察的組織は一度結成されてしまうと結成目的を達成しても留まる事を知りません。現実の特高警察も共産主義や国体刷新運動の撲滅に成功するとカルト宗教団体の摘発、ついには「国民の健全な精神生活の防衛」を主張する様になっていったのです。https://t.co/H8q9KqXW70
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
ちなみに守旧派同様、その行動原理の背景に神秘主義(というよりあらゆる考え方に正さを見出そうとする努力の一切を放棄した虚無主義)を見る向きもあります。最近これを「一度創始されると、継承者はこれを教条として継承する」パラダイム論と結び付けて考えている次第。https://t.co/toLLVdtIt3
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
さらに後者の暴走を酷くするのがオブジェクト指向プログラミングでいう「(無分別なええとこどりが引き起こす)多重継承による副作用の暴走」という…https://t.co/tsFpPDeAqE
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
ある意味「地球に最初に現れた百獣の王」アノマロカリスの滅亡パターンをなぞっている様にも見えますね。「餌を食べ尽くしてしまう=解決すべき課題が見つからなくなる」悲哀…https://t.co/tci1m6vs3v
— Yasunori Matsuki (@YazMatsuki) 2022年4月22日
そんな感じで以下続報…