諸概念の迷宮(Things got frantic)

歴史とは何か。それは「専有(occupation)=自由(liberty)」と「消費(demand)=生産(Supply)」と「実証主義(positivism)=権威主義(Authoritarianism)」「敵友主義=適応主義(Snobbism)」を巡る虚々実々の駆け引きの積み重ねではなかったか。その部分だけ抽出して並べると、一体どんな歴史観が浮かび上がってくるのか。はてさて全体像はどうなるやら。

【2020年代物語文法】「時間遠近法による魔法」?

不勉強にてそう指摘してる人が見受けられないのですが「シンウルトラマン」なる作品の最大の特徴は「ウルトラマンの商業的成功などが生み出した第一次怪獣ブームから、オイルショックなどの影響もあって収束した第二次怪獣ブーム(変身ブーム)まで」をスクラッチする事によって(ウルトラQに刻印された)1960年代前半スパイブーム的雰囲気1970年代後半国際謀略物的雰囲気を直結させ、独特の「緊迫感の時間的連続性」を生み出した点にあるんじゃないでしょうか?

これ案外「(昔の記憶が曖昧になっていく時間的遠近法が利用可能になった)21世紀だから可能になった展開」でもあるんですよね。

今回の投稿の発端は以下のTweet

まぁ「ウルトラQのテーマ」って音楽史的には「007殺しのテーマ」と同じく「エレキギター(ダークジャズの1パートとして)非情感を表した時代」に含まれますからね。まさしく怪奇物や国際謀略物の主題歌…

グループサウンドの影響を色濃く受けた「ウルトラマン の主題歌」の軽快でリズミカルなが何故本編で流れなかったかも、おそらくこれで説明出来そうなのです。

そしてこの辺りを「クラッチ」して「オイルショック以降の不安の時代」すなわち横山光輝マーズ(1976年)」「その名は101(1977年~1979年)」やのドライな雰囲気に直結させるセンス…

手口としては小松左京エスパイ(原作1964年~1965年,映画化1974年)」辺りが先行例?

実はかかる「(2020年代だから可能になった)時間遠近法による魔法」なる手口「ザラブ星人M.I.A.の暴虐」を「再生の為に必要だった物語」として組み込んだ「パリピ孔明(2019年~)」でも有効活用されたりします。2010年代にはこんな解釈怖くて誰も口にできませんでしたわ、全く…

SPYxFAMILY(2019年~)」に至っては「マルクス主義の概念が存在しない20世紀後半の東欧」が舞台ですからね。ある意味最も色濃く「時間遠近法による魔法」が使われてる作品とも。というか、ここまでくると、もはや「達磨落とし」の世界?

日本における漫画的欧州イメージ」形成に確実に大きな足跡を残してます。

時間遠近法による魔法」自体は別に新しい手口という訳でもなく「(史実より観客の期待を優先した)シェークスピア史劇」の時代にはもう使われてた訳ですが…

そんな感じで以下続報。